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1952年の名古屋ドラゴンズ

〜『ドラゴンズ年次成績』〜

この1952年から
フランチャイズ制が採り入れられ、
ホーム10試合・ビジター10試合ずつ対戦。
1カード3連戦のシステムも
この年から始まったようです。

健康上の理由で
天知俊一監督は総監督となり、
前年に全試合出場していた坪内道典選手が
現役を引退して監督に就任したそうです。


【年度・監督】
1952年(昭和27年)

坪内道典監督

【成績】
120試合75勝43敗2分.636
3位(首位・巨人まで 7差)

【順位】
①巨人 ②阪神 ③名古屋
④大洋 ⑤国鉄 ⑥広島 ⑦松竹

【対戦別・球場別勝敗】(☆=ホーム)
〈対巨人〉9勝11敗
 中日☆=5勝4敗
 刈谷☆=0勝1敗
 後楽園=4勝6敗

〈対阪神〉9勝10敗1分
 中日☆=2勝3敗1分
 鳴海☆=1勝2敗
 ☆ =0勝1敗
 甲子園=6勝4敗

〈対大洋〉12勝8敗
 中日☆=4勝1敗
 刈谷☆=2勝1敗
 鳴海☆=1勝0敗
 豊橋☆=0勝1敗
 門司 =2勝0敗
 甲子園=1勝1敗
 新潟 =0勝2敗
 徳山・平和台
    =各 1勝0敗
 高田・長岡
    =各 0勝1敗

〈対国鉄〉13勝7敗
 中日☆=3勝2敗
 刈谷・豊橋
 ・磐田
・富山
    =各 1勝0敗
 福井 =0勝1敗
 後楽園=3勝4敗
 千葉・大宮・静岡
    =各 1勝0敗

〈対広島〉15勝4敗1分
 中日☆=3勝1敗
 刈谷☆=0勝2敗
 鳴海・四日市
 ・松阪
・各務原
    =各 1勝0敗
 広島 =5勝0敗1分
 松山 =2勝0敗
   =1勝0敗
 岡山 =0勝1敗

〈対松竹〉17勝3敗
 中日?=9勝1敗
 大阪 =4勝2敗
 各務原・兼六園・彦根・和歌山
    =各 1勝0敗

【月別勝敗】
 3月 5勝4敗
 4月 11勝6敗1分
 5月 12勝9敗
 6月 13勝6敗1分
 7月 7勝5敗
 8月 13勝5敗
 9月 11勝7敗
 10月 3勝1敗

【主な投手成績】
 杉下茂  61試合32勝14敗 2.33
 大島信雄 35試合12勝11敗 2.82
 服部受弘 23試合13勝1敗 2.57
 宮下信明 37試合5勝4敗 2.76
 三富恒雄 24試合5勝3敗 3.14

【主な打撃成績】
 西沢道夫 113試合 .353 20本 98打点
 杉山悟  99試合 .306 27本 84打点
 国枝利通 116試合 .303 1本 23打点 35盗
 原田徳光 120試合 .272 4本 58打点
 野口明  114試合 .269 8本 63打点
 児玉利一 119試合 .265 5本 54打点
 牧野茂  117試合 .244 2本 21打点

【タイトル】
 首位打者  =西沢道夫 .353
 本塁打王  =杉山悟 27
 打点王   =西沢道夫 98
 ベストナイン=野口明 捕手
 ベストナイン=西沢道夫 一塁手
 ベストナイン=杉山悟 外野手
 沢村賞   =杉下茂


【感想・ひとこと】(筆者年齢=誕生14年前)
対松竹戦においては、
中日球場で10試合 戦っている他に
岐阜などホームと思われる試合があり、
シーズン終盤の中日球場のゲームが
ビジター扱いで消化された可能性もある為
ホーム・ビジターの分類に関しては
推測困難のため不明表記としました。

現在確立されている
『フランチャイズ制』『1カード3連戦』の
システムが導入されたシーズンですが、
今では全く考えられない日程が
『ダブルヘッダー』の多さですね。

日曜日は毎週のように、
時には平日にも組まれており、
年間24回=48試合がダブルヘッダーにて
開催されています。

8月17日には中日球場で対阪神
8月20日にも中日球場で対松竹という
ダブルヘッダーの記録が残っています。
ドーム球場なら ともかく、屋外での
真夏の名古屋でのダブルヘッダーなんて、
想像するだけで倒れちゃいそうです。

前年の夏に焼失した中日球場が
着工から5ヶ月で新装完成とのこと。
超スピード建設ですね。

打撃部門の個人タイトルは
首位打者・本塁打王・打点王を独占。
投手部門では、
32勝を挙げた杉下茂投手が
1勝差で最多勝を逃してしまいました。
この勝利数も 今では有り得ない数字です。
(^^)

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