見出し画像

大きな数値の暗算方法を学んだ。

「一瞬で数字をつかむ概算暗算トレーニング」という本を読みました。
表紙には、「ざっくり計算するための知識とコツを身に付ける」とあります。この表紙に惹かれて、中身をペラペラとみてみたのですが、とても役立ちそうな内容が書いてそうだったので購入しました。

特に、面白そうだと思ったのが、「大きな数に慣れる」という部分です。私は、大きな数の計算を暗算でするのは、とても苦手意識があります。
ゼロがたくさん並んでいると、桁がどうなるのかわからなくなります。

この本では、大きな数値であっても簡単に計算するための知識やコツが紹介されています。

例えば、1つ200円の商品を、5000万個売ると売り上げはいくらになるでしょうか。

答えは、100億円です。すぐに答えが出せるでしょうか?
これを簡単に計算するには、値の計算と頭の計算を分けて考えます。

頭の計算:2✖️5 =10
桁の計算:100✖️1000万=10億

最後に、10✖️10億=100億
となります。

どうでしょうか?頭の計算と桁の計算を分けるだけでかなり計算しやすくなったのではないでしょうか?

他にも桁を漢字のままで計算するテクニックがあります。

例えば、10万✖️1万は、数値に直して計算すると
100000✖️10000
となり、難しく感じます。しかし、万✖️万が億であることを暗記していると、

10万✖️1万=10✖️万✖️万=10✖️億=10億
と簡単に答えが出せます。

この考えはシステムエンジアの仕事にも応用が効くように思いました。
例えば、ページフォルト発生時40msのオーバヘッドを伴うシステムの遅れを0.2μsに抑えたい場合の許容できる最大のページフォルト発生率Pは以下の式で求められます。

P=0. 2μ/40m

これは、μ/m=mである事と、桁の計算と頭の計算の分離テクニックを用いると簡単に計算できます。

P=0. 2μ/40m=0.2m/40=(2/4) * 10^{-2}*m= 0.5 *  10^{-2}*10^{-3}
 =5.0✖️10^{-6}

これなら、慣れれば頭の中だけで計算できそうです。

最後に

この本を読んで、大きい数値の掛け算割り算に関して苦手意識がなくなっただけでなく、数値に関する量の感覚が研ぎ澄まされた気がします。

これからは実生活や仕事でこれらのテクニックを実際に使っていこうと思います。

いいなと思ったら応援しよう!