風浪宮と大川公園
御祭神は住吉大神、息長足姫命、少童命、高良玉垂命。
天然記念物の白鷺の楠は、風浪宮の御神木で別称を鷺見の楠という。
神功皇后が御親征より帰還の時、
洋上で暴風に遭うが少童命の御加護があり無事に葦原の津(現在の榎津)に着かれた。
その折、皇后の御船のあたりに白鷺が現れた。
皇后は武内宿禰に後を追うように命じられた。
白鷺は艮の方角へ飛び立ち、この楠に止まった。
皇后は、この土地を聖地として少童命を祀り、海上の指揮を仕えた阿曇磯良丸を初代宮司として留めた。
ちなみに現在の宮司も阿曇さん。
阿曇磯良丸は伝説通り、千珠満珠を抱えて身体には貝や珊瑚らしき物がくっついてます。
西暦1355と刻まれた重要文化財の石造五重塔。
右側にある人神の年代が分からない。
創立1800年の海上安全の神、勝運、導きの神を祀る神社。
中世には風浪大権現を称して、英彦山神宮、阿蘇神社と同様に神仏習合の様子を残している。
筑後地区には神功皇后の伝説が多くあり、同時に水の神様や徐福の伝説もある。
風浪宮の道の向かいには大川公園があります。
大川出身の陸軍軍事探偵、日清戦争の英雄とされる。
長崎で中国語を学び、日清の貿易などにも人力したとされています。
帰り際に大川公園の池の辺りで白鷺を見つけました。
神功皇后を道案内した頃からずっとここにいるんでしょうね。