ママ友との交流というものをしてみんとてするなり
ママ友というものを持ったことがない。いやあいさつくらいはするけれど。
あれはまだににくんが幼児だったころ、平日の公園でべちくんをベビーカーに乗せながら、ににくんを遊ばせていると待ち合わせであろう、ママ友たちの集団をよく見た。
ママが3人か4人で、子どもたちがちょろちょろしていて、妹や弟であろう赤ちゃんがベビーカーや抱っこひもにくっついているあの光景。
特にうらやましかったわけではなく、なんか大変そうだなあという印象しかなかったワタシという人はまあ、マイペースというか人付き合いが苦手なのだろう(今さら)
しかし彼女たちは望んで待ち合わせなどしているのだろうか(失礼)
それとも子どものため?
だって思いどおりに動いてくれない幼児を支度させ、あれやこれ下の子の分まで準備をし、時間どおりに待ち合わせして社交なんてした日にはワタシなら次の日寝込みそうである。
それでもやろうという気持ちになるのは、やっぱり子どもがお友だちと一緒の方が楽しいだろうという思いやりからなのだろうか。
将来、小学校も見据えてのおつきあいを考えて、この時期からのママ友活が大事だったのだろうか?
そうなるとまったくそのような活動をしてこなかったワタシはににくんとべちくんに悪いことをしてしまったのだろうか?
そんなことを考えたのかどうだったのか、一回だけ近所のママをおうちに呼んだことがある。ハロウィンパーティーを企画したのだ。
今までママ友活などしたこともなかったのに、いきなりハードルが高すぎるだろうワタシ、と今ならわかる(笑)
結果ワタシは眠れなくなった。土曜日に企画したのだが、木、金と一睡もできなくなったのである。
どんなやねん。
まあ無事にパーティーは終わり先方のママも子どもたちも喜んでくれたからよかったもののその一連の流れではっきりとわかったことがある。
ワタシには向いてない(今さら)
というわけでそのパーティーから5年、親戚を除いては誰もこちらから子どもを招いたことはない。
いや、呼ばなくてもににくんの友達が来たりしていたが、親が来たことをは一度もなく、ワタシの交流関係は、行事のときにあいさつと雑談するくらいにとどまっていた。
そんな平和(といっていいのだろうか)が久しく続いた。最近になってににくんとべちくんがあまりにインドアで50メートル先の公園にも行かないのが気になってきた(今さら)
友達と遊びたいとか思わないのかしら‥
自転車で駆け回っている近所の子の声を聞くとちらりと心によぎるのは
ママ友活が大事だったんかしら、である。
まあよぎるだけですぐに忘れてしまうワタシはもっぱら自分本位な人間なのだ。
まあ仕方ない仕方ない。
と思っていたある日
オルタナティブスクールのフリーマーケットでぼんやりシートに座っていたワタシは声をかけられた。
ににくんが最近めっちゃ仲良くしているという噂の
エイくん(仮名)に
ににくんちに行っていい?
いいよ!
とくいぎみに返事をしたワタシ。
このようにして5年越しの社交が始まることになった。
次回に続きます。
お読みいただければ幸いです。