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最近読んだ漫画(なろう原作多め)ひとくちレビュー


ヘッダ画像は第七王子の漫画から
今回はちょっとあっさりめの記事
最近ゴリゴリに多種に渡って読んでいる(1巻だけつまんだりしている)漫画たちのプチレビュー群を並べて行こうと思う
なろう小説原作のものが多いけど、あくまで「コミカライズ版の評価」ということでお願いします

それでは早速いってみよう

1.くまクマ熊ベアー


なろう原作の異世界転移無双もので、現代になんの未練も無さそうな主人公の女の子が異世界転移して、可愛い熊のパジャマみたいな防具着て水戸黄門する話 キャラがかわいい。
主人公がまあまあ序盤やさぐれていて、段々優しい女の子とかと会ってちょっとずつ素直になっていくみたいなのがこの作品の一個の大骨っぽいけど、その上で続きはあまり気にならない
でも続きが出てもするする読める感じのやつ

評価は10段階中6

2.陰の実力者になりたくて!

アニメ化もした超有名作品 所謂「テンプレ外し系」 雑に解説するとなろうにありがちな設定でキック・アスみたいなこと延々やる話
ちゃんと腕っ節はあるキック・アスって意味わかんないとおもうけど本当にそうとしか言えない
漫画の雰囲気は割とガンガンのギャグ交えたバトル漫画っぽくておじさん世代にはドストライク
アニメ版出る前からずっと「オーバーロードのパクリ・オバロの可愛い版」とか言われ続けていたのを知ってか知らずか、アニメの主題歌を大石昌良が歌ったのには笑った
余談だが、この作品は主人公が明確にキ○ガイと描写されてるからギャグとしてちゃんと受け入れやすい筈なのに、何故かアニメ化したときに「いつものなろうの痛い主人公じゃん」とアニメスレが盛り上がっており、寧ろこいつらのが文読んだりアニメ噛み砕く能力ないやんとか少し思った。

あっさりめに評価しているけど正直かなり好き
コミカライズの人は他に書いてる漫画も上手だったので当たりなんだと思う

評価は10段階中8

3.最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。

テイマー女の子が主人公のよくある「不遇職」もの いじらしい女の子が頑張って生きていくお話しで、ちょっと序盤は可哀想に思えるけど途中から「よかったねぇ(ほっこり)」ってノリで見られるか「いつものなろうじゃあねえか!このクソカスどもがーッッ!」って感じになるかで評価が変わりそう

評価は10段階中5

4.めんつゆひとり飯

飯もの4コマ漫画 めんどくさくてめんつゆしか調味料を使わずに自炊しつづけるOLの話
キャラがみんな嫌味がなくて見やすい。男が出てくるまんがタイムきららの4コマみたいな漫画 料理を真似したくなるかと言われれば微妙だし飯描写も割と小ゴマだったりすることもあり、飯ものというよりズボラなOLのギャグ4コマの毛色が強い

評価は10段階中6

5.たかが子爵嫡男に高貴な人たちがグイグイきて困る

漫画版で読んだけど最初から人間関係は形成済みの状態でスタートし、基本的にはナヨっとした子爵嫡男がさすおにする話
なろうの中でも「おっさんの妄想感」を全く払拭できてない感じの作品で結構読んでるとオエってなる
1巻途中でギブアップしかけた

評価は10段階中3

5.異世界創造のすゝめ

のびたの創生日記みたいな話
異世界の創造を神様から任されたのでゲーム感覚で星を作るみたいな感じ
創生した世界での冒険もアリな感じでそう言うのが好きな人には結構合いそう
ただ中年のおっさんが向こうの世界に受肉したらショタガキなのはなんかちょっとキモい

評価は10段階中4

6.転生してハイエルフになりましたが、スローライフは120年で飽きました


木の実だけ食って生きるのに飽きたハイエルフの兄ちゃんが世界を漫遊しつつ、現地人と仲良くなったりしていく話
多種多様な種族が共存する異世界の中でも、長命な種族と短命な種族の寿命を大きなテーマとして扱っていて、この題名なの割と勿体無くない?と思うぐらい真面目な作品
似た作品は葬送のフリーレンとかかな?
先々で出会う人々も気持ちのいい人物が多く、名残惜しさというか無常感というかをちゃんと演出してくれている

割と好き

評価は10段階中7

7.スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました



転生特典に不老不死を選ぶとかいうなかなかな事をしつつ、もう色々な事情を乗り越えたであろう転生300年後にいつのまにかめちゃくちゃ強くなっていた魔女の日常を描く異世界無双といいつつ日常系小説のコミカライズ
1個前のハイエルフのやつとは対極に位置する作品なので紹介
コミカライズの絵がどの作品も可愛くてまるっとしている。
個人的にはヒラ役人の漫画描いてる人の絵が1番好き
何も考えずに見られるけどなろうに良くい所謂「可愛がられ要員」が序盤から登場し、そこが若干鼻につくことはあれど他作品と比べれば全然鼻につかないので許容範囲

