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おでんで思い出されるきおく。

…という、おはなし。

2024年、早いもんでもう12月後半。今年はとりわけ、時間が早く過ぎたような気がする。すっかり寒くなってきた。この時期になると、おでんが食べたくなるのは、自分だけじゃないはずだ。

いやー…しかしめっきり寒くなってきましたねー。おでんが食べたいですねー。

寒くなってきましたねーおでんが食べたいですねー

さむくなってきましたねーおでんがたべたいですねー

サムクナッテキマシタネーオデンガタベタイデスネー

サムクナッテキマシタネーオデンガタベタイデスネー

サムクナッテキマシタネー………

オデンガタベタイデスネー………

……………………

……………

………

……

そしておでんといえば、ドンブラザーズを思い出す人も、このnoteの中にはいるだろう。

この記事では、ドンブラザーズの思い出を語ってみたい。それでは改めて

おでんで思い出されるドンブラザーズのきおく。


…という、おはなし はじまりはじまり〜。

※この先徐々にネタバレ注意

一応説明しとくと、ドンブラザーズというのは正式名称を「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」と言い、スーパー戦隊シリーズの46作目の作品にあたる。

全員がピシッと揃った特定のスーツではないアンバランス体型、戦闘の持ち場に揃わない、名乗らない、ピンクを初めて男性の役者がやる、戦闘シーンよりドラマパート多め、狂言回しのヒロインが実質的主人公…という、それまでのスーパー戦隊を盛大にフリにした作品が「ドンブラザーズ」だ。過去にも「ジェットマン」「ファイズ」、そして「シャンゼリオン」を務めた、型破りな脚本を得意とする井上敏樹氏が紡ぐ、基本「敵も味方も変な奴」を地でいくスラップスティックコメディでありながら時にダークな人間関係が日曜の朝から容赦なく描かれる

この作品は放送開始当時から大きな反響を呼び、一部「戦隊らしくない」と脱落したものもいたが、「シュールな物語が朝から楽しい」と話題になり、当時のネットの流行語大賞4位になるほどの評価を得た。

ファンからは「ヤ●ザ」と呼ばれている井上敏樹氏。同時に「大先生」とも呼ばれています。好き嫌いはわかれますが、テンプレ特撮に飽きを感じてる方はぜひ!
そして時にアツいドラマを書くのも氏のよさです。

私も最初は少なすぎる戦闘シーン、前作のゼンカイジャーよりまともに名乗らない、などの戦隊のセオリーを外しまくった展開に困惑しかなかったが、見終わったあとには「見てよかった」と思える作品になっていた。

ドンブラザーズはこれまでスーパー戦隊の中で必須、美徳とされてきたチームワークをほっぽり出して、新しい当たり前を提供してくれたからだ。これは他の井上敏樹氏が紡ぐ脚本に登場する「井上キャラ」に共通して言えることだが、「完璧じゃない」からこそ、親近感が湧き、「同じ人間」として楽しめる。もちろん個人的に本郷猛や海城剛、ハヤタ隊員みたいな正義の心を持ったヒーローは大好きだし、尊敬している。だがドンブラザーズは、完璧にこなせるあまり協調性に欠けるレッドの桃井タロウ、自惚れ屋のヒロインでイエローの鬼頭はるかなど、「完璧じゃなく、むしろ我々と同じ人間、でもほんの僅かの正義感でなんやかんやでやっていく主人公と愉快な仲間たち」なのが、自分の心に放送当時劇薬として刺さったのだろう。今思えば、だが。

初代スーパー戦隊アカレンジャーの海城剛とドンモモタロウに変身する桃井タロウ。
海城剛が防衛組織の一員なのに対して、桃井タロウが普通の配達員。
それ以外にもドンブラにはライバル的関係の敵組織はいても、黒十字軍のように倒すべき巨悪の存在がドンブラにはいない、など、対比点をあげたら往年の戦隊ファンなら面喰らうこと間違いなし。
でも、それこそ「ドンブラザーズ」の醍醐味。過去の戦隊とは比べるものじゃないのかもしれませんね。

さて、そんな感じで自身はドンブラザーズにハマり、ドラマは毎週欠かさず見ていた。

投げっぱなしの伏線が回収される瞬間、キャラクターの時折ぎょっとするような行動など、あげればキリはないのだが、それも含めて「ドンブラザーズ」の魅力だと楽しんでいた。

中でも「おでん」は、単なる食事にとどまらず、ドンブラザーズたちと敵を繋ぐ「キーアイテム」否、「キーフード」として大きな役割を果たしてくれた。

今作のプロデューサー、白倉伸一郎氏は、「おでん」がドンブラザーズたちと敵を繋ぐものとしてあげている

その言葉通り、ドンブラザーズと敵は最初こそ相容れないような存在として描かれていたが、最終的には仲間となってしまったのだから、おでん様様、縁様様と言って間違いないだろう。
(参考:https://bunshun.jp/articles/-/60501

