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いやぁ、ワイヤレスはいいねえ・・・

こんにちは南仙台の父です。
先日の9月9日~10日で開催された仙台・定禅寺ジャズフェスで10日の午後
の部でライブをやってきました。
今回のライブでは久しぶりにワイヤレスシステムを使いました。
30年ぶりくらいにお世話になった感じでしょうか。
昔のワイヤレスシステムは結構デカい上に、トランスミッターも大きくて
電池の重さもあって大きかったし、チャンネル数も少なかったりしてあま
り使い勝手のいいものではありませんでした。
今回は30年ぶりということで、テクノロジーの進化によってかなり使い勝
手も良くなっていました。
しかも、手元に届いたのがライブの二日前という慌ただしさでした。
しかし、小さくなって使いやすくなった今回のワイヤレスシステムは非常
に良かったです。
今回はそんなワイヤレスシステムについてのお話です。

表題の写真が購入した状態での写真です。
これ見ただけじゃ何だかわかりませんが、この中にすべてのものが入って
います。
かなりコンパクトです。
トランスミッター、レシーバー、充電用のUSBケーブル、マニュアルとワ
ランティカードなどが入っています。
今回はトランスミッターだけ購入できることや電池持ち時間などもあって
海外メーカーのモノは見送りました。
価格はこれの1/4程度で買えますが、特にAmazonのレビューではどれも散
々な書かれ方をしてました。(文句言うなら買わなきゃいいのに。)
昔はトランスミッターに9Vの乾電池を使っていましたが、今はリチウム電
池なので原則は充電で対応となります。
ただ、充電時間が結構かかるという点や条件(環境や使い方など)によっ
ては使用可能時間も短くはなるものの、満充電レベルで6時間程度は使えま
す。
この商品のレビューでは充電端子が古いタイプになっていることに対して
かなり辛辣な意見も付いてましたが、一応専用の充電ケーブルが同梱され
ているので、ただそれを素直に使えばいいだけです。
どうしてこの時代にType-Cじゃねんだよっていう文句も多かったですけど
、専用ケーブルあるからいいでしょ・・・。

充電は充電器がないので、PCなどに繋いで充電することになります。
まあこれは面倒ですが、LEDインジケーターが付いているのでどういう状
態かは見ればわかります。
かなり輝度も明るいので、よほどの陽ざしの強い状況でもない限り問題な
く見えます。
チャンネル設定も14ch分あるので、かなり多くのギターやベースを繋げる
ことができます。
トランスミッター単体、トランスミッターとレシーバー一緒に充電という
ことができるのはありがたい限りです。
コレクターレベルのプロでない限りはまあ問題はないでしょう。
ペアリングも簡単でトランスミッターをレシーバーの入力ジャックに挿し
て、10秒程度でペアリングが可能です。
複数繋ぐ時はこの作業を繰り返せば可能という便利さです。
ここまでできれば後はトランスミッターをギターに、レシーバーをアンプ
又はエフェクターに挿せばOKです。
ギターによってはトランスミッターがきちんと挿せないこともあるようで
すが、私のギターでは特に問題はありませんでした。
PRSのギターの一部とかでは完全に挿し込めないといったこともあるよう
ですが、信号を拾える状態で挿されていれば問題はないそうです。

これが現物だ 上:レシーバー 下:トランスミッター

屋外のライブとか、騒音遮蔽されている練習スタジオであれば問題なく使
えるモノですが、無線が昔のモノとは違ってWiFiと同じ2.4GHz帯を使って
いるので、WiFiがガンガン使われている部屋では電波干渉してプツプツ音
が切れる現象が発生することもあります。
また、電子レンジの近くも良くないです。
WiFiが使われている台所で、電子レンジでコンビニ弁当を温めていたら、
かなり難しいかもしれません。(まあ確率的に低いですが・・・。)
電波の強度的には10m程度までが届く範囲らしいので、普通にシールドを
繋いで使っていれば問題なく使えるレベルです。
たぶん、10mも先まであるようなステージとかはあまりないので、電波が
切れるよりも先にステージから落ちて大ケガするのは避けられないでしょ
う。(注:ハゲてるギタリストは除く ⇒ 毛がない から ケガない)

元々、これを導入するきっかけとなったのはシールドが足に引っかかると
いうリスクを減らすことにありました。
あと、シールドが意外に荷物として嵩張るので、少しでも身軽に移動した
いという点も大きかったです。
ライブでのセッティングや撤収時にケーブルが邪魔でどうしようもない経
験をしたギタリストは非常に多いハズですが、実際に測ってみるとセッテ
ィングも撤収も大幅な時短効果が出てました。
特にライブ中に動き回るギタリストや煽り系ギタリストはワイヤレスは必
須ですから、こうした方々やちょっと足腰が弱っているジジババギタリス
トにも自信を持ってお勧めしたいギアです。
BOSSのワイヤレスシステムはギターのピックアップ特性によって選択がで
きることも大きいです。
私は普段からパッシブピックアップのギターを使うので、ハイインピーダ
ンス向けの商品を選択しました。
アクティブピックアップやピエゾタイプのギターみたいなプリアンプ内蔵
ギターなどにはローインピーダンス向けがあります。
なぜか、ローインピーダンス向けの方が安かったりします。
ハイインピーダンス用は回路に仕掛けもあるらしいですが、そんなに違う
ようには思えませんが・・・。

あと、やっぱり気になるのがワイヤレスならでは悩みとなるディレイの問
題です。
どうしても有線での信号送受とワイヤレスの信号送受ではワイヤレスの方
が劣る欠点があります。
ただ、インテンシーレベルも2.3ms程度なので、あんまり気にする必要がな
いくらいみたいでした。
1/1000秒レベルの遅延ですから、人の耳じゃ判別できるわけありません。

そういうことでこれからはワイヤレス時代の到来です。
一応、トラブル対応のために念のための用心でシールドも持っていきました
が、使うことはありませんでした。
今後は有線並みの高速データ送受ができるような仕組み、例えば携帯通信用
の5Gや6Gレベルになったら、むしろ優先の方が変なノイズが乗るとかのリスクが多そうです。
ただその時はスマホ使っている人がいるとプツプツ音が切れるでしょうから
、あんまりワイヤレスの意味がなくなっちゃうかもしれません。
ただ、ちょっと値段が高いなって感じはありました。
ジジババにも優しいワイヤレスシステムですから、ぜひ夢くらぶで取り扱っ
て欲しいですね。
愛人の噂もある某女性演歌歌手から、「社長~、もっと安くしてぇ~。」っ
て言われたら安くなるかもしれませんしね。

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