評価は10段階中6

8.ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝

割と今回紹介する物でもかなり個人的に評価高い漫画
不細工な鼠姫と儚げな雰囲気の蝶姫が、鼠姫の呪術で体が入れ替わる話
よくある入れ替わった側でも頑張って結局立場は変わりませんみたいなウサギと亀的な話かと思いきや、ちょっと一味違う雰囲気も醸し出す良作 雛宮の中を渦巻く野望や陰謀が上手く話の中で絡み合いいい塩梅
何より天然な寵姫と見せかけて努力お化けの姫様に好感が持てる

評価は10段階中9

9.まどろみバーメイド



屋台式バーを営む可愛いお姉ちゃんが、いろんなお客さんの話を聞いたり慰めたりしながらカクテルを出す人情バーもの(と勝手によんでいる)
俺自身がこういう作風のものをちょっと作りたいなと思っていたこともあり、その上で正直なところ失敗したのでちょっと憧れがある
個人的にはかなり好み

評価は10段階中7

10.野球で戦争する異世界で超高校級エースが弱小国家を救うようです



野球あんまり知らないけどずっと読んでる
寧ろ野球あまり知らないから読めてるのかもしれない(知ってるが故のツッコミどころとか、そう言うの絶対なんかありそう)
原作者はあの「落第騎士の英雄譚」や「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」の海空りく
異世界人のとんでもフィジカル野球に現代知識と野球のために鍛えられた超高校級の体で立ち向かうみたいな感じの話
ツッコミどころありそうだなと思ったのは大体超人高校生で「核ミサイルを使えばね」とか言ってたせい
だんだん面白くなってきたというか今連載中の試合が1番おもろいので割とおススメ

評価は10段階中6

11.勇者パーティに可愛い子がいたので告白してみた



超強い魔王の幹部が主人公というなろうに一定数存在するやつ
大体そういうアイデンティティをかなぐり捨てて秒速で人類の味方になるのも一緒
コミカライズは絵も綺麗だしそんなに鼻につくストーリーではないので普通に読める
絵がお耽美系で男はイケメンで、女の子はかわいい

評価は10段階中5

12.私の百合はお仕事です!



今回のもう一つの一押し作品
読み始めた時は「仕事とか言いつつ満更でもない感じになっていく1話完結茶番漫画」みたいなのを想像していたんだけど全然違った
外面ではキラキラした百合営業をやってるコンカフェの水面下で本当のドロドロした百合事情が繰り広げられる思ったよりもガチガチの百合恋愛漫画
読んでる感覚は苦しみと愛を一緒に摂取してる感じがすごい 首絞めセックスってこんな感じなのかな
 詳しくは単体記事作る予定(ネタバレありなのでよんでない人は注意してください)
キャラ評とかまでこの一口レビューで書けないしね

評価は10段階中8

13.その門番、最強につき~追放された防御力9999の戦士、王都の門番として無双する~

所謂「追放もの」のコミカライズ
たまに怖いもの見たさでこのジャンルを見るのだけど大体共通しているのが

・実は組織の屋台骨でしたパターンだと追放する側が人間の思考回路してないレベルだし、覚醒して急に強くなるならそれはガチで無能なだけだったって言うそもそも「追放される」ことへの違和感がすごいか、追放されて当然だろこんなカスってなるかの二択が多すぎる

・所謂「ざまぁ」パートが終わった後にその話続ける意味がわからない 表題の目標達成しとるやん

で、この漫画は「追放されることへの違和感がヤバい」中でもだいぶクソ

他テンプレももちろんなぞってるので安心して欲しい
まあ所謂タンクが主人公なんだけど、「アタッカー以外いらねえよ!」という小学生みたいな理由で主人公を追放
再就職した瞬間「うーんこいつを追放するパーティは究極に無能だな!」と元組織を糾弾しつつ主人公を称賛 キチ〜w
異世界転生ものよりもさらに黒々とした気持ち悪さを感じるならやっぱり追放ものだなと再認識させてくれる漫画

ちょっと横に逸れるけど、「貴族主義社会で有能な平民が、同僚にはめちゃくちゃ慕われてるけどクソ無能の上司が難癖つけてクビになる」みたいなやつは辛うじてリアリティがあるので、見られるか否かのデッドラインな気がする
なんというか理性的

この漫画はそんなことないんでクソです
なろうって面白い小説結構あるけど追放ものは基本的にクソ

評価は10段階中2

14.追放されたチート付与魔術師は気ままに異世界を謳歌する

原作小説はよくある追放者で追放されてから出会った女の子に惚れられて…みたいなよくある内容 まあ上の追放ものを想像してくれ

そして漫画は…


(主人公です)

