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The PEAKS R16 妙高 一般


ただの備忘録です。5500文字くらいありますのでざっと読み飛ばして下さい


直前まで

去年のうちに参加を決めたラウンド16 妙高。2024年は富士ヒルとThe PEAKSの二本立てに決めました。
富士ヒルは3年連続ブロンズで『オレの本番はThe PEAKSだから!』と自分に言い聞かせるようにZwiftでTT Tune UPや筋トレを継続し体重も目標の65kg台に。
これはいけるぞと思っていたら7月上旬に体調不良で1週間休む。
治ったと思ったら今度は左足の腸脛靭帯炎で2週間休む。
その後も左ハムの上の方がずっと痛い状態が続き、Zwiftも筋トレ(これはやる気がないだけ)もろくにできないまま開催週を迎えることに。
体重は前々日で67.5kgまで戻ってました!!

機材など

バイク

ELVES VANYAR DISC
去年と変わらず。そう変わらずです(謎

 1週間前の雨沢峠で。いつもより心拍高かった

ホイール・タイヤ

ホイールはFarsportsのFeder 35mm 1100g台の軽量ホイール。
タイヤはAGILEST DURO TLR 30C 道悪だから? 雨だから?
NO! これしか持ってない!! 今となっちゃあこれでよかったかなと。
空気圧は3.8barくらい。

その他

去年は水不足で大変なことになりそうだったのでツーボトル体制で行こうと思っていたけど、どうやら雨っぽいのでボトル1本とツールボトル体制にしてサドルバッグは持って行かないことにした。
ただ当日朝にハンドルバーバッグを追加。ジャージのポケットに入れる予定だった補給食を詰め込んだ。当日朝に変更。これはいけない。
あと必需品のこれ。一体型ハンドルならそこに貼れるのに。

そな(@sona_lsd)さん、Cros(@Cros_SL7_PRO)さんから拝借しました。ありがとうございます!

前日〜

受付開始は14時30分からなのでその時間に行くことにした。

出掛けるのを察したネコチャンはフキゲン

高速を使用して大体4時間。途中のSAで昼食をとっていい時間になるかな。

昼食はちょっと高い気がした梓川SAのロースカツ定食

受付開始直後に着いたがもう既に参加者大集合状態!
去年はこの時間にこんなにいたっけと思うくらい。
受付に並び、物販に並んでいるうちにお目当てのゆるぽたキャップが売り切れる。
物販では毒水ボトルとサカキライキャップとActcycカモフラソックスを購入
※写真撮り忘れ

雨が降ってきたので早々に会場を後にして本日の宿へ。

最高の晩ごはん。日本酒が合いそう
なので楽しんだもんの勝ちや!と自分に言い聞かせて飲んでしまう

明日は2時半に起きるので20時過ぎには就寝。
が、急な大雨と雷に起こされる。

真っ赤っか

民宿みたいなところなので雨音も稲光もガンガン入ってくる。
結局1時間以上この状態が続き寝付けなくなる。
翌朝、ガーミンさんには睡眠時間は4時間、トレーニングレディネスは15ですと言われたけど無視することした。

朝食は前日にコンビニで購入したヤマザキの串だんご(たれ)とおにぎり2個、ゆで卵2つ。

途中で雨が降る見込みなので身体にワセリンよりも伸びがよくベタベタしないやつを塗る。Amazonだとプラスチクリームって名で出てるのがそれっぽい。
ウェアは下はRaphaのカーゴビブショーツ。多少の水には耐えてくれるらしい(今回はそれどころじゃなかったが)。
上はみんゴルジャージ。

謎にハンガーが多い部屋と基本的に表に出しちゃダメなロゴばかりのジャージ

4時50分から順次スタートなので4時過ぎに出発して会場へ向かうことに。
雨はまだ降ってない。

当日

なんでだろう。あまり覚えていない。よほど疲れていたのか記憶から消し去りたいのか…
なので事実と異なっていたらご容赦を…

スタート会場で車検を受けオレンジのリストバンドをもらいました。
スタート時刻は5:00ちょうど。

薄暗い中整列する参加者

今回の作戦は、
・最初から飛ばさない(去年えらい目にあった)
・200Wを超えない
この2点でした。
最初から飛ばさないは富士ヒルの1合目までは飛ばさないと同じですね。
去年はそう言われたのに調子に乗って飛ばして足を痛めました。
200Wを超えないもほぼ同じですが去年は半分以上150Wくらいで完走したので、そんなもんでいいよと。無理しなくていいよと。

