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【遊戯王】竜剣士(咎姫型)のメモ

こんにちは。
竜剣士(咎姫型)デッキについて、メモを残そうと思います。


竜剣士(咎姫型)とは

ファントム・ナイトメア(PHNI)で登場した「賜炎の咎姫」を採用した型になります。こちらを採用することで墓地に妨害カードを用意できるだけでなく、展開の途中で「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」や「爆竜剣士イグニスターP」などの効果を1回多く使用することができます。


デッキレシピ

デッキレシピは以下の通りです。
※2023年10月のリミットレギュレーションを適用したものになります。

■今回のデッキを組むにあたって意識したこと
・P召喚前や「原始生命態ニビル」の妨害を受ける前に「爆竜剣士イグニスターP」をS召喚するため、特殊召喚効果があるカードを多めに入れる
・P召喚に依存しない(P召喚前にL召喚したい「軌跡の魔術師」をL召喚するまでに使用したカードで展開できるのが今回の理想)
・下スケールが不足するデッキであるため、サーチできる下スケールのPモンスターを最低限入れる


最終盤面

■最終盤面
2素材の「召命の神弓-アポロウーサ」+「ピットナイト・アーリィ」+「I:Pマスカレーナ」を素材にした「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」+「I:Pマスカレーナ」+守備表示の「No.41 泥睡魔獣バグースカ」

皆それぞれ目指す最終盤面は違うと思いますが、今回は上記の盤面を目指して展開します。展開に余裕がある場合は、相手フィールドだけに「VV-真羅万象」か「VV-百識公国」を置いて「無限泡影」や「拮抗勝負」などをケアします(「禁じられた一滴」や"罪宝"関連カードなどのコストに使用されたら泣きましょう)。

【上記展開にした理由について】
■メリット
〇召喚に要求される特定のカードが少ない
・「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」をF召喚するために必要な「EMオッドアイズ・ディゾルヴァー」やランク8の「No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー」は実質特定のカードからX召喚する必要があるが、上記盤面では特定のカードで特殊召喚しなければいけないモンスターはなく、無効系の妨害カードを受けても代わりになり得るカードを引いている、サーチできれば展開できる
〇「No.41 泥睡魔獣バグースカ」を妨害カードとして使用できる
・妨害カードがLモンスターのみであるため、「No.41 泥睡魔獣バグースカ」の影響を受けることなく対応できる
・永続効果の妨害カードを用意することで、手数の多いデッキに捲られないようにできる

■デメリット
〇妨害カードがモンスターカードのみである
・「冥王結界波」や「禁じられた一滴」などで複数のモンスター効果が無効にされた場合や、"壊獣"カードや「超融合」などで妨害カードが処理される、フィールドから炎属性のモンスターが処理された場合などは押し切られる可能性がある
〇モンスターカードにおける魔法・罠の発動無効系の妨害カードがない
・魔法・罠の発動無効系の妨害カードがないことから「三戦の才」や「拮抗勝負」など魔法・罠カードで押し切られる可能性がある


採用カード

今回の構築で他の人があまり採用していないカードをピックアップして紹介します。
〇超重神童ワカ-U4
・超重カードの採用としてはこちらがメイン
・竜剣士の展開で必要不可欠な「爆竜剣士イグニスターP」について、このカードをS召喚するためには「竜剣士ラスターP」か「竜剣士イグニスP」の効果でチューナーを用意する方法になる。しかし「竜剣士ラスターP」は制限カードであり、「竜剣士イグニスP」は破壊されないとチューナーを用意できないことから手札次第ではS召喚自体ができないことがある。

このチューナー不足の問題を解決するために"レベル4"、"チューナー"、"Pモンスター"でカードを探したところ、上記8枚が該当。この中で素材指定に制約がなく、特殊召喚効果があるカードを探したところ「超重神童ワカ-U4」が該当したため3枚採用

