ギターピック
こんにちは南仙台の父です。
今回はギターピックについて取り上げました。
道具に拘る人が多い中でギターを弾く時に使うピックにも好みがあり、こ
れに拘りを持つ人少なくありません。
今回はそんなギターピックについてです。
ギターやアンプ、エフェクターやシールドといった、直接音に関係するモ
ノに対する拘りは当たり前ですが、直接音には関係ないモノに対する拘り
というものも強くあります。
ストラップやケース、メンテナンス用具などもそうです。
その中で音そのものを出す道具となるのがギターピックです。
楽器屋さんにも数多のギターピックが売られており、値段も高くない割り
に様々な種類があって、初心者が一番悩んじゃうのがピックです。
世の中には色々なスタイルのギタリストがいます。
例えば、クイーンのブライアン・メイは6ペンスコインを使っていたこと
で知られています。
また、リッチー・コッッェンやアル・クルーはピックを使わずに指で弾い
ています。
その他ではカルロス・サンタナがベース用のでっかい三角形のピックを使
っていたり、是方 博邦氏はサムピックを使って弾いています。
その他にも変わったものを使って弾いているギタリストは多いですが、著
名なギタリストだと自身のオリジナルピックを出している人もいます。
私が使っているのは某S楽器店が出している、渡辺 香津美氏の監修による
ピックを使っています。
これはもうかれこれ8年程度使っていますが、今までで一番弾きやすく、そ
れまで使っていたものを使おうとは思わず、その他持っていたピックも全
部処分しちゃうくらいにフィット感があります。
いわゆる形状がティアドロップというやつで、材質や厚みや硬度といった
ものは特に見た感じ特別な感覚はありません。
値段も普通に100円程度で買えるものなので、値段も気にせず買えるとい
うピックです。
強いて言えば、文字の印刷色が黒と白がある程度で、ここは音や使い勝手
にはまったく関係ありません。
ずっとギターに関してはブランクがあって、仕事が忙しかったり、子供の
世話だったり、色々なことがあって何年も弾いてない時期がありました。
そんな時期でもピックだけは財布の中に入っていて、いつでも弾けるよう
にはしていました。
今もライブや練習以外の時間でも、ピックはすぐに出せる場所にあります
し、外出の際も財布の中にはこのピックと予備でもう1枚ピックを入れて
います。
元々はロックだけでなく、ジャズやファンク、ソウルやフュージョン、プ
ログレやブルースといった色々なジャンルを演奏していたこと、そういう
環境だったので色々なピックを試して使った中で、辿り着いたのがティア
ドロップ形のピックでした。
材質もあまり硬くない方が好みだったので、しなりが程好いものであって
欲しいこと、余程のハードロックでない限りはベタっとした重さにならな
い材質であり、音のクリアー感も大事だったので、こうした観点から色々
なものを試していました。
でも、なかなか思ったようなものには出会うことができませんでした。
そんな中で仙台に引っ越してきて、時間的な余裕ができたことでギターを
再開したことで、たまたまS楽器店で見つけたのがこのピックでした。
何回か買い足したくらいで、ずっと使い続けているピックもあります。
ただ、私は渡辺 香津美氏とはあまり接点はなく、渡辺氏の曲をコピーした
りしたこともなく、バンドでやった経験もなく、超有名なアルバムは後学
のため聞いていた程度でした。
一度、今はない道玄坂にあったヤマハの店内で、エピフォンの安いレスポ
ールを弾いていた渡辺氏を見たことがあります。
たまたま店に来ていた渡辺氏が試奏していただけでしたが、弘法筆を選ば
ずでレスポールのオールド弾いてるくらいの音を出していました。
さすがはプロ、しかもこれ見よがしのテクニックは見せず、しっかりとし
た難し目のフレーズを簡単に弾く姿は感動しました。
私と渡辺氏との接点はこの程度です。
S楽器店にたまたま入ってウロウロしていたら、たまたま見つけたこのピ
ック、しかもまだリリース間もない時期だったのか、渡辺氏の写真入りの
ポップがあり、ちょっと気になって手に取っていました。
ただ、ピックを握っただけでは何も感じられないので、とりあえず自宅に
帰って弾いてみることにしました。
う~ん、これが本当にしっくり来るだけでなく、フレーズ弾きやカッティ
ング、低音の刻みやらリフなども良い、とにかく今までだとこれはいいけ
どこれはちょっとという感じが多かったので、意外にジャズからハードロ
ックまでオールマイティに使える感じが良かったのでした。
私は16のカッティングとか多用するので、どうしても引っ掛かりがあるよ
うなピックも多かったのですが、さすがに渡辺 香津美モデルなので、こう
したものも難なく追従してくれます。
私はピックの持ち方がちょっと変わっていて、いわゆるジャズ持ちの変形
といった感じになっています。
親指、人差し指の第一関節の内側で持って、ジャズ・ブルース系ギタリス
ト(特にアフリカ系のギタリスト)が使うような持ち方で弾くので、そう
した握り方にも自然にフィットしたのはこれでした。
今までは音処理に合わせて握りやピック自体を変えることもやってました
が、このピックに変えてからはギターやアンプが変わっても、ピックだけ
は変えない感じでやっています。
というか、他のピックはもう使っていません。
これがディスコンになったらそれは大変なことになっちゃいます。
きっと、憂歌団の内田 勘太郎氏みたいにストック置いておかなきゃいけな
くなります。(注:内田氏はスライドプレーのために、古いカルピスのネ
ック部分をストックするために、古いカルピスの瓶を相当数持っていたら
しい。)
そんな数々の偶然を経て出会ったピックですが、ギターの方は色々と変遷
しましたが、こちらはずっと変わらず使っています。
たぶん、個人的にはこれ以上のピックには出会えないかもしれません。
言っておきますが、これは個人的な感想です。
私にとって良くても、プレースタイルが変わったらまったく変わりますか
ら、あくまでも個人的な感想です。