私的「異なるグループで好きな10曲をあげたら好みがだいたいわかる」

毎回の記事で名前を出してしまうが、限りなく白くを好きになってからいろいろな変化があった。その一つにXで限りなく白くのことをポストすることが多くなった影響か、おすすめ欄に限りなく白くのヲタさんのポストが多く表示されるようになったことがあげられる。
「いろいろな形の推し方があるものですなぁ」と眺めていたところ、面白いハッシュタグが上がっていた。

曰く、「異なるグループで好きな10曲をあげたら好みがだいたいわかる」
色々な方のポストを拝見して、知らないグループを挙げている人が多く大変勉強になったと同時に、「これ、自分も作ってポストしてみようかな」
と考えてしまったのです。

実際、作りました。でも、「これ、このハッシュタグでやっていることにはそぐわないな…」皆さんが楽しんでいるハッシュタグは今現在のことを共有して楽しんでいるのであり、過去を振り返るような内容はあまりにも空気読めてないと強く感じてしまいました。

で、noteなら好きに書いていいだろうと思い、「個人的な」「結果的に自分のアイドル遍歴を振り返ることになっていた」、「異なるグループで好きな10曲をあげたら好みがだいたいわかる」を書いていきます。

そもそも、自分のことなんだから好みは把握しているんだけど。


①ももいろクローバー 「走れ!」

それまで、アイドル音楽に全く触れてこなかったのだが、当時吉田豪が色々な媒体でももクロの話をしており、興味本位でTIF2010のももクロちゃんをYoutubeで見たことでドハマりする。表情はみんな笑顔ではあるんだけど、まるで何かと戦っているような鬼気迫るパフォーマンスに衝撃を受けて、観終わった後どういう感情か自分でもわからないが自然と涙を流していた。このTIF2010の「走れ!」落ちサビの夏菜子の表情でアイドルへの扉が開かれたのです。

②lyricai school 「PARADE」

アイドル音楽って、どんなジャンルでも成立するんだ!と世界観が広がった曲。アイドル×ラップの組合せのパイオニア的存在のグループのリリスク。完成されたポップなトラックの上にアイドルの立ち位置で繰り出されるラップはとても新鮮で、アイドル音楽ヤバいなと狂ったようにリピートしていた。
今でも形を変えて存続しているグループであるが初期リリスクが一番「アイドルがラップをする」という面白さを持っていたと思う。

③ゆるめるモ! 「Only You」

デビュー当時から、ゆるめるモ!は音楽的にいい意味でイカれていた。これは当時の総合プロデューサーである田家さんの好みであると思うのだが自分にとってそれが一番のゆるめるモ!の魅力だった。
ゆいざらす卒業後にリリースされた2枚目のアルバム「YOU ARE THE WORLD」は、ゆるめるモ!最高傑作の1枚であると思っている。
各種の音楽性を飲み込んだアルバムの最後を飾るOnly Youはボアダムズを彷彿とさせるアイドル音楽としては行きっ切った大作。ライブでこの曲が披露されると確実に頭のネジが外れてしまう。

④いずこねこ 「white clock」

今では珍しく感じる、ソロアイドルのいずこねこ。活動は終了してしまったが、サクライケンタによる現代音楽的なポップス、変拍子を多用する楽曲は
当時本気で「日本で一番新しい音を鳴らしている」と思っていた。
ライブでの「いずこねこ」こと茉莉ちゃんはとてもアイドルらしい笑顔で楽曲とのギャップもとても好きだった。

⑤BELLRING少女ハート 「アイスクリーム」

現在でも新体制で活動は続いているが、一度「崩壊」という形で活動休止したベルハー。アルバム「BedHed」は大傑作だと思っているが、その中でもアイスクリームという曲はベルハーの70年代ロック感の最たる楽曲だと思っている。メンバーも個性的でステージでのカッコよさと特典会での自由奔放さのギャップにやられました。

