振り返り34:77金型早繰り銀


図1

こういう局面で▲35歩を打つのかは永遠のテーマなのだが、ここでは打たないほうがよいようだ。


図2

図2で▲57銀としたが、▲66歩と突ける。▲67角が23の金を睨んでいるので。


図3

▲73角が本線だったが、日和って▲68銀としたのが疑問手。
最善は▲73歩成のようだ。ちなみに▲73角に対しては△62飛が最善のようだ。なかなか指しにくい。


図4

▲64角成としたが、△76桂だったら互角だった。
ここでは▲54桂がいいらしい。△同歩▲64角成△53銀▲31銀△同玉▲53馬△42銀▲86馬(参考図1)で先手有利。


参考図1

銀を吐き出させたことと、△76桂が消えているのが大きい。桂馬を損して後手を引くのがなかなか難しい手順だ。


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