ネットワークビジネスとねずみ講の違いって?
ネットワークビジネスとは?
ネットワークビジネスとは、ある商品があってそれを別の人が購入し、購入した人が販売員となりまた別の人に販売し、その購入した人がまた別の人に販売するといったように広がりを作っていく販売方法(ビジネスモデル)のことをいいます。
このようなビジネスの手法は、購入者(消費者)が商品・サービスの良さを広めながら購入者を募っていくので、宣伝広告費を節約しながら、口コミを中心に販売数・売上を増加していくことができる点でのメリットがあるわけです。健康食品などの販売でよく用いられていますね。
ネットワークビジネスは合法!
このネットワークビジネスという販売方法は誤解されがちなのですが、「特定商取引に関する法律」という法律で定められている連鎖販売取引方法で〝合法″です。
似ているもので、ねずみ講が違法!
ネットワークビジネスが違法だと誤解される原因は、よく似た形のもので「無限連鎖講(通称 ねずみ講)」という違法なやり方の存在によります。
ネットワークビジネスとねずみ講の違いですが、簡単に説明しますと
「ネットワークビジネス」→ 商品・サービスの流通を目的とする。
「ねずみ講」→ 商品・サービスの流通を目的としない。
ねずみ講のシステム
たとえば、単に会費の支払いを目的として会員数を増やすといったもので、AさんがBさんに5人集めてもらったらその会費からBさんの取り分を分配するとします。そして、Bさんから同じように勧誘を受けた5人がさらにそれぞれ5名ずつ勧誘するようにしていき、さらにそこでまた同じように勧誘された25人がそれぞれ5人ずつ勧誘していく、というように無限に広げていく方法です。これを、何回も続けていくと計算上人口を超えることとなり、いずれ破綻する将来性のないシステムであるといえるのです。すなわち、詐欺行為ということになりますね。
このように商品・サービスの販売を基礎としない連鎖取引を「無限連鎖講(ねずみ講)」といい、これを法律で禁止しています。
違いはわかりましたか?
もし、このような勧誘を受けたら、それがネットワークビジネスか、またはねずみ講なのかをしっかりと調べて判断し、被害に遭われることがないようにしてください。
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