〇超重僧兵ビッグベン-K
・「超重神童ワカ-U4」の効果で置く"超重武者"Pモンスター
・P召喚に制約はかからず、竜剣士デッキに不足している下スケール
・引いてしまうと「超重神童ワカ-U4」の効果が発動できなくなるが、レベル8であることから通常召喚やP召喚ができず、死に札になるため1枚採用

「超重神童ワカ-U4」は自身の効果で特殊召喚できるだけでなく、S素材になるとPゾーンに置くことができるため、このカード1枚で実質Pスケールが揃えられるパワーカードです。しかし、今回の構築では"超重武者"モンスターをサーチできる「超重武者バイ-Q」や「超重僧兵ビッグベン-K」でサーチできる"超重武者装留"モンスターも入れていないため、「超重神童ワカ-U4」を上手に使用できていません。また、展開としては"竜剣士"モンスターをPゾーンにセットして効果を使用したいため、あえて効果を使用せずに通常召喚、P召喚で特殊召喚してS召喚するなど、効果ではなくステータスを重視して採用したカードになっていました。
今回の構築では「竜剣士ラスターP」が制限から解除される、新しい"竜剣士"チューナーが登場した場合、抜けるカードになります。逆に"超重"カードを増やすことで、少ないカードでPスケールを揃えられるようにしたり、「フルール・ド・バロネス」など妨害カードに対する無効カードをP召喚前に用意したりと「超重神童ワカ-U4」を上手に使用できる構築に寄せるのもよいと思います。


〇EMオッドアイズ・プリースト
・「EMドクロバット・ジョーカー」でサーチできる下スケール
・「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」のサーチ効果を使用した場合、P効果を使用することで墓地から回収できる
・基本的な展開に絡まないため1枚採用

このカードは「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」をF召喚するために使用される「EMオッドアイズ・ディゾルヴァー」、「オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン」、「EMオッドアイズ・プリースト」の3枚セットで採用されることが多いです。そのため「EMオッドアイズ・プリースト」1枚だけ採用することはイメージとしてあまりありませんでしたが、思っていたよりも「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をサーチカードとして使用することが多く、特殊召喚カードとして使用する回数を回収効果で減らすことなく使用できることから、このカードに助けられたゲームもありました。また、「EMドクロバット・ジョーカー」から下スケールをサーチしたい時に「EMドクロバット・ジョーカー」→「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」→「竜剣士マスターP」とすることなく下スケールをサーチできます。


〇VV-真羅万象/VV-百識公国
・「竜剣士マジェスティP」でサーチできるフィールド魔法
・"■今回のデッキを組むにあたって意識したこと"にある"特殊召喚効果があるカード"に該当するカード
・"ヴァリアンツ"デッキではなく、基本的な展開に絡まないため1枚ずつ採用

この2枚は両方引いてしまう以外は先攻/後攻それぞれに強みがあります。
【先攻】
・レベルに関係なくPモンスターをフィールドに特殊召喚できる
・自分フィールドのフィールド魔法だけ破壊することで、効果を使用させずに「無限泡影」や「拮抗勝負」などをケアできる
【後攻】
・"センチュリオン"などフィールド魔法を使用するテーマに対応できる
・「VV-百識公国」の効果を使用することで、相手の妨害カードを使用させにいける。また、カードの配置次第で魔法・罠ゾーンのカードを破壊できる

「天空の虹彩」が必要ない手札の場合は、「竜剣士マジェスティP」でサーチ(自分フィールドには優先して「VV-百識公国」を発動してください)して1手増やすカードとして使用していました。基本的に役割があり、積極的に使用していきたいカードではありますが、自分フィールドにフィールド魔法が残っている状態でターンを返すと相手に効果を使用されてしまうため、自分フィールドのフィールド魔法を破壊できる場合にのみ発動しましょう。


〇ピットナイト・アーリィ
・「賜炎の咎姫」と「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」の効果に対応したカード
・「賜炎の咎姫」の効果で破壊した場合、エンドフェイズに特殊召喚ができるため、後続を確保できる