さて5時になったのでオレンジ組スタートです。
最初は一旦下り基調で本格的な登坂開始は11km過ぎから。
登りまではグループライド。無理のないいい感じのペースで走っていきます。
そしていよいよ登坂開始。多少バラけるけど序盤なのでまだごちゃついている感じ。その中で抜きつ抜かれつつ走っていくのでどうしてもペースが乱れがちに。CP1の戸隠キャンプ場へは予定より早く到着しました。
それもそのはずどうやら平均200Wで登っていました。
このあとは小川村役場まで2つの登りを含む下り基調なのですが、この2つの登りも190Wで登ってるんですよね… ※反省点1

下ってCP2小川村役場に到着。貯金は10分くらいに拡大したのでちょっと長めに休憩を入れました。
登るので小分けで持参したグランフォンドウォーターで補給水を作ろうとしたが見当たらない…
どうやらハンドルバーバッグに入れ忘れたらしい。当日準備の罠。
割と凹む。※反省点2
とりあえずドリンクバーで中学生がするようなアクエリ+コーラ+リアルゴールドミックスを作って再スタートしました。

道中、ポツポツと雨が降り出します(記憶が曖昧)。
この時点で雨装備(レインジャケット、シューズカバー、ニトリル手袋)をしておけばよかったのにこの位の雨なら平気だとか止まるのもなんだかなーと思いそのまま走り続けることに。※反省点3
やがて雨はどしゃ降りに。
ずぶ濡れになりながら今さら雨装備にしても仕方がないかななんて思いながら登っていきますが耐えられなくなりレインジャケットを着込みシューズカバーを履く。シューズカバーはもう意味を成してないけど。

そしてこの雨でだんだん気力が削がれていく。身体に打ち付ける雨が痛い。
登りなので体温でサングラスはどんどん曇っていく。レインホッパーは内側にもインナーレンズにも必要だったのか…
霧も出てきて前がほとんど見えない状況になってしまい、サングラスを外しました。裸眼だと0.3くらいですがこのほうがマシなくらい。
そしてどんどんパワーが落ちていきます。去年足を痛めてゾンビ走法になった時のように150W前後しか踏めません。
とにかく足が回らない。途中に10%超え(であろう)が何ヶ所も出てきたけど超低ケイデンスでしか踏めないので速度が3キロを切ってサイコンが自動停止する始末。
下りも雨で思うように速度が出せない。
補給が足りなかったかなと思い、途中で(ラスボス用に用意しておいた)スピードジェルを入れました。※反省点4

なんとか戸隠キャンプ場へ戻ってきたけど貯金はほぼ無しオンタイム。
楽しみだったカレーを食す。

雨と湿気で白い

その後は下ってスタート地点の池の平温泉イベント広場へ。
ここで豚汁をいただきます。この頃には雨は上がっていたような気がします。
ここでも余裕はあまりなかったので早々に再スタート。
実はここでDNFも考えましたがあと3回登れば終わるからと言い聞かせる。

4まで終わったところ。登りは5、7、9に見えるでしょ?

斑尾高原まで登りますが、最初は下りです。
結構な斜度の下りが続きます。
あれ?これあとで登らなきゃいけないんじゃね???
あるあるですね!
上の図だと8の一番低いところから関門2と書いてあるところの登りです。
一部はSTRAVAのセグメントになっており2.1km、7.1%となってたのを今これを書いている時点で知りました。大きな登りに目が行きがち。

斑尾高原へ登る頃には雨もすっかり上がり気分も上がり太陽も真上に上がり…そう、直射日光が容赦なく照りつけるドピーカン!
これはヤバい…
一旦足を止めてキャップとレインウェア、レッグカバーを外しました。
特にキャップを外したのは良かった。一気に通気されてのぼせ上がったような頭の暑さが逃げていきます。
日が出ていたのはそんなに長い時間ではなかったと思いますが、かなり疲労した人も多かったのではないでしょうか。私もそうです。

このくらいからは近くを走る人たちがある程度固定されていきます。
同じくらいの足なんでしょうね。
抜きつ抜かれつつですがお互い無理はしていません。自分のペースで走っていきます。
私は基本150W程度。斜度が上がるところは120Wくらいです。

CP4の斑尾高原はエイド供給はないので軽くストレッチしてからすぐに下ります。
ここの下りは路面も乾いていて軽快に走れました。
普段の下りは安全第一でゆっくり派なのですが今までの鬱憤を晴らすかのように楽しく安全に下れました。おそらく30Cのタイヤも影響しているかもしれません。
もちろんこの登り返しはキツかったのですが、ペースを崩さずに登りました。
斑尾高原に戻った時には10分の貯金ができていました。
ずっと調子が悪いと思っていたのでこれは意外で、ちょっと希望が見えてきました。

