子どもの頃の釣りって
私が小さい頃父と兄妹でよく釣りに行ってた。小さい子が休日に遊ぶってなるとイオンみたいな商業施設とか、テーマパーク、動物園などで遊ぶ人が多いと思う。
でも、私の実家は田舎でそういうところにいくとなると2時間以上かかる。
親もせっかくの休日なのにそんな労力をかけたくなかったんだろう。
家からそんなに遠くなく、お金もかからず、子どもも遊べて、自分もゆっくりできるってなったら釣りしかなかったんだと思う。
でも、子どもの私からしたら魚が釣れるまでの待っている時間って、まー暇だった。
そんな中、小さい魚が水面近くを泳いでいるのを見て、あそこに糸を投げれば釣れるじゃん!ラッキー!と思って移動するが全然釣れず。(魚もそんなバカじゃないのだ)
あの時の私はゲームアプリでガチャ回して、UR演出が出たのに全然出てこなかった時の感覚に似ていると思う。
えー?なんで釣れないの?すぐそこにいるじゃん!…あれ?すぐそこってことは網ですくえばいいんじゃない?
そう思った私は網を持って水面に近づけようとした時、父が「ばか!危ないだろうが!」と言って網を取り上げた。
小さい私にとっては水面の近くに見えた魚は、大きな父から見たら魚は深くにいたのだろう。
その出来事があってからは網で掬うことはしなかったが、小さな魚の群れが見えたらそこに移動して釣りをしていたが全く釣れず。
逆に、適当にぽーんと投げたところでたくさん釣れる事がわかって、魚の姿が見えない状況で釣れた方が楽しいんだなとわかった。
それからは、小さな魚の群れを見つけても、太陽の光にあたってキラキラしているのをただキレイだなーと眺めるだけになった。