このカードは「賜炎の咎姫」と「I:Pマスカレーナ」の効果とあわせて使用します。
●「賜炎の咎姫」を使用せず「I:Pマスカレーナ」の効果を使用した場合
①「I:Pマスカレーナ」と「ピットナイト・アーリィ」で「S:Pリトルナイト」をL召喚
②L召喚成功時にチェーン1「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」の効果で対象が「ピットナイト・アーリィ」、チェーン2「S:Pリトルナイト」でカード1枚を対象に取る
③対象に取ったカードを除外し「ピットナイト・アーリィ」を特殊召喚
※フィールドに炎属性が残るため、「賜炎の咎姫」の墓地効果が使用できる

●「賜炎の咎姫」の効果にチェーンして「I:Pマスカレーナ」の効果を使用した場合
①相手がモンスターを特殊召喚した場合、チェーン1「賜炎の咎姫」の効果で特殊召喚した相手モンスターと「ピットナイト・アーリィ」を対象にチェーン2で「I:Pマスカレーナ」の効果を発動
②「I:Pマスカレーナ」と「ピットナイト・アーリィ」で「S:Pリトルナイト」をL召喚し、特殊召喚した相手モンスターを破壊しつつ「賜炎の咎姫」を特殊召喚
※この場合、相手の特殊召喚されたモンスターを破壊できないと「賜炎の咎姫」を特殊召喚できない
③L召喚成功時にチェーン1「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」の効果で対象が「ピットナイト・アーリィ」、チェーン2「S:Pリトルナイト」でカード1枚を対象に取る
④対象に取ったカードを除外し「ピットナイト・アーリィ」を特殊召喚

「I:Pマスカレーナ」とは召喚条件が異なることから最終盤面で「No.41 泥睡魔獣バグースカ」を特殊召喚できない場合にL召喚の順番を変えていくことで「ピットナイト・アーリィ」と「I:Pマスカレーナ」の両方を特殊召喚できることは強みです。しかし、「ピットナイト・アーリィ」①の効果は使用したことがなく、炎属性のモンスターであれば「賜炎の咎姫」の効果は使用できるため、EXの枠がない場合や違うカードを入れたい場合は、抜いてもよいと思います。


〇ヴァレルソード・ドラゴン
・ライフを取るカード
・攻撃力/守備力が高いかつ完全耐性を持つモンスターに対応するカード

似たような役割で採用候補にあがる「アクセスコード・トーカー」についてですが、召喚条件が"効果モンスター2体以上"であり、L2モンスターを素材にL召喚しても攻撃力が4400と枠があれば入れたいカードです。その中で「ヴァレルソード・ドラゴン」を優先した理由は、戦闘破壊という除去方法にあります。「アクセスコード・トーカー」の対象を取らないカード破壊は強力ですが、竜剣士デッキには対象を取らないデッキバウンスができる「爆竜剣士イグニスターP」があることからL召喚してまで必要と感じた場面がなく(L召喚する前に除去していくため)、「爆竜剣士イグニスターP」で対応できない完全耐性を持つモンスターに対して「アクセスコード・トーカー」よりも戦闘破壊できる範囲が広いため使用していました。また、「No.41 泥睡魔獣バグースカ」がいる状態でETに入りライフを取りにいかないといけない場合、一度攻撃表示に変更しても「ヴァレルソード・ドラゴン」の効果で守備表示にできるため、次の相手ターンにも「No.41 泥睡魔獣バグースカ」の効果を継続することができる強みがあります(実際はほとんど出していないため、優先して入れたいカードがあれば抜いてもよいと思います)。


