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ルヴァンカップ2024

こんにちは南仙台の父です。
今回は久しぶりにサッカーネタにしました。
というか、これを取り上げざるを得ないというか、久しぶりに欧州ではな
くJリーグネタで攻めることにしました。

今年のルヴァンカップが終わりました。
11月2日に国立競技場で決勝戦が行われ、今回はグランパスとアルビレッ
クスが決勝に駒を進めました。
今回は試合を振り返ろうという企画ではありません。
試合そのものは凄いことになっていて、PK戦にまでもつれた挙句にグラ
ンパスが見事3年ぶりのタイトル獲得となりました。
まずはグランパスファンの皆さんおめでとうございます。
今回は私の出身地である名古屋(愛知県)のグランパスと仙台に来る前
に住んでいた新潟のアルビレックスの戦いであったことが非常に気にな
っておりました。
特にアルビレックスはビッグタイトルに恵まれない状況も長く、冬の新
潟のようなどんよりとした感じになっていました。
今回は見事に決勝に進むことができ、日本のサッカーの聖地である国立
競技場で死闘を繰り広げることになりました。
名古屋や新潟から熱いファンも集まって熱戦を見守ったことだと思いま
す。

サッカーは野球と違って、いわゆるレギュラーシーズンと呼ばれるカテ
ゴリーごとのリーグ戦、カップ戦の両方を年間で戦うことになります。
また、強いチームであれば欧州やアジアでも更にリーグ戦があって、こ
こを勝ち抜くとタイトルを得ることができる仕組みになっています。
今回のルヴァンカップはカップ戦になりますが、日本では天皇杯もある
ので、カップ戦が二つあります。
世界でもこうした感じのリーグが多く、複数のカップ戦とシーズン線の
両方を戦うようにチームが編成されています。
カップ戦は大したことねえだろっていう人もいるかもしれませんが、収
入面だけではなく、Jリーグであれば次のシーズンのAFCの出場権も得ら
れる仕組みがあるので、そこを勝ち抜けば欧州や南米の強豪とも戦うこ
とができるだけに、重要な意味合いがあります。
なので、シーズンを戦う中ではカップ戦をどう戦うかもかなり重要とな
ってきます。
カップ戦はリーグ戦とは違ってトーナメント方式であり、カテゴリーを
超えた形で戦うというレギュレーションの特徴もあります。
よく冗談で長崎・国見高校がJ1のチームと対戦したらっていう話があり
ましたが、条件によってはそういうことも可能になります。
これがプロ野球との大きな違いかもしれません。
今年は筑波大学がJリーグのチームを相手に天皇杯で勝利を重ねていま
したが、そういう下剋上が見られるのもサッカーならではの現象かもし
れません。
最近は日本選手も欧州で活躍し、カップ戦出場のニュースも入ってきま
すが、相手がプロではない4部リーグのチームと戦うというのもそうし
た事情があります。
必ず強いチームが勝てるというわけでもないので、こうしたことが多々
起こるのがサッカーです。
(今回はプロ野球でもクライマックスシーズンを制して、リーグ戦3位
のベイスターズが日本一になってますが、サッカーファンから見れば別
に不思議なことにはあまり感じません。)

サッカーの特徴としてはプロ野球と違って地域に根差した環境で活動を
行うというところもありますが、実はアルビレックスはかなりこのJリー
グの理念、欧州で根付いた地域スポーツ発展の理念を取り入れたチーム
でもあります。
私は新潟市に2年くらい住んでいましたが、息子もアルビレックスには
お世話になっています。
といっても、サッカーではありません。
息子がお世話になったのは「陸上」でした。
アルビレックスはサッカーだけでなく、陸上や野球、その他にも色々な
スポーツに取り組んでいるスポーツクラブになっています。
基本的にサッカーで知られている「黄色」のユニフォームがベースにな
っていて、クラブのイメージカラーが黄色になっています。
Jリーグでもここまで欧州的なスポーツクラブの形態になっているところ
はあまりないと思います。
欧州ではスペインのバルセロナやイタリアのミランなどもこうしたスポ
ーツクラブとして、バレーボールなどのチームを持っています。
また、それぞれの競技にユース制度が設けられており、選手の発掘や育
成なども行われるようになっています。
新潟だと学校の部活ではなく、アルビレックスのユースに所属して練習
する子供たちも多いです。
もちろん、サッカーだけでなく様々な競技でこうした取り組みが行われ
ており、アルビレックスは単なるサッカークラブではなく、地域の総合
スポーツクラブとして生活に溶け込んでいます。

私も新潟市に住んでいた頃は不思議なくらいに家内がアルビレックスの
招待券をもらって来て、ホームスタジアムであるビッグスワンに何度も
行ったことがあります。
仙台では一度もベガルタの試合を見に行っていませんが、家内が仙台で
はこうした招待券をもらって来ないからかもしれません。
新潟市中央区の鳥屋野潟に位置するビッグスワンは新幹線からも見える
くらい大きな存在ですが、この鳥屋野潟は野球場も含めて一帯が運動公
園となっています。
試合がある日はもちろんですが、試合のない日でも休日となれば多くの
人が集まってくる場所です。
私も息子を連れて何度か行ったこともありますし、上述の通り息子がア
ルビレックスの陸上チームにお世話になっていたので、ビッグスワンの
練習では何度か送り迎えをしたこともありました。
ビッグスワンには駐車場も数多くあり、駐車場を事前にチケットと同様
にネットで購入することができるという仕組みもありました。
また、雨が降るとちょっとした雨でも水たまりがかなり大きくなって、
一面が水浸しになるのも特徴でした。
この辺りは水が常に湧き出る場所なので、24時間365日常にポンプで排
水しないといけないという問題点もありました。
冬は雪で長靴が必要であり、夏も雨が降ると長靴が必要となるくらいの
場所といってもいいかもしれません。
鳥屋野潟公園の近くには図書館や科学館もあって、子供を連れて休日を
楽しむには本当にいい場所でした。
ただ、レッズ戦とかの日はちょっと恐ろしい状況になるので、あまり近
づかないようにはしておりました。
だって、新潟駅の南口から出るバス乗り場のところから恐ろしい雰囲気
がしてましたから・・・。

今は学校でも部活を管理する先生たちの問題やら、先生たちの働き方改
革の問題などもありますが、アルビレックスみたいな地域スポーツクラ
ブというのもこうした解決策なのかもしれません。
おじさん、おばさんたちのスポーツ観戦というよりも、世代を超えて一
体となったスタイルがアルビレックスにはありました。
今回は日本代表と同じように、因縁のPKで敗れてしまいましたが、こう
した総合スポーツクラブが各地に増えていくといいのかもしれません。

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