葛藤と人生の岐路に。 〜2013年2月6日リリースのeureka〜 春と修羅がくれた自信
きのこをコピーし始めて3.4曲目の持ち曲となったのが2013年2月6日にリリースされたeurekaのアルバムの中の「国道スロープ」と「春と修羅」であった。
まずこの2つを聴いた時、本家のジャンル性を疑った。
クロノスタシスのような曲からきのこ帝国をコピーし始めた私にとっては、いったいどんな感情のもとこの曲が作られたか、そもそも本当に同じ人が作った曲なのか??とひたすら混乱であった。
一見訳のわからない淡々とした情景描写の歌詞の奥にある、金属を打ち付けるような佐藤のバッキング
ボーカルスタートで曲が始まるところもまた、
きのこ帝国の中での佐藤千亜妃の立ち位置と
自分自身のバンド内での役目を再確認させた。
サークル内では当初きのこ帝国を知る者は非常に少数で、最初のライブではただひたすら観客を置き去りにしたことが記憶にある。
特に春と修羅はその歌詞のインパクトで印象的だと言われたが同時に理解できないとまで言われたこともある。
しかしながらこの2曲のコピーを境に、自分のバンド人生は大きく変遷を辿ったと言って間違いではない。
詳しい情景が歌詞に完璧に表現されてないからこそ、作詞作曲した佐藤がどんな思いで作ったのか。
同じボーカルとしても想像力を働かせながら曲を解釈した。
どんな相手を思っているのか、少なくとも救われることのない前に進むこともないこの曲の中でひたすら苦しんでいるように感じられながらも
疾走感あるこの曲は正直やっていて一番心地がいい。
当時この曲を全く知らなかったサークル内の部員は今や、この曲のサビで手を挙げるようにまで。
わたしらの真の"持ち曲"にできたことへの達成感が溢れた曲でもあり、ところどころで現れるシンコペーションは今やバンドのまとまりの代名詞ともなった。
一方で春と修羅はというと、
一見すると、
何があったん2009年の春に、、、
と思っていた私も
この曲をコピーし始めてはこの歌詞の同じ状況に立ったことが幾度となくあったことは事実で。
どこにも向けられないやるせ無さや悔しさ、単に"病んだ"という一言では片付けられない状況。
午前3時にギターを弾かざるを得ない心境
結局は今に至るまできのこ帝国の13曲をコピーしてきているが、どの曲よりもこの曲は感情が込めやすい。
唯一、本家をコピーというよりかはこの曲に関してはカバーを言い切りたい点は
著者がライブではこの曲はサビでがなって歌う点
この歌詞に見合うステージングをしようとした結果観客を睨め付けながらがなるとき、
1番私らしくいられる気がする。
どこにも向けられない感情、幸せとは言えない曲を通して、このような音楽の表現が私にもさせてもらえる機会があるのだと。
eurekaとの出会いは間違いなく私のバンド人生の分岐点になり続けよう。
#きのこ帝国 #eureka#春と修羅#国道スロープ
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