2022年都大路と2023年都道府県駅伝で好タイムの男子高校生

筆者は短期間で2本そろえられる選手は信頼できる教に入っておりますので,来年の都大路と大学1年目で活躍がある程度見込める選手を2022年都大路と2023年都道府県駅伝の結果から探していきたいと思います.

2本ほぼ完ぺきにそろえた選手(どちらも区間8位以内)
南坂選手 倉敷 3年生 都大路 1区 5位 都道府県駅伝 5区 4位
桑田選手 倉敷 2年生 都大路 4区 1位 都道府県駅伝 1区 4位
檜垣選手 倉敷 2年生 都大路 7区 2位 都道府県駅伝 4区 6位
永原選手 佐久長聖 2年生 都大路 1区 2位 都道府県駅伝 1区 2位
吉岡選手 佐久長聖 3年生 都大路 3区 日本人1位 都道府県駅伝 5区 1位
山口選手 佐久長聖 2年生 都大路 4区 2位 都道府県駅伝 4区 1位
工藤選手 八千代松陰 3年生 都大路3区 日本人2位 都道府県駅伝5区 4位
鈴木選手 八千代松陰 1年生 都大路4区 3位 都道府県駅伝4区 3位
小山選手 埼玉栄 3年生 都大路 1区 4位 都道府県駅伝 1区 7位
久保田選手 埼玉栄 3年生 都大路 3区 日本人6位 都道府県駅伝 4区 2位
松井選手 埼玉栄 2年生 都大路 5区 1位 都道府県駅伝 5区 3位
後村選手 仙台育英 3年生 都大路1区 8位 都道府県駅伝4区 8位
長嶋選手 西脇工 3年生 都大路1区 1位 都道府県駅伝1区 1位
岡田選手 洛南 2年生 都大路 3区 日本人7位 都道府県駅伝1区 5位
伊藤選手 橘 3年生 都大路3区 日本人4位 都道府県駅伝1区 6位

そうそうたるメンバーとなりました.八千代松陰の綾選手が都道府県駅伝走っていれば,都大路4位までの高校の選手はすべてこの欄に入っていたことと思います.これらの高校の高レベルでの安定感が光っていました.その中でも特に全員区間新の佐久長聖勢はすさまじかったですね.都大路では本調子ではなく5区に回った埼玉栄の松井選手は都道府県駅伝で本領発揮となりましたので伊那駅伝が非常に楽しみです.それ以外のチームでは世代トップクラスの長嶋選手,仙台育英の1区を務めた後村選手,洛南の次期エース岡田選手,5千メートル持ちタイム詐欺の伊藤選手となりました.非常に有名な選手ばかりなのであまり言及することもありません!次に行きましょう.

2本しっかりとまとめた選手(どちらも区間15位以内)
小河原選手 八千代松陰 2年生 都大路6区 2位 都道府県駅伝1区 11位
松井選手 大分東明 2年生 都大路1区 6位 都道府県駅伝1区 15位
安島選手 大垣日大 2年生 都大路1区 10位 都道府県駅伝1区 14位
安原選手 滋賀学園 3年生 都大路3区 日本人3位 都道府県駅伝5区 13位
小島選手 世羅 3年生 都大路5区 9位 都道府県駅伝4区 10位
笠原選手 鳥栖工 3年生 都大路3区 日本人13位 都道府県駅伝1区 13位
山口選手 佐野日大 3年生 都大路3区 日本人10位 都道府県駅伝4区 15位
鳥井選手 清風 3年生 都大路1区 14位 都道府県駅伝5区 15位
鈴木選手 伊賀白鳳 3年生 都大路 2区 4位 都道府県駅伝4区 11位

八千代松陰の小河原選手は都大路1区で素晴らしい成績を残した松井選手と安島選手に都道府県駅伝1区では先着するという結果となり,八千代松陰は鈴木選手という1年生がいるので今年の都大路1区での対決となるかはわかりませんが,インターハイ,伊那駅伝が非常に楽しみな選手です.次に都大路で素晴らしかった2年生の2人,松井選手と安島選手です.大分東明の松井選手は2021年の都大路で7区13位,2022年は全国インターハイに出場されて予選2組18位という結果で非常に2022年の夏から伸びてきた選手ですので,持ちタイムは14分14秒ですが13分台も狙えるのではないでしょうか.安島選手は伊那駅伝では3区3位(しかもチームとしてはかなり後ろからのスタートで25人抜き)の選手ですがインターハイの県予選に名前がなく,岐阜の県駅伝では1区ではなく3区だったので都大路での走りで大きく知名度を上げた選手といえるのではないでしょうか.今年も出場されれば伊那駅伝で特に注目すべき選手です.滋賀学園の安原選手は都大路では2年連続3区でごぼう抜きをしている選手,99回の箱根駅伝で7区を走った安原選手の弟としても知られています.1500mでも素晴らしいタイムを持っていますので,トラックシーズンでは関東インカレでも活躍がみられるかと思います.次は世羅高校の小島選手です.2020年の都道府県駅伝では2区で13位という結果を残しています.このあとは東京国際大学に進学されるということで,予選会でもロードでの安定感を見せることができれば頼もしいと思います.笠原選手も同様に2020年の都道府県駅伝では2区を走られて長嶋選手の時点で区間2位という素晴らしい成績で走られています.鳥栖工では99回箱根駅伝1区を走った間瀬田選手が先輩としていらっしゃいますので,ロード適正からも1年目が楽しみです.山口選手も同様に2020年の都道府県駅伝では6区8位,2022年の伊那駅伝では1区12位という結果を残されています.全国インターハイには出場されていませんので,トラックのスピードが増していくとロードでの爆発力が出てくるかと思います.鳥井選手は青山学院大学への進学が発表されています.鳥井選手も2020年の都道府県駅伝では6区7位という成績を残されています.トラックでも激戦の近畿インターハイ5000mを突破するなど実績を持つ選手ですので,青山学院大学という分厚い選手層のチームではありますが,春先から活躍を見ることが出来るのではないでしょうか.最後は鈴木選手です.この選手も青山学院大学への進学が発表されています.都大路では2区で8人抜きの快走を見せていますが,箱根出走のためには世田谷246や宮古ハーフでの結果次第でしょうか.
3名の選手が青山学院大学ということでこういった部分も青山学院大学の強さの源でしょうか?2年生世代でロードで安定している選手がトラックでタイムを伸ばしてくると次回の都大路と都道府県駅伝もさらに楽しみです.以上となります.お読みいただきありがとうございました.

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