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UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2024「20th BEST MACHINE」9/7大阪城ホール公演の感想。

 以下の記事は、UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2024「20th BEST MACHINE」9/7大阪城ホール公演の内容を含みます。セットリストなどのネタバレがあるため、ご注意下さい。






 今回はユニゾンの曲を数曲だけ知っている友人と一緒に行ったのですが、事前の告知によりメジャーな曲が多いとわかったので良かったです。kaleido proud fiestaが一番最初に来るかなと思っていたのですが、いきなり予想を裏切るセンチメンタルピリオドから始まりました。あのセッションから始まるイントロが好きなので、ライブで最初から聞けたのは嬉しかったです。
 センチメンタルピリオドで20周年の風を感じた後は、「Invisible Sensation→カオスが極まる→オリオンをなぞる」という感じでした。シングル曲多めとは聞いていましたが、この時点で今回のセットリストはすごいことになる予感がしました。カオスが極まるは重低音がすごく響いていて印象的でした。ライブバージョンになるとカッコよさが増す気がします。
 そして静かな雰囲気になり、あのイントロが流れました。そうです、流星のスコールです。「静かな曲だけど歌詞は熱い」感じの曲で、好きな曲なので「うわー来たあ」となりました。
 そこからはリニアブルー、10%、kakeidoと強い曲ばかり(10%roll10%romanceは、リズムが素晴らしいなと感じています)。タイバニ系の曲がだいたい出たところで、「春が来てぼくら」が来ました。これもすごく好きな曲なので嬉しかったです。今年は例年と比べてこの曲の放出回数が多い気がしていて、20周年という節目を大事にしているんだろうなと考えてました。
 そして再び舞台のほうが暗くなり、自分の好きなセッション→「Numbness like a ginger」が来ました。このセッションは何回か聞いていますが、毎回ジャズっぽく洒落た感じが良いなと思いながら聞いています。雰囲気でいうと「City peel」なんかも似ているので好きです。スローテンポだからか、早口+高音の激ムズ曲と比べて斎藤さんに余裕を感じました。勝手な要望ですが、バラード多めのライブを一度やってほしいなと思ってます。
 Numbnessのあとは「フォーッフォー!」からNihil Pip Viperが来ました。一緒にライブに行った友人はこの部分だけをちゃんと覚えてました。おそらく初見(初聴?)だったと思うのですが、ここはかなり印象に残ったみたいで良かったです(ふとこのフレーズを思い出したときに聞いてくれれば嬉しい限り)。自分はというと、最初のフレーズも好きですが、サビ前の「くるくるくる」とか「けるけるける」のところが好きです。歌ってみるとリズムの良さがわかって楽しいです。
 Nihilの話はこの辺にして、次に曲に行きます。次はいけないfool logicからPhantom Jokeでした。ポップで楽しい雰囲気からの、ロックで早口で重ためな雰囲気に行くという、落差の激しい流れでした。
 そしてついに来ました!アナザーワールドエンド。これはおそらくライブ初披露だったので、このツアーの初日に行けたことが少し嬉しかったです。これはやっぱり歌詞からのメッセージがストレートで強いですね。好きです。
 アナザーワールドエンドが終わり、謎のセッションが始まりました。「この曲なんだ?」と思いながら聴いていると「桜のあとだ!」となりました。このセッションを聴くの初めてだったので驚きがあって楽しかったです。
 桜のあとの後は、MR.アンディでした!正直すごく嬉しかったです。MR.アンディの素晴らしさは以前に日記でも触れたのですが、ギターソロ前の切ない雰囲気が(歌詞も含めて)好きなんですよね。歌詞で言うならこの部分。

カリソメローズマリー嘘をついて、消えた
僕のキャンバスに君が入り込んで ほら 遊ぼう

https://www.uta-net.com/song/78822/

細かいところを言うと、party styleより無印の方がここがエモくなってます。以上です。
 そしてfake town babyが来て炎がボワボワ出まくりました。一番最初に炎が出たのはカオスが極まるだったと思いますが、自分の席が舞台のすぐ真横だったこともあり、この炎が出る度に「ちょっと熱いなあ」と思ってました。炎が出た瞬間だけ体感温度が5度くらい上る感じ。これについてはMCにて斎藤さんも色々と言及してました。MCの内容は、「こういう炎を使った演出はこれまでのライブではやってこなかったのですが、20周年なのでやってます」みたいなことと、「僕たちのほうが炎に近いので、みなさんが感じてるよりも熱いです」みたいな感じだったと思います。この演出は、熱かったです。
 fake town babyのあとにやってきたのが、まさかの「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」でした!「うおお」と内心大盛りあがり。友人もこの曲だけはなぜか知っていて、ハマっているようだったので、ライブに来てもらって正解だったなと思いました。「ワタシドコ ココハダレ ダアレ」のコールが会場を埋め尽くす様が、コロナの閉塞感みたいなのを取っ払ってくれる感じがしてよかったです。なお、自分は声が低いので掛け声に混じることはできませんが、心のなかではちゃんと歌っています。この曲の好きなところは、掛け声ももちろんですが、ギターソロと、「Yeah, yeah, yeah, yeah, yeah, yeahーーー!」のロングトーンです。聞いていて一番気持ち良いところです。これは盛り上がるなあという一曲でした。
 そして待ってました!シュガーソングとビターステップ。これは最近ギターで練習している曲なので、生シュガソンが聞けて嬉しかった。さらにそこからのCrazy Birthday。完全に持っていかれました。優勝しましたね、はい。「We like happy birthday!!」のところの掛け声は自然と手が上がってました。20周年らしい良い曲でした。
 crazy birthdayのあとにきたのはスペースシャトルララバイでした。この歌詞がいいですよね。

どうしようもなく どうしようもなく 息をしたくなって
どうしようもなく どうしようもなく 生きてみたくなった

https://www.uta-net.com/song/335760/

「これが最後かなあ」などと思っていましたが、最後は「Catch up, latency」でした。この曲、20周年ライブ初日の一番最初に来ておきながら、今回のツアーでは一番最後に持ってくるのが、なんともユニゾンらしい。そしてこれを書きながら、その20周年ライブ初日のセトリを確認したところ、「センチメンタルピリオド」が一番最後になっていました。つまり、今回のセトリは20周年ライブの最初と最後の曲が入れ替わったものだったんですね。完全に一本取られた感じです。もうちょっと良い予想ができたんじゃないかと思ってしまいました。まあ、驚きを楽しむのもライブの醍醐味だとお思うので、変に予想しすぎないことも大事かもしれませんが。
 ということで「今日はアンコールありません」という珍しいMCをもってライブが終了となりました。とにかく強い曲たちが集まっていて、時々来るバラード的な曲がすごく刺さる、良いセトリだったなあと思いました。それでは感想は以上です。ありがとうございました。




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