そんなこんなで楽しんだドンブラザーズリアタイ時の一年間は、とても良縁と言えるものになった。

そして前置きが長くなったが、本当はここからが本題。

ここからは私が東京・渋谷で開催された、ドンブラ放送終了後に開催された「あとのまつり展」に行った時の様子をお届けしたい。

もう一年と半年前なんだなぁ…
初っ端からドンオニタイジンがドド〜ンっ!とお出迎え。改めて見てもマッシブさとシュールさが同居していて、かっこよすぎる!
サングラス部分が兜になるデザイン大好き。マッスル体系なのはもっと好き!
腕はサル!
肩と剣を担当するキジ!
左脚はイヌ!
右脚はオニ!
みんなで力を合わせて鬼退治だ!…と、書きたいところなんですが、実際の戦闘となるとてんでんばらばらでやかましい、けどなんやかんやで鬼を倒す。それがドンオニタイジンってやつなんですよ!
そんなドンオニタイジンの隣には金ピカのドンオニタイジンが。
(金色が大好きな自分にとっては、喉から手が出るほど当時欲しかったんですよねぇ…ですが…(察してください)まぁ。写真納められただけでも、運気が上がりそうだと思えるほどまぶしい〜〜!たまらん!!)
中に入ると、ドンブラザーズたちが!
またこのスーツに対面するように、スペシャルダイジェスト動画が流れてました。
ハーッハッハッ!これで国士となるものとも縁ができたなァ!……って、言われたい人生だった…
(他のドンブラザーズ、そして他の特撮ヒーローのスーツを近くで見たときにも言えることなんですが、間近で見るとかっこよさが段違いです!)
ゴリラにしか見えないサルブラザー(本当のモチーフはニホンザルだそうです。作中で見られるおしりにその答えが見られます。ここでは見づらかったですが…) 
オニシスターちゃんマジ天使💛
変身者はるかちゃんの、ザ・女子高生な下手に取り繕わない素直な言動に虜にさせられたんですよねぇ…
(一部思わず引いちゃうようなおかしなシーンも何個かあったけど…それでも好き💛)
キジ足が長いから頭下げてるの笑う。
雉野つよし(変身者)の真面目ゆえの、普通の人ゆえの狂気が見え隠れしたとき、ゾクリとさせられたのは今でも覚えてます。間違いなく戦隊史に残る人物…
逃亡犯ながら、間違いなく作中でタロウと一二を争うヒーローであろう、犬塚翼ことイヌブラザー。(わかってくれる人いるはず)
ジロウは個人的にはややうざったいけど、どこかひたむきでかわいらしく憎めないキャラ。好きです。
トラボルト(闇ジロウ)はこの会場にはいなかったようです…

さて、そんなドンブラザーズたちを眺めた後、中に入ると、メインキャラの衣装だったり、小道具(はるかちゃんの書いた漫画「初恋ヒーロー」の実際に撮影で使われた本、犬塚翼の指名手配書など…がありました。これらは撮影禁止だったので、文字のみで失礼します。m(__)mゴメンナサイ)

では撮影可能スポットの紹介に戻ります。

今回の敵(というよりは、異なる価値観を持っていたライバル?)の側面が強い脳人三人衆もいました。いや〜スタイリッシュでかっこいぃー…好きー!
蒼き剣士、ソノイ。モチーフは超人バロム1です。
放送見てた人にはわかる強化形態バージョン。
人間の感情に興味を抱く槍の使い手、ソノザ。モチーフはカゲスターですね。
人間の感情を知りたくなり、漫画を好きになり、そしてはるかの編集長にまでなる…ソノザの一言では語れないトリッキーポジションが大好きでした。
愛を知りたがるクールな弓の使い手、ソノニ。モチーフはコンドールマン。
ソノニの純白さ。なんでこんなにも麗しいのだろう。演者もセクシーで好き。翼との愛の逃避行は、嫉妬しちゃったけどね…笑
タロウが乗ってたお神輿。
お神輿で笑いながら派手に登場するヒーローなんていませんでしたから、それだけで新鮮でしたね。
タロウみたいに堂々とポーズを決めた写真を撮った記憶はあるのですが、フォルダを探してもその写真は見つからなかったです…
(通りかかったお母さんが、小さい子に『このお兄さんみたいにやるのよー』って自分を見本のように指し示したのは覚えてます)
小道具コーナーの先にはおでん屋の屋台が!
noteのフォロワーの皆様
東映特撮ファンクラブで仲良くしてくださってる皆様
今見せられる最大限の顔出しです。
どうぞお納めください。(←何様?)
ゼンカイザーブラックのスーツ…?…あるよ。


後ろのはるかちゃんが気になった人は正直に挙手しなさい。
そこ!もじもじしてないでゼンカイザーブラックのように元気よくあげなさい。
どこで撮ったんだっけシリーズ(1/2)ドンブラザーズ脚本のら井上敏樹氏の書道「縁」。達筆う!
どこで撮ったんだっけシリーズ(2/2)演者さんのサイン

さて、ここまで書いてきましたが、いかがだったでしょうか。ドンブラについて語りたいことはまだあるのですが、それはまた別の機会に書けたらなぁと思います。

その他のスーパー戦隊ネタ、仮面ライダーネタ、ウルトラマンネタ、などなど、書きたいことはぢまだあるので、それもまた別の機会に時間ある時にしあげたいと思います。
あと、井上敏樹大先生の代表作の一つ「超光戦士シャンゼリオン」が個人的にイチオシの特撮なので、存分に語れたらと思います。

それではじかーいじかい。

「じゅうけんのせんせい」

「あかいりゅうのふうせん」

どちらになるかは、お楽しみに。

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