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その怒りはどこから生まれているのか?

日々生活をしていると腹がたつこと、イライラすることがあります。

職場での人間関係もそうですし、パートナーや子どもと関わっていてもそうですし、ご近所付き合いなどでも起きるかもしれません。

「感情的になるなよ」というセリフはよく聞きますが、仕事における退職理由の上位にはいつも「人間関係」がランクインします。

メンタル不調になる人も世の中に増えますが、これは感情的な話です。

ということは「感情的にならない」でいると人生に間違いなく支障が出ます。

感情的になることは悪いことではなく、感情を押し殺すこと、感情に蓋をすることことが悪いことではないでしょうか?

今回はそんな感情の中でも「怒り」という感情に絞って1つの考え方をご紹介します。

例えば、お出かけする時間にも関わらず、一向に着替えようとしない、何度言っても逃げ回る子どもにイライラして怒りが湧いたとします。

さて、この「怒り」は何に対しての怒りでしょうか?

一番に思いつくのは「言うことを聞いてくれない子どもへの怒り」です。

この時に抑えておきたいポイントは怒りは嫉妬からくることがあるということです。

仮に自分が子供の頃に自己中に家で走り回っていたら親から引っ叩かれて、無理やり家から連れ回されていた経験があるとすると
もしかすると「自分は我慢してお利口に振舞っていたのに、なぜこの子はそんなに自由に過ごそうとしているの」と自分の子どもに嫉妬して怒りが湧くかもしれません。

別の言い方をするならば、小さい頃自分を自由に遊ばせてくれなかった自分の親への怒りが起きているのかもしれません。

そうです。目の前の子どもへの怒りではなく、自分の過去の怒りなのかもしれないのです。

時間を守らない人に怒りが湧くのは「私は必死に時間を守ろうと努力しているのに、なぜあなたはそんなに平気でいられるの?」という嫉妬からくることがあります。

怒りを覚えた後に、なぜあんなことを言ってしまったのだろう、、と後悔することがありますが、
それは相手に怒っているのではなく、過去の自分や自分の価値観に怒っているからと捉えることができます。

怒りが生まれたら、

①まず自分の中に「怒り」という感情が起きていることを自覚する(多くの場合この自覚なく、新たな言動に移ってしまう)

②この怒りは相手への怒りなのか、過去の自分への怒りなのかを考えてみる(過去の自分への怒りだとすると何なのだろうか?と考えてみる)

という2つのステップを踏んでみてください。

きっと言いたくもないことを言ってしまうようなことがなくなるはずです。

初めはうまくできないかもしれませんが、スキルとして身につけることができます。

反復によりスキルは習得されます。

怒りが生まれることそのものは何も悪いことではなく自然なことですから、怒りが生まれた後の自分の思考と行動を振り返るきっかけになれば幸いです。

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