展開例

例を2つ載せておきます。
※誤りがあったり、よりよい展開方法があったら教えてください…

■「竜剣士マジェスティP」と「竜剣士ダイナマイトP」の2枚
①「竜剣士マジェスティP」と「竜剣士ダイナマイトP」をPゾーンにセット
②「竜剣士マジェスティP」の効果で「竜剣士イグニスP」をサーチ(破壊処理は行わない)
③「竜剣士ダイナマイトP」の効果で「竜剣士マジェスティP」を特殊召喚
④「竜剣士マジェスティP」の効果で「天空の虹彩」をサーチし、手札を1枚捨てる
⑤サーチした「竜剣士イグニスP」をPゾーンにセットし、「天空の虹彩」を発動
⑥「竜剣士イグニスP」を対象に「天空の虹彩」の効果を発動。「竜剣士イグニスP」を破壊し、「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をサーチ
⑦破壊された「竜剣士イグニスP」の効果で「竜剣士ラスターP」を特殊召喚
⑧「竜剣士マジェスティP」と「竜剣士ラスターP」で「爆竜剣士イグニスターP」をS召喚
⑨「爆竜剣士イグニスターP」の効果で「竜剣士ダイナマイトP」を守備表示で特殊召喚
⑩「爆竜剣士イグニスターP」と「竜剣士ダイナマイトP」で「軌跡の魔術師」をL召喚
⑪「軌跡の魔術師」の効果で下スケール(今回は「アストログラフ・マジシャン」)をサーチ
⑫サーチした「アストログラフ・マジシャン」をPゾーンにセット
⑬EXデッキから「竜剣士マジェスティP」と「竜剣士ダイナマイトP」をP召喚
⑭「竜剣士マジェスティP」と「竜剣士ダイナマイトP」で「昇竜剣士マジェスターP」をX召喚し、X召喚成功時効果を発動
⑮「昇竜剣士マジェスターP」の起動効果で「竜剣士マジェスティP」を取り除き、EXデッキから「竜剣士イグニスP」を「軌跡の魔術師」のリンクマーカー先に特殊召喚
⑯「軌跡の魔術師」と「昇竜剣士マジェスターP」で「神聖魔皇后セレーネ」をL召喚し、L召喚成功時効果で魔力カウンターを3つ置く
⑰「神聖魔皇后セレーネ」の効果を発動し、墓地から「竜剣士マジェスティP」を「神聖魔皇后セレーネ」のリンクマーカー先に守備表示で特殊召喚
⑱「竜剣士イグニスP」と「竜剣士マジェスティP」で「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」をL召喚
⑲「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果でPモンスターをEXデッキに置く(この時点で「アストログラフ・マジシャン」にアクセスできればOK)
⑳「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果でPゾーンのカードを破壊(今回は「アストログラフ・マジシャン」)し、「アストログラフ・マジシャン」をEXデッキから回収
㉑「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の強制効果で1枚引く(この時点で「アストログラフ・マジシャン」の効果は使用しない)
㉒手札から「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をPゾーンにセット
㉓「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」の効果で墓地の「爆竜剣士イグニスターP」を対象に発動。「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」を破壊し、「爆竜剣士イグニスターP」を特殊召喚
㉔「爆竜剣士イグニスターP」特殊召喚成功時に(効果発動前に相手に確認する)「アストログラフ・マジシャン」の効果を発動し、特殊召喚して「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をサーチ
㉕「爆竜剣士イグニスターP」の効果で「竜剣士ダイナマイトP」を守備表示で特殊召喚
㉖「アストログラフ・マジシャン」と「竜剣士ダイナマイトP」をリリースし「剛竜剣士ダイナスターP」を特殊召喚
㉗リリースされた「竜剣士ダイナマイトP」の効果でEXデッキの表側表示の"竜剣士"Pモンスターを回収(今回は「竜剣士マジェスティP」を回収)
㉘「剛竜剣士ダイナスターP」の効果で墓地から「竜剣士ダイナマイトP」を特殊召喚
㉙「神聖魔皇后セレーネ」と「爆竜剣士イグニスターP」で「召命の神弓-アポロウーサ」をL召喚(EXモンスターゾーンに特殊召喚する)
㉚「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」と「剛竜剣士ダイナスターP」で「賜炎の咎姫」をL召喚
㉛「賜炎の咎姫」の効果で墓地から「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」を特殊召喚
㉜「賜炎の咎姫」と「竜剣士ダイナマイトP」で「揚陸群艦アンブロエール」をL召喚
㉝「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果で「天空の虹彩」を破壊し、「アストログラフ・マジシャン」をEXデッキから回収
㉞処理後に「アストログラフ・マジシャン」の効果を発動し、特殊召喚して「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をサーチ
㉟手札から「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をPゾーンにセット
㊱「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」の効果で墓地の「爆竜剣士イグニスターP」を対象に発動。「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」を破壊し、「爆竜剣士イグニスターP」を特殊召喚
㊲「爆竜剣士イグニスターP」の効果で「竜剣士マスターP」以外の"竜剣士"Pモンスターを守備表示で特殊召喚
※「竜剣士マスターP」は通常モンスターであるため、一部Lモンスターの素材にできない。また、「竜剣士ラスターP」は「No.41 泥睡魔獣バグースカ」の素材にできないため注意が必要
㊳「アストログラフ・マジシャン」と「爆竜剣士イグニスターP」の効果で特殊召喚した"竜剣士"Pモンスターで「I:Pマスカレーナ」をL召喚
㊴「I:Pマスカレーナ」と「揚陸群艦アンブロエール」と「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」で「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」をL召喚(メインモンスターゾーンの真ん中に特殊召喚する)
㊵手札から「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をPゾーンにセット
㊶「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」の効果で墓地の「爆竜剣士イグニスターP」を対象に発動。「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」を破壊し、「爆竜剣士イグニスターP」を特殊召喚(「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」のリンクマーカー先に特殊召喚する)
㊷「爆竜剣士イグニスターP」の効果で「竜剣士マスターP」を守備表示で特殊召喚
㊸「竜剣士ダイナマイトP」の効果で回収した"竜剣士"Pモンスター(今回は「竜剣士マジェスティP」)を通常召喚
㊹「爆竜剣士イグニスターP」と"竜剣士"Pモンスターで「ピットナイト・アーリィ」をL召喚(リンクマーカー先に「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」や「召命の神弓-アポロウーサ」があるようにL召喚する)
㊺「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」の効果で墓地から「I:Pマスカレーナ」を特殊召喚
㊻「竜剣士マスターP」ともう一体の"竜剣士"Pモンスターで「No.41 泥睡魔獣バグースカ」を守備表示でX召喚
㊼エンドフェイズに「昇竜剣士マジェスターP」の効果でPモンスターをサーチ

