こんなESなら通すのになぁ。私的志望理由のススメ
所属部署の採用系タスクをやることが増えてきてES(エントリーシート)をまとまった数見る機会がありましたので個人的な所感を書きます。
写真は大事
大きく加点・減点される訳ではないですが、文章を読む上での印象がかなり変わります。
表情が溌剌としていたり笑顔だったりするとこちらも前向きな気持ちで読めます。
コストはかかりますが、写真館で撮ったものが無難だと思います。というかこんなところで手抜きして印象悪くするのは勿体ないです。
本気度もある程度測れます。手軽に自撮りしたものは、悪くはないけどそれなりの志望度なのだなぁと思いながらその後の回答を読むことになります。あまりにラフだと常識無しと判断することもあります。
志望理由
貴社を志望する理由は〜の書き出しは不要。そもそも理由を聞いている設問なので冗長に感じます。
「〇〇なので志望した」などで十分伝わります。
あとは最近多いのが「よく知りたい」と言う意味で「解像度をあげたい」という表現を使う方がいますが、個人的には嫌いです。意味は伝わりますがカジュアルすぎる使い方で、特にエントリーシートという文字でしかコミュニケーションできない媒体では不適切だと判断しています。減点はしませんがガッカリポイント。
とにかく志望理由というのは1番大事な項目であるのは疑いようがないので本気度が高ければ気合い入れましょう。
「貴社はグローバルに展開されておりそのような環境でぜひ働けたらと思い」
や
「貴社の製品力の高さに感銘を受け、その解決力をもってお客様に貢献したいと思い」
みたいなのは悪くはないけど全然良くないです。
なぜなら具体性がないので人が見えてこないからです。
よくある話ですが「なぜ」を3回くらい重ねると使えそうな理由が出てくるのではと思います。
さきほどの例を使うと、
「なぜグローバルな環境で働きたいのか?」
→語学を活かしたい。
→英語が好きだから
→英語カルチャーの前向きさとフラットさが好きだから
となると、説明会の様子や会社案内から自分の好む雰囲気があったのでは?と思い返していただけるのではないでしょうか。
さらに、ポジティブな雰囲気になるように工夫したこと/いつも心がけてること、などがあれば他の設問で書けるかもしれません。なんだったら他社の面接でも使えそうです。
弊社は会社の規模に比べてESの数が少ないので偏った属性の母集団であることを踏まえても、何を体験したかが大事になってきていることを深く実感します。
実体験がベースにあるエピソードは説得力がありますし、逆にない人は「口だけ」感が出るため比べられるとかなり損です。生成AIの台頭もあり、頭で考えただけの理由は借り物っぽく見えてしまいます。
これだけ事前に情報を集められる環境だとどんなことも知った気になれますが、やはりどんなにがんばっても実体験には敵わないんですよね…。
今まで自分が何をしてきたかを今一度見直すとともに、今からでもできることを少しずつやっていくのが良さそうです。めんどくさいですけどね!
などなど個人的な所感でした。
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