バスト-Breasts -
Anatomy -解剖-
乳房の主要な解剖学的構造には、下記が含まれる
・皮膚:皮膚が覆うような形で、バストが形成されるので、皮膚の状態がバストの外見的な印象を左右する
・脂肪:バストの90%がこの脂肪組織で基本的な役割は、乳腺などの重要器官を外的要因から守ること
・筋膜層:バストそのものを構成しないが、バストの下に広がる土台のような存在で、とても重要な組織
・クーパー靱帯:コラーゲンで構成された束上の組織で、その役割は乳腺を大胸筋や皮膚と繋ぐ
伸縮性があまりないため、切れたり伸びたりしやすい組織
・線維腺組織
・リンパ管
・神経血管構造
⇨すべて胸壁の上に位置
Heredity -遺伝-
遺伝の影響は、30~40%程度(ブラカップの遺伝率は56%)
バストサイズが大きい傾向の人と小さい傾向の人とで異なる遺伝型の組み合わせが、
6 番染色体のCCDC170、8 番染色体のKCNU1/ZNF703と呼ばれる遺伝子領域に存在することが明らか
Average -平均-
日本人女性の胸の平均サイズはCカップ
10代ではA〜Bカップの方が多い傾向
20代になるとC〜Dカップ
出産を経ると1カップほど大きくなる
⇨40代以降は体が全体的に痩せてサイズダウンする傾向
自分のバストに満足している女性は、30%
47.5%が、今よりも大きい胸を望む
23.2%が、今より小さい胸を望む
男性で最も人気の高い理想のバストサイズはDカップで全体の36.7%
次いでCカップも34.7%
女性で最も人気が高かったのはCカップで53.3%
続いてDカップの18.8%、Bカップの15.3%
Determinant -決定因子-
バストの大きさは、バストの中にある乳腺と
その乳腺を守るようについている脂肪の量によって決まる
⇨胸の大きさは乳腺の太さによって決まる
女性ホルモンの分泌量に大きく影響するのが、乱れた生活習慣やストレス
⇨15~18歳までの成長期に正しい生活習慣を送れている女性は、
バストの大きい女性が多い
(女性ホルモンの分泌は、18歳ごろがピークになるため)
Measurement -測定-
乳房体積測定の最も正確な方法はマンモグラフィー
次にアルキメデス法である
BMI -ボディマス指数-
胸が肥大している女性のうち、過半数が過体重または肥満である
バストは90%が脂肪組織
⇨バストの脂肪が増えればサイズは必然的に大きくなりやすい
女性の身体的魅力を示す 2 つの重要な手がかりは、体格指数 (BMI) と体型
正面から見ると、体型よりも BMI の方が重要
BMI は正面と横顔の両方における魅力の主な予測因子
乳房サイズが女性の BMI 単位が 1 増加すると、乳房容積の違いは約 30 ml になる
BMI は胸のサイズと強い相関
BMI の低さは頻繁に映画に出演することと関連
WHR -ウエストヒップ比-
ウエストヒップ比 (WHR)は、脂肪沈着の指標である
WHRは性ホルモンによって制御され、
女性の年齢とともに増加するため、魅力の認識に影響を与える可能性
男性は、胸のサイズに関係なく、
砂時計の形と細いウエスト(0.7 WHR)の画像を最も魅力的であると評価
⇨WHR約0.7が普遍的に最も魅力的
WHRが低く、WBRが低く、バストサイズが大きいことは、
頻繁に雑誌に出演することに関連
Estrogen -エストロゲン-
エストロゲンの原料は酢酸
エストロゲンが胸の細胞組織の一部を作っている
乳腺が発達して太い人と細い人の違いは女性ホルモンの分泌量に違いがある
⇨エストロゲンには乳腺を発達させる働きがあるため、
女性ホルモンの分泌量が多い女性は乳腺が発達し、バストも大きくなる
エストロゲンが乳腺を作り、その乳腺の周りに脂肪がつく
⇨エストロゲンの分泌量と乳腺が多いほど胸は大きくなる
Small breasts -貧乳-
小乳房は250 ml未満の乳房容積によって定義
小さな胸は最も魅力的ではなかった
小および中型の胸は、
明るい色または中程度の色の乳輪が含まれている場合に最も魅力的であると評価
乳房縮小処置後は女性の性機能、性的生活の質、性的幸福にプラスの影響を与える
パートナーの勃起機能と性交の満足度が低下する
⇨この減少は心理的な影響によるものである
Huge breasts -巨乳-
男性も女性も、平均または平均をわずかに上回るサイズと、高いまたは極度の硬さの胸を好む
男性は女性よりもわずかに大きな胸を好む
※大きな胸は平均的な胸よりも大幅に魅力的であるとは判断されない
巨大乳房は女性の性機能に悪影響を与える
乳輪を黒くすると、
中型乳房と小型乳房の生殖上の健康に関する評価が低下しましたが、大型乳房の評価は上昇
大きな胸は、中程度または暗い色の乳輪がある場合に、より魅力的であると評価
乳房が大きければ大きいほど、女性の生殖効率、授乳効率、性的欲求、乱交性が高い
胸の大きな女性は、平均的な胸または小さな胸の女性に比べて、忠実さが低く、知性が低いと認識
Training -トレーニング-
バストサイズが大きい人ほど運動をしない傾向にある
脂肪を燃焼する有酸素運動や食事制限を行わない限り、
筋トレだけで胸が小さくなることはない
筋トレで胸が大きくなるとは言えない
鍛える部位⇨「大胸筋」「クーパー靭帯」
・大胸筋:バストの土台、新陳代謝により栄養を届ける
Others -その他-
ナイトブラの効果
・脇や背中などのムダなお肉をバストに寄せてくれる補正効果がある
・クーパー靱帯を支えて守る
・ほどよい着圧でバスト周囲のめぐりへの効果
※Eカップ以上は、寝ている間の揺れや重力によって胸が横に流れてしまうので横流れが起こりやすい
食事
大豆イソフラボン:女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする植物性成分
⇨納豆や豆腐、味噌、しょうゆなどの大豆食品に含まれるフラボノイド(植物由来の生理活性物質)の一種
胸のサイズは、体の非対称性と負の相関があり、
呼吸器系の感染症と正の関連性がある
⇨消化器系の感染症、カジュアルセックスへの寛容さ、
テストステロンとエストラジオールのレベルとは相関しません