書いてあることは多いですが、「世海龍ジーランティス」を経由していないので他の展開よりは難しくないと思います。
展開途中に無効系の妨害カードを受けた時に、素材のモンスターが足りず最終盤面ができない場合、マッチ戦の2・3戦目は相手のデッキにあわせて有効なカードを判断できますが、シングル戦やマッチの1戦目では相手のデッキがわからないことから、考えた末に召喚したモンスターが相手のデッキと相性が悪く捲られてしまうことがあります。そのため、何か1体だけ立てらない場合は、以下の優先度で最終盤面を目指します。
〇優先度
1.「召命の神弓-アポロウーサ」と「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」
魔法・罠で除去されない場合、ビートダウン系や罠デッキであっても対応することができます。また、スケールが揃っている場合、次のターンもP召喚から展開を行うことができることから、優先して立てたいモンスターになります。
2.「I:Pマスカレーナ」と「No.41 泥睡魔獣バグースカ」
「I:Pマスカレーナ」は最低でも他のモンスターが1枚以上必要であることから、1枚で効果が解決しません。また、「No.41 泥睡魔獣バグースカ」は「爆竜剣士イグニスターP」を繰り返し使用することから序盤には立てられず、終盤にはランク4であることから「爆竜剣士イグニスターP」自身を素材にできないため、立てにくくなるカードになります。
状況によっては②のどちらかも立てられない場合があります。その場合は、永続効果の妨害カードである「No.41 泥睡魔獣バグースカ」を優先し、X召喚ができない場合は「I:Pマスカレーナ」を立てましょう。
3.「ピットナイト・アーリィ」
「賜炎の咎姫」の墓地効果を使用しつつリソースを回復できるため採用していますが、基本的に自身のモンスター効果無効の効果は使用せず、炎属性であれば他のモンスターでもよいため(例:「No.41 泥睡魔獣バグースカ」をX召喚し、「爆竜剣士イグニスターP」のみが残る場合でも妨害カードの数としては変わらない)、優先度は低くなります。