正式名称から滲み出る地獄みたいななろう小説を乗り越え、原案がこのなろう小説になってる意味不明な漫画を描いたらこうなったみたいなコミカライズ と言うより別の地獄

ウージー短機関銃だと!?みたいなコマが有名

正直追放された主人公が割とクズで追放元からそれをツッコまれていたり、よくわからん見た目のおばちゃん(原作にいない)がクソみたいに強かったりと、狂った世界観を見せつけてくる

その割に本編自体は割と終始シリアスだったりとめちゃくちゃ脳がバグる漫画

原作の出来はともかく、原作者さんはこの漫画面白えけど原作読んだらつまんなかった…みたいな感想を雨の如く受けてそうで本当にかわいそう 1番の被害者だと思う

「無職転生」の作者さんも「流石にこんだけアイデンティティ踏み躙られるのはかわいそう(意訳)」とコメント
原作は上の漫画と同ベクトルなのにコミカライズで狂った矢印になった例として紹介
かつ漫画としてもかなりのポテンシャルを持ってるんで超おすすめ

評価は10段階中7

15.転生したら第七王子だったので魔術を極めます



なろうコミカライズの中では絵がお上手で、デフォルメ絵はもちもちしててかわいい
そしてこの漫画は「チート付与魔術師」ほどではないけど結構原作改変してるタイプの漫画
絶対なろうにこのシーンねえだろってシーンが基本的に面白いのもそうなんだけど、これはあるやろなぁ…ってシーンが原作なろう小説だと無かったりしたのはビビった
漫画自体は絵の暴力と結構ダイナミックなコマ割りがウリだと思う
かっこいいキメカットを結構用意しててスタイリッシュで好き

正直今の世には「なろうのくっせえタイトルやんけw」ってだけで漫画とか作品自体を敬遠する層も多いと思うので、そろそろタイトル普通の小説を沢山出してもいいんじゃないかな…
小説自体もそうだし、おもろい漫画になったりしててもあの「なろう」のコミカライズなんて碌なもんじゃねえだろ!って色眼鏡から入られるの普通に可哀想や
大人気のワンパンマンだって「毎日筋トレしてたら世界最強のヒーローになってた件」とかいうタイトルだったらここまで人気じゃないと思うよ

評価は10段階中8

16.魔女の旅々


最年少で魔女になっためっちゃすごい女の子が各国を漫遊しつつ色んな事に首突っ込んだりする話
首突っ込んだ事件はまあ碌なことにならんことが多く、首突っ込んだ結果人死にが増えたり、いずれ起きるであろう事態が加速したり、きた時にはもう手遅れだったりする。
そんな中、師匠のお姉さんとイチャコラしてるときは別の漫画かよってぐらい明るかったりと色んな味が楽しめるのはこう言う1話完結形式の旅モノの強みかなと思う。
語り切れることを語ってしまったあとは速やかに話を閉じてしまえば、さっぱりと、尚且つ濃い読後感を持たせたままその読後感を次の期待へと繋げられる そしてこの作品はそれができていると思う

ぶっちゃけると若干ダークな面も含めて時雨沢恵一の「キノの旅」っぽいけど、そこからちょっと陰鬱さを増した感じの作品(キノにも重苦しい話は結構あるけど、この小説序盤から寓話的な暗い話が続く)
なによりイレイナが知的で可憐で金にがめつく、どこかドライで現代チックな価値観をってるから共感を得やすいというか、強さや優秀さがあんまり鼻につかない
分かりづらいというか、ちょっとややこいなと思う部分は、時系列が結構バラバラで旅を続けてスレた頃の話とまだ旅を始めたばかりの頃の話を互い違いにやったりするから、通しで読むと情緒不安定みたいに見えるところぐらいじゃないかな

評価は10段階中7

17.ミスター味っ子




極!合本シリーズというkindleでやってるやつで3巻分読んだ
今のところ作るレシピが「今日定食屋とかイタリアンとか入ってうまかったもん」レベルのものでわろてまう

味っ子2も2巻分読んだがとんがったガキだった陽一くんが求道者みたいになってて面白かった

評価は10段階中5

18.新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる


漫画描いてる人がめっちゃ好きな人なので紹介

よくある出遅れたオッサンがなんかめちゃくちゃ強いぞ!?みたいな無双ものなんだけど、ちょっとギャグテイストが強くて締めるところは締めるって感じの作風で普通におもちろい

なによりコミカライズ担当がジャンプのあの名作打ち切り漫画「レディ・ジャスティス」を書いた荻野ケン先生
なぜ打ち切られたかいまだにわからんけどゴッサムシティにスーパーマン来たらさすがにあかんかったんかな

さすがと荻野ケンと言ったところか女の子がかわいくてえっちだしアクションは派手派手で、熱いところは熱いのも良いところだ

評価は10段階中6

今後もこんな感じの小粒漫画読みました報告もやってこうと思うよ

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