そしてまた下って、例の2.1km、7.1%の登坂に入っていきます。
本当にダメだったら足つきしてもいいやくらいの気持ちでした。
沿道の方から声援をいただきます。
今回何度か声を掛けていただきました。ちっちゃい子がバイバーイなんて手を振ってくれたり。地元の方からの声援は本当にありがたいことです。
元気をもらったからかなんとか足つきなしでスタート地点まで戻ってきました。あとはラスボス笹ヶ峰を残すのみ!
貯金は20分くらいに拡大していました。
ここではオレンジ4切れとジェル、麦茶とオレンジジュースを摂りました。これ以外のエイドではバナナ2切れやコーラなども入れてましたが炭酸も固形物もあまり入れたくない状態でした。

少し下ったのち、笹ヶ峰への最後の登坂開始です。
わずか百メートルくらい登ったところでまさかの事態が!

右膝上内側に痛みが出たと思った瞬間にまさかの足攣り。
これはヤバい!
すぐに止めてストレッチをして少し歩きます。
後続の方々が心配して声を掛けてくれます。ありがたい。
痛みはすぐに引きましたが乗って回したら再発するかもしれません。
恐る恐る乗って足を回してみますが…再発なし!
ダンシングしても問題なしだったので一安心。流石にペースは少し落としましたが笹ヶ峰目指して登ります。距離は8.2km。再スタートしてからの1kmのタイムを測ったら8分、次の1kmが9分でした。
残りを10分/kmでも制限時間の17:10には間に合います。

やがて雨が降り出し、霧が辺りを包み込みます。
時折先に認定されて下ってくる人のフロントライトだけが薄暗い靄の中から現れては通り過ぎていく。そんな状況が続きます。
少し左ふくらはぎが攣りそうな気もしたけど無視しました(笑

やがて登りが終わり平坦基調に入りました。
110W位のゆったりとしたペースで平坦を走り下りに入りました。
少し下って左に曲がるととんでもない下り坂がいきなり出現!

あれ?これあとで登らなきゃいけないんじゃね???
あるあるですね!

ラスボスは認定後に現れるんだ…
ハーゴンを倒したらシドーが出てきたみたいな?

これぞまさに『日本最強!最悪!のThe PEAKS』!!

ありがとうございます!!?

笹ヶ峰の乙見湖休憩舎に到着してゼッケンカードに最後のパンチを入れてもらいます。

下りで飛んでいかないかいつも気にしてます

到着時刻は16:30。結果的に40分の貯金を持ってフィニッシャーとなりました。
前半はあれだけギリギリだったのに不思議なもので…
今もよくわかっていませんが、まあヨシ!(笑

なんでこんなことになってんだろうと思いながらシン・ラスボスを登り切り、ゴールの池の平温泉イベント広場に戻りフィニッシャータオルを掛けてもらいました。

お馴染みの?無表情棒立ちポーズ
実は痛ジャージでした。ヘルメット被り直したらズレてるやん

そういえばR17のポスターが発表されてましたね。
あの映画なら志賀高原…?
というか日程的に富士ヒルと被る可能性も??
被らなくても2週連続はキツいぞ???
それなら秋はどこだろう????
色々考えてしまいますが、できれば来年でトリプルクラウンを獲りたい!

とりあえずあと1枚は欲しい

まあとりあえず今はとても大変なコースと天候の中フィニッシャーになった余韻と足と腕と肩の痛みに浸ろうと思います。

最後になりますが、運営スタッフの皆さま、ボランティア参加の皆さま、写真撮影してくださった皆さま、この大会に関わってくださった皆さま、沿道の皆さま、本当にありがとうございました!
雨の中ヒイヒイ言いながら走っていましたが、よく考えてみれば自分たちと同じように雨の中でエイドを提供してくださったり、応援・鼓舞してくださったり、写真を撮ってくださったりと、皆さまのおかげで安全に楽しく(ツラくw)走ることができたと思います。
The PEAKSが末長く続きますように…

【反省点シリーズ】

※反省点1
 結局スタートからそれなりに飛ばしていた。

※反省点2
 せっかく小分けして持ってきたグランフォンドウォーターを入れ忘れる。
 存在すら忘れてた。補給用は全てまとめておいたほうがいい。

※反省点3
 少しくらい止まってもええんやで。早め早めの対応を。

※反省点4
 スピードジェルを1つしか持ってこなかった。普段のライドで使うよりこういう時に使ったほうがいいのに。

※反省点5
 後泊の夕食に妙高高原ビール飲み放題をつけたけど疲れと眠気で2杯しか飲めず。

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