限りなく白くを初めて知る

2024年9月1日。安平町で行われたアイドルフファスに参加した。朝一のきのホ。のライブを大いに楽しんだあと、特にお目当てのグループがいない自分は次のきのホ。のアコースティックセットのライブまで何となしにメインステージを眺めていた。

聞いたことのないotsumamiというアイドル。どうやら、ライブを見ているとタイトル未定のメンバーのソロプロジェクト的なもののようだ。ステキな歌声だなぁと見ていると、そのステージを一人のアイドルが直立不動で食い入るように見つめているのに気付いた。しかも、何曲もの間、動かない。

衣装を着ていたので、その方が限りなく白くのメンバーであることはわかった。北海道に住んでいながらも、地元のアイドルに興味を持てない自分でもグループ名は知っている。
ライブを見ている姿から、恐らくこの方は歌っている富樫さんにリスペクトがある方なんだろうなと思った。とても真面目な方とも感じて好感を持ち調べてみるとそのメンバーは、白瀬ななこさんということがわかった。

思えば、限りなく白くのお披露目の瞬間に立ち会っている。2023年8月にきのホ。の北海道での対バンライブの最後に挨拶にステージに上がっていた記憶がある。タイトル未定の妹的な立ち位置の新しいグループができるんだ、くらいの感覚で公式のXだけはフォローしていた。5人組であることは覚えているが、正直メンバーのお名前までは全く記憶していない。

その程度の認識であったが、食い入るようにステージを見つめている姿がやけに印象に残った。

限りなく白くのライブ予定を見ると、次の週に無銭ライブが開催されるらしい。楽曲は聴いたことがなかったが、ここまで先輩のライブを真剣に見ている白瀬さんがどのようなステージしているのか気になったのでチケットを予約した。

初めてちゃんと見る「限りなく白く」はいわゆるアイドルポップス的な曲もあれば、EDMアプローチの曲もあり統一性は感じられず音楽的には何をしたいのかよくわからないというのが第一印象だった。そもそもが、あまり聞かないタイプの音楽をやっているグループ。

ただ、それを差し置いてもステージ上のメンバーのパフォーマンスに目を奪われた。

白瀬ななこさんは勝手に抱いていたイメージと違いとてもパワフルなパフォーマンスをする方だった。意外だったが、それがとてもカッコよく感じた。
また、他のメンバーもパフォーマンスもそれぞれ個性的だった。
いわゆる、世間がイメージする「アイドル」的なパフォーマンスをする方もいれば、立ち振る舞いになぜか「儚さ」を感じる方、そしてとてもしなやかに踊っているが、ここぞというときに意思の強い表情を見せる方。

「正統派アイドル」というキャッチコピーがついていたはずなんだけどな。全体のフォーメーションダンスもいい意味で各メンバーらしさが出ているのだろうと思われ、「音楽的にはよくわからないがとてもおもしろいグループ!」それが初ライブ後の感想である。

またパフォーマンスを観にライブに来たいなと素直に思った。好みは別にして、ちゃんと曲を覚えた方がそれぞれのパフォーマンスをしっかりとみれるようになるのではとも思った。
すぐにサブスクで音源をダウンロード。しかし、今日聞いた曲が一部音源化されていなかった。なんでだ。

そして1週間後、限りなく白くの音源を聞きまくり完全に曲が入った状態で2回目のライブに臨むことになる。
そのころには、各メンバーのXもフォローし何となくの人となりを確認していた。白瀬ななこさんの他に気になる方ができていた。しなやかな踊りで印象に残った藍沢未羽さんだ。そのパフォーマンスからは想像できない様々が藍沢さんのSNSを見て感じ取れたのだ。

「どういう人なんだろう」

その興味も強くて、特典会でお話をしてみたいと思っていた。
緊張のあまり、ほぼしゃべりたい事を伝えられなかったのだけど。


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