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八大龍王
福岡市の今津海岸に「八大龍王」を祀る祠があります
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由緒書には、栄西禅師が中国(宋)へ渡航の折、
暴風雨にあい、八大龍王の加護により九死に一生を得て、無事宿願を達した…
とあります
龍神にまつわる神社には、この栄西禅師の話が必ずありますね
仏教(法華教)では龍神とされる八大龍王ですが、
インドでは、「ナーガ」と呼ばれ半身半蛇の姿であったそうです
空を舞う龍ではなく、コブラの方ですね
(毒で攻撃します)
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このナーガの天敵とされるのが、ガルーラと呼ばれる伝説の鳥です
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ガルーラも同じ仏教の釈迦の守護神と言われていますが、ナーガの毒から人を守り、煩悩を喰らうとされています
龍を常食にしていたとも…(怖)
ガルーラ(迦楼羅)は、鳥頭人身で書かれることが多く、一般的にはヴィシュヌ神の乗り物として書いてあります
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インドで始まる仏教も、元はアミニズム崇拝のヒンドゥー教から変化したもの
パーターラと呼ばれる地底界に住み、時には人間の姿で現れることもあったそう
ミャンマーの近くナガランドには、このナーガ信仰を引き継いだナーガの末裔がいると言う