■手札がよくて「原始生命態ニビル」をケアしたい場合
「原始生命態ニビル」を発動されるタイミングとして、相手視点でもP召喚後が1番裏目に出ることはないと考えられます。今回の構築では、P召喚前に「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」や「フルール・ド・バロネス」を立てることはできず、「召命の神弓-アポロウーサ」を立てようとしてもその過程で「原始生命態ニビル」を発動されてしまいます。しかし、以下の条件が揃っている場合、P召喚後に「原始生命態ニビル」を発動された場合でも立て直すことができます。
〇対応条件
・「爆竜剣士イグニスターP」をS召喚している
・手札に「アストログラフ・マジシャン」と「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」を持っている、またはサーチできる
・P召喚後に片方のPゾーンを空けることができる

〇P召喚後に「原始生命態ニビル」を発動された場合を想定
・フィールドには「原始生命態ニビル」のトークン1体のみ
①手札から「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をPゾーンにセット
②「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」の効果で墓地の「爆竜剣士イグニスターP」を対象に発動。「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」を破壊し、「爆竜剣士イグニスターP」を特殊召喚
③「爆竜剣士イグニスターP」特殊召喚成功時に(効果発動前に相手に確認する)「アストログラフ・マジシャン」の効果を発動し、特殊召喚して「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をサーチ
④「爆竜剣士イグニスターP」の効果で"竜剣士"Pモンスターを守備表示で特殊召喚
⑤"原始生命態ニビルトークン"と「爆竜剣士イグニスターP」で「I:Pマスカレーナ」をL召喚
⑥「アストログラフ・マジシャン」と"竜剣士"Pモンスターで「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」をL召喚
⑦「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果でPモンスターをEXデッキに置く
⑧「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果で表側表示のカードを破壊し、「アストログラフ・マジシャン」をEXデッキから回収
⑨「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の強制効果チェーン1(自分のチェーンを組む前に相手に確認する)チェーン2「アストログラフ・マジシャン」の効果を発動
⑩「アストログラフ・マジシャン」を特殊召喚して「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をサーチし、1枚引く
⑪手札から「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をPゾーンにセット
⑫「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」の効果で墓地の「爆竜剣士イグニスターP」を対象に発動。「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」を破壊し、「爆竜剣士イグニスターP」を特殊召喚
⑬「爆竜剣士イグニスターP」の効果で「竜剣士ダイナマイトP」を守備表示で特殊召喚
⑭「アストログラフ・マジシャン」と「竜剣士ダイナマイトP」をリリースし「剛竜剣士ダイナスターP」を特殊召喚
⑮リリースされた「竜剣士ダイナマイトP」の効果でEXデッキの表側表示の"竜剣士"Pモンスターを回収
⑯「剛竜剣士ダイナスターP」の効果で手札から「竜剣士ダイナマイトP」の効果で回収した"竜剣士"Pモンスターを特殊召喚
⑰「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」と「爆竜剣士イグニスターP」で「賜炎の咎姫」をL召喚
⑱「賜炎の咎姫」の効果で墓地から「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」を特殊召喚
⑲「賜炎の咎姫」と「剛竜剣士ダイナスターP」で「揚陸群艦アンブロエール」をL召喚
⑳「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果で表側表示のカードを破壊し、「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をEXデッキから回収
㉑「I:Pマスカレーナ」と「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」で「召命の神弓-アポロウーサ」をL召喚(EXモンスターゾーンに特殊召喚する)
㉒手札から「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をPゾーンにセット
㉓「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」の効果で墓地の「爆竜剣士イグニスターP」を対象に発動。「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」を破壊し、「爆竜剣士イグニスターP」を特殊召喚
㉔「爆竜剣士イグニスターP」の効果で"竜剣士"Pモンスターを守備表示で特殊召喚
㉕"竜剣士"Pモンスター2体で「昇竜剣士マジェスターP」をX召喚し、X召喚成功時効果を発動
㉖「昇竜剣士マジェスターP」の起動効果でX素材を取り除き、EXデッキから"竜剣士"Pモンスターを「召命の神弓-アポロウーサ」のリンクマーカー先に特殊召喚
㉗「揚陸群艦アンブロエール」と「爆竜剣士イグニスターP」と「昇竜剣士マジェスターP」で「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」をL召喚(メインモンスターゾーンの真ん中に特殊召喚する)
㉘手札から「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」をPゾーンにセット
㉙「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」の効果で墓地の「爆竜剣士イグニスターP」を対象に発動。「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」を破壊し、「爆竜剣士イグニスターP」を特殊召喚
㉚「爆竜剣士イグニスターP」の効果で"竜剣士"Pモンスターを守備表示で特殊召喚
㉛"竜剣士"Pモンスター2体で「No.41 泥睡魔獣バグースカ」をX召喚
㉜エンドフェイズに「昇竜剣士マジェスターP」の効果でPモンスターをサーチ
or
㉛「爆竜剣士イグニスターP」と"竜剣士"Pモンスターか"竜剣士"Pモンスター2体で「ピットナイト・アーリィ」をL召喚(フィールドに炎属性モンスターを残す)
㉜「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」の効果で墓地から「I:Pマスカレーナ」を特殊召喚
㉝エンドフェイズに「昇竜剣士マジェスターP」の効果でPモンスターをサーチ