⑥クルミクロニクル 「輝け空色少女」

バキバキEDMに、素朴すぎるクルミクロニクルというソロアイドル。
風のように突如現れ、風のようにアイドル活動を休止した。
失礼かもしれないが、クラスでも地味だったのでは?と感じる女の子のクルミクロニクル。その真面目・誠実さはステージパフォーマンスにも表れており、それがとても好きだった。
札幌で行われたライブでは、学校のテストがあり急遽出番順が一番最後に変更になった記憶がある。そんな彼女は、学業を優先させるためにアイドルを卒業した。当時、「推し」がいなかった自分が最も推したいと思った存在で、その報を聞いたとき、本当にショックだったな。
ちなみに、この記事にはそれぞれの楽曲のリンクを埋込もうと思っていたんだけど、クルミちゃんの曲がapple musicに入っていなかった。どうやら、iTunesに取り込んだ自分の音源がapple musicに反映されていただけのよう。
なので、全曲埋込は止めました。

⑦89-ハチキュウー 「ハイライト」

⑥までは2010年代の曲です。アイドル曲を自分で掘って取りにいっていた時代の楽曲。⑦以降は最近のアイドル曲となります。
最大の違いは、楽曲がインスタなどのSNSでおすすめとして勝手に表示されるようになり、掘る作業をしなくても勝手に向こうから曲が寄ってきてくれることがあります。
89、詳しいことはよくわからないのですが横浜を拠点に活動しているようです。関東メインの活動なので北海道に来てくれる様子はありませんが、ライブを見てみたいという思いは1位です。
アルバム「NUMBERS」は様々な音楽ジャンルを取り込んだ曲で構成されていてそれがどれもいい曲。特に、ハイライトは一番ロック色が強く、1分30秒程度で終わる潔さ。こういう姿勢は大好きです。

⑧きのホ。 「アンバランス」

きのホ。の曲はどれも大好きなのですが、2024年現在で一番好きな曲。
きのホ。の持つ優しさを象徴する楽曲だと思っています。
今年、きのホ。の特典会でこはるちゃんとこの曲についてお話ししたのですが、間奏で入るこはるちゃんのセリフ部分、実は製作チームからメンバーにそれぞれセリフを考えるように指示があったそうで、その中からこはるちゃんのセリフが採用されたと聞きました。こはるちゃん推しの自分としてはうれしい限りなのですが、他のメンバーバージョンも聞いてみたいと思ってしまいます。

⑨AQ 「レディ?」

きのホ。の所属する古都レコードから今年デビューしたアイドル。
メンバーの恋愛をタブー視しているのに作り手側は歌詞で疑似恋愛的な内容を歌わせて、それを享受するヲタ側もプライベートは好き勝手やっているのに疑似恋愛的にアイドルを見て、アイドルが恋愛しようものなら炎上してしまう構造が、アイドル好きな自分でもグロテスクに感じることがあります。
なので、曲の中で直接的な「君が好き」とか「かわいい私」みたいな内容を歌われると居心地が悪いというか。
AQは、印象派が楽曲を手掛けておりそのクオリティは担保されています。
その上で、この曲の歌詞がすごいと思いました。
「友達と鍋を作って食べる手順と注意」を綴った歌詞。奥田民生がやりそうなやり口の歌詞をアイドルに持ってきてくれたことに感動しました。
歌詞なんて音に溶け込んでりゃ意味なんかなくてもそれはそれでいいよね、聞かせたいのは音楽なんだからと個人的には思っています。

⑩限りなく白く 「青春の相対論」

今、一番ハマってライブを観ているグループからの一曲。
正直、一番最初に観たライブでの印象は乃木坂46の「制服のマネキン」みたいな曲だな…でした。
でも、この曲をパフォーマンスしているメンバーがすごい良かった。基本的には笑顔でこの曲をパフォーマンスするのですが曲の最後に横一列になって意思の強い表情でこの曲を締めるんです。それが、青春を終えた後に大人になっていくことへの決意の表情という解釈を勝手にしていてそれがとてもグッときてしまうんですよね。
アイドルにハマったきっかけのももクロちゃんもパフォーマンスに心を惹かれました。いろいろなアイドル音楽を聴いてきて、今現在パフォーマンスが魅力的だと思えるグループに出会えたことが原点回帰したようでとても嬉しく思っています。今では、この曲自体も大好きです。

思ったよりも長文になってしまった。
でも、この内容ではXにはアップできないと判断したこと、少しはお分かりいただけただろうか。半分以上10年前の曲ですからね。空気読めてないですね。
そして、私はnoteの目次編集を覚えた。

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