見出し画像

私の夫の好きなところ

私は夫が大好きだ。

夫のどこが好きかと言うと、結構全部好きだと思うのだが、
一番好きだなと思うのはポジティブで面白いところだ。

うちの夫は決してスクールカースト上位のアメフト選手って感じじゃない。
でも、見た目も悪くないし、友達もいるし、進学校出身だし、頭も良い。
自由人なので、群れてはいないが独りでもなく、クラスの中で二人組を作ってと言われてもあぶれる人ではないし、声をかける前にかけられるタイプだ。
あんまり口数が多い方ではないけど、ちょっと話すと面白いよね、なんてポジションなのがうちの夫だ。

ちなみに、私に対する態度と友達に対する態度はかなり違う。
私には甘々なのだ。ふふふ。優越感。

夫は、小2の時にライオンキングに感動して、かなり大ハマりしたそうだ。
シンバの真似をしながら、ハクナ・マタタを歌っていたという。

夫に言わせれば、私が今、悩んでいることは「ハクナ・マタタ」なんだそうだ。
悩まずに生きることさ〜🎵
と言いながら、本当に0.1秒で寝息を立てたりする。
…恐ろしい男である。

夫から見た私は、しっかりもの。
しっかりしている女の子に見えるようだ。

私はネガティブじゃないけれど、
時々、謙遜や遠慮して、あるいは自然に、良い面よりも悪い面を見てしまうこともある。

「年齢より若く見えますね」と言われたら
「よく言われるんです。仕事ではちょっと使えないこともありますけどね」
なんて具合だ。人間関係を円滑にしたいと思って言ってるのかな。

私は、そんな感じで少しずつ自分をアンダーエスティメイトしながら生きているのか、時々自分が出した言葉に呪われそうになることがある。

そんなとき、夫は、とっても明るい言葉をくれる。

最近の流行りは「ハクナ・マタタだよ」なのだが
たまに「マノンちゃんはかわいいよ」
「おいらは、良い奥さんをもらったなあ!!ははは!!!」とか。

「こんな良いお嫁さんがいると言うことは、おいらがすごいんだ!」などと
わざと尊大な態度をとって、笑わそうとしてくる時もある。
ちょっと真顔になって、冷静に対処することもある。
そうやって、ふざけて、ワハハと二人で笑って、毎日を過ごしていると、言葉はポジティブに上書きされて、深刻だったのに、すーっと心の中が晴れてくる。


そんな時に、一番、夫のことが大好きだと思う。


切なく、甘い気持ちになる。
この一瞬が永遠に続くことを願いたくなるのだ。


…ところで、私は「ハクナ・マタタ」に唯一の欠点を見つけた。
それは「思考停止している」と言うことである。

でもそんなことは、後で考えれば良いのだ。
それはまた別の話。
私は、大好きな夫と今日も仲良く暮らす。

いいなと思ったら応援しよう!