仮にP召喚後に「原始生命態ニビル」を発動されなかった場合("■「竜剣士マジェスティP」と「竜剣士ダイナマイトP」の2枚"の展開で想定)、フィールドは以下の通りになっています。
・「軌跡の魔術師」と"竜剣士"Pモンスター2体
展開例では「召命の神弓-アポロウーサ」をある程度展開した後にL召喚していますが、今回と同じ条件が揃っている場合、P召喚後に「召命の神弓-アポロウーサ」をL召喚しても、ほぼ同じ最終盤面にすることができます。

無効系の妨害カードを受けなかった場合、「竜剣士マジェスティP」から「天空の虹彩」、「軌跡の魔術師」から「アストログラフ・マジシャン」など、今回使用するカードのサーチ自体はそこまで難しくないので、手札がよい場合は狙ってみるのもよいと思います。


さいごに

マスターデュエルでも"竜剣士"デッキは組んでいます。
(紙がメインなのでそこまで遊べていません…)

大きく違うところは「竜剣士ラスターP」が3枚使えること、「クシャトリラ・フェンリル」が2枚使えることで、それ以外はほとんど同じカードで組むことができます。「クシャトリラ・フェンリル」は自身の効果で特殊召喚できるためPモンスターの通常召喚とあわせて「軌跡の魔術師」の素材にできたり、「竜剣士マジェスティP」の捨てる手札を用意できたりと相性観点でも強いカードだと思います。


本当はファントム・ナイトメア(PHNI)で新規が出た"マジェスペクター"のデッキを考えていたのですが、気がついたら"竜剣士"デッキになっていました…。こちらは「マジェスペクター・ユニコーン」が禁止から解除されたら考えてみようと思います。

"竜剣士"デッキについて、マッチ戦の情報があまりないことから他の人の考えが参考にできず、構築にしてもプレイにしても最適に近づけられたのかはわかりません。しかし、デッキとしては「EMモンキーボード」が禁止から解除された時以上に「賜炎の咎姫」がきた今回の方が確実に強くなっていると思います。あとはチューナーが不足しているので「竜剣士ラスターP」が次の制限改訂で解除されると嬉しいです。