全日本大学駅伝の振り返り

今回は全日本大学駅伝について振り返りたいと思います.本来であれば事前の展望を作成するつもりでしたができていないため,出雲駅伝の振り返りで書いたことをもとに話していきたいと思います.そのため,出雲駅伝での関東10大学のうち法政大学を抜いた9大学について振り返ります.

駒澤大学
すさまじいの一言ですね.区間配置からすると藤田監督は3,7,8区がエース区間と考えているのでしょうか.8区に山川選手を持ってこれる駒澤は強いですね.赤津選手も安定感が高いですが,佐藤圭汰選手とともに箱根で何区で起用するかというぜいたくな悩みがあるでしょうか.

中央大学
出雲よりは嚙み合ったという印象ですね.今年の箱根の展開があればあるいは…と思っていましたが1,2,3区では流れずといった感じでした.一方で5,6区では現実を突きつけられたでしょうか.初駅伝としてはどちらも素晴らしい結果でしたが昨年の青木選手,山川選手のようには行けなかったですね.

青山学院大学
大きく遅れる区間がなかったことは収穫ですが,その分駒澤大学との力の差を感じる結果となりました.黒田選手はさすがですね.箱根も期待大です.荒巻選手のデビューやこの8人に加えて野村選手,鶴川選手が加わりますが,山区間と佐藤一世選手が箱根では爆発するかどうかでしょうか.

国学院大学
山本選手の状態が上向いてくるかどうかでしょうか.平林選手は2区で駒澤大学よりも前に出られる可能性を示してくれたと思います.青木選手が去年5区の経験があったとはいえ,主要区間である3,4区に配置された上原,高山選手2人はかなり評価されている印象です.

順天堂大学
出雲同様に石井選手を長距離区間に配置することが全体の苦しさを表していますね.吉岡選手は心配ですね…28分台は出していましたし,日本インカレも溜池選手に競り勝っていたのですが.全日本の区間配置的には浅井,三浦,吉岡,石井選手が往路を走ることになるでしょうか.

早稲田大学
早稲田大学の何年かに一回見る崩れ方ですね…選手数の少なさによる1年生の起用と不調の選手をカバーできないパターンでした.往路では間瀬田,山口,石塚,伊藤選手までは計算できますが今回4区を走った工藤選手からは期待を感じる一方で,佐藤選手が万全であれば往路かもしれませんね

創価大学
出雲時点では筆者は石丸選手を完全には信用していませんでしたね.山森選手も今季初の外したレースでしょうか.上半期安定していたのであまり心配はしていません.吉田響選手はさすがでしたね.ただ箱根に向けての収穫はあまり見えなかったでしょうか.

城西大学
齋藤選手とキムタイ選手が素晴らしかったですね.エースと呼ぶにふさわしい2人ではないでしょうか.出雲ではつなぎ区間もそつなく繋げましたが全日本は崩れましたね.2,7区を走った山中選手,平林選手が箱根の往路を走る可能性もあるでしょうか.

東洋大学
今年の出雲とは異なり去年の出雲の東洋のようになってしまいましたね.序盤で崩れるとその後の選手の評価は難しくなります.ただ,2区の小林選手がエースとはまだ言えなかったですね.箱根に向けては松山選手という実績のある選手と,出雲で可能性を見せた緒方選手がキーでしょうか.

東京国際大のシード獲得は驚きましたね.上位4大学については想定に近かったですが,早大は長屋選手の起用がなかった,順天堂は三浦選手が昨年までの走りではなかったことが気になります.出雲時点では早稲田,順天堂を高く評価していましたね.箱根前には展望をしていきたいところです.今回は以上となります.お読みいただきありがとうございました.

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