妻に手紙を書こう
妻の誕生日をお祝いした。
お付き合いを始めてから、結婚をしてから、誕生日や記念日のたびに手紙を書いて渡している。
手紙を書いて、渡すというのは、少々気恥ずかしいが、普段伝えられない感謝を伝えるのにぴったりだと思っている。
手紙を書くというのは、書く前から始まっていて、清書するぞといって書き始めるのは、進捗度で行くともう90%近いと自分は思う。
まずは、バースデーカード探し。おしゃれな文房具屋さんや本屋さんには、手紙コーナーがあって、綺麗なイラストをあしらったレターセットがよりどりみどりで並んでいる。その中から妻が好きそうなものをチョイスする。
バースデーカードを買ったら、次は原稿を考える。購入した折りたたみのバースデーカードにちょうどいい量の文章を考えていく。
文章を考えるときは、携帯のメモ帳アプリを使って考える。大体の構成は、次のとおりだ。
・お祝いの言葉
・いつも感謝していること
・前に手紙を渡したとき以降で印象に残っている出来事
・これからの抱負
大まかにこの内容を手紙にしたためる。多すぎても少なすぎてもダメで、1枚のバースデーカードに収まるちょうどいい分量で書く。
書き上げたら、一晩か二晩、時間を置いて校正する。なるべく分かりやすいように伝わりやすいように、構成を考える。
文章が決まったら、最後に手紙を書いていく。下書きはせずに、一発勝負で書き始める。分量と紙面のバランスを考えて頭でっかちにならないように気をつける。
これを妻の見ていないところで、仕上げていく。同棲を始める前まではいくらでも時間があったが、今はそうはいかない。バースデーカードの入手も気取られないようにこっそり買う。文章を考えるのも、手紙を書くのも一人の時間を作って仕上げていく。
なんとか書き上げて手紙を渡す瞬間、これは毎回緊張する。手紙を渡すとその場で読んでくれるので、どんな表情をしてくれるのか、それをドキドキしながら見守っている。
口では改まって言えない言葉を、手紙で伝えるというのは、少し古風だが効果はあるように思える。