ナイトワークからの就活
こんにちは南仙台の父です。
今回はナイトワークに関するお話です。
ナイトワークとは、「夜のお仕事」です。
ナイトワークの定義自体が広いのでかなり広い範囲までが含まれて
います。
ある意味、我々はナイトワークに支えられている部分もあります。
広義で言えば、警察・消防、コンビニや病院といった職場もナイト
ワークに含まれます。
もちろん、工場や倉庫の仕事なども交代シフトですが、仮に夜勤が
専門ならナイトワークになります。
ここでは本来の意味のナイトワークに関するお話です。
私は人事や製造のコンサルティングとBPOの仕事もやっています。
依頼を受けてwebなどの媒体から求職者の方々への発信を行ってお
り、その中でも重要なのが条件に見合う求職者の方へのスカウトの
発信という業務です。
世間ではあまり良い印象がないスカウトです。
私も逆の立場で受ける場合もありますが、どうしたら自分にこの求
人のスカウトが来るんだろ?、と悩む場合も多々あります。
こうした場合は明らかに無差別攻撃をかけています。
ほぼ、ロシアや北朝鮮のミサイル攻撃と同じといってよいでしょう。
本当に迷惑です。
そういいながら、そうしたスカウトをやっている私はどうなんでしょ
うか。
もちろん、対象となる方は顧客から依頼がありますから、その範囲内
でのスカウトを行っています。
そのため、私のところに来ているような無差別攻撃ほどは間違って飛
んでないとは信じております。
(巷ではこんなことやってるから、罰としてミサイルが飛んで来るん
だよという声もありますが・・・。)
さて、そんなスカウトを一生懸命やっていたある日の話です。
実際、スカウトの発信作業は単純作業ではありますが、かなりの求職
者の方を確認しなければなりません。
かなりの時間がかかっています。
そこから条件にかなった方にだけスカウトを発信しますが、条件に合
わないからと言って、単純に外すという訳でもありません。
前職以前での経験や学校での経験なども含めて条件を確認する必要も
あるので、かなり目も酷使しますし、結構げっそりする体力勝負の作
業でもあります。
やっぱり私も人間なので長時間に渡って集中などはできません。
多少気が緩むこともあります。
そんな中で気になっていたのが、「ナイトワーク」でした。
皆さんはどんなイメージを想像するでしょうか・・・。
男性の場合、女性の場合もありますが、大抵はお酒に関わる職場の方
が多く、中には女性のバーテンダーという方がいて、5年間カクテル
を作ってました、というカッコイイ方もいました。
(なんか、個人的なイメージとして、女性がシェイカーを振っている
姿がカッコよく見えてしまいます。)
もちろん、ホスト・ホステスという方々も多く、最近は新型コロナウ
イルスの影響で主戦場の夜の仕事が厳しく、昼の仕事への転職や昼も
働ける在宅も含めた仕事を探している方々も多い感じでした。
中にはご自分で店を経営しているが、このご時世では経営も厳しいの
で、昼の仕事を探しているという方も多かったです。
(こんなところにも影響が・・・。)
そんな中である日いつも通りの作業を進めていた時のことでした。
「ん、ナイトワークの女性か・・・。」
この女性はIT系も含めて色々な仕事を探しているようでした。
「20代後半の女性か・・・。 何かナイトワーク以外の経験値はある
んかいな・・・。」
そう思いながら、この方の経歴詳細を開いてみました。
経歴詳細を開くと、居住地やおおよその年齢、性別と希望職種、これ
までの経験や出身校などの情報を見ることができます。
「う~ん、なになに・・・。 ふ~ん・・・。」
居住地や年齢から始まって出身校などの情報を確認していきます。
「はぁ~・・・?」
これまでの経歴の詳細を見ていると、だんだん怪しい雲行きです。
「なんだ、これは・・・。」(絶句)
最後の一文に衝撃的な一文が書かれておりました。
そこにはこう書かれておりました。
現在、都内の高級ソー〇ランドで勤務しております。
「あ~・・・。 めっちゃ生々しいぢゃないか・・・。 高級ソー
〇ランドだぞ・・・。 」
あ~・・・・、ダメだダメだ、要らぬ想像をしてしまう。
きっとこのご時世じゃ高級とはいえ、ソー〇ランドも厳しいに違い
ないし、いっそこの機会に足を洗おうと考えているのか、そんなこ
とが頭の中でグルグル回っております。
「待てよ・・・。 夜の仕事はそのままで、昼はITとかで働こうと
考えているのか? う~ん、そもそもそんな感じで仕事が成立する
のか? もし、入社した会社にソー〇ランドのお客さんがいたらど
うすんだよ・・・。 いやいや、顧客がソー〇ランドの馴染み客だ
ったら目も当てられないぢゃないか・・・。」
どうでもよいことが頭の中を走馬灯のように駆け回っています。
「まあ、接客業だから人当たりはいいだろうな・・・。 でも時間
単価で考えたら安い仕事とか馬鹿らしくてできねぇよな・・・。
でも、堂々と高級ソー〇ランド勤務って書いてあるところを見ると
相当なプライドだよな・・・。 高級に力入ってるし・・・。」
こうなるともう仕事どころじゃありません。
気を取り直して次の方に移りましたが、本当に後悔しかありません。
やっぱり、興味本位で見ちゃったことで、バチが当たってしまった
としか考えられません。
まだ、単純に風俗店勤務とか、接客業とか書いてくれれば、要らぬ
想像などしなくてもよかったと思いますが、堂々と高級ソー〇ラン
ドと書かれてしまうと、さすがに気になっちゃいます・・・。
その後、この方をweb媒体でお見かけすることはありませんでした。
どうなっちゃたんだろ、まだ高級ソー〇ランドで働いてるのかな、
どこかの会社に入社できたのかな・・・、そんなことが時々浮かん
でしまいます、「ナイトワーク」という文字を見てしまうと・・・。
私は意識してその後は「ナイトワーク」という言葉から視線を外す
ようにしてます。
(だって、怖いんだもん・・・。)
ナイトワークで頑張っている方も大変だと思います。
まだまだ、第8波なんて来てますからね・・・。
ナイトワーク就業者に幸あれ・・・。