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LIFULL HOME'Sの健康診断!?物件の募集終了率を調べる「ランダム調査」とは!?

<前回の記事はコチラ!>


■はじめに

ホームズくん:
うう…もう12月だし、とても冷えるなぁ~っ
寒いしお散歩はやめて情報審査の人たちのところへ遊びに行こっ!

情報審査:
あ!ホームズくんいらっしゃい!

ホームズくん:
やっぱりお部屋の中はあったかくていいなぁ~っ!
外はすごく寒くて、ぼく、風邪をひいちゃいそうだったよ~っ!

情報審査:
この季節は体調崩される方も多いですからねっ!あったかい飲み物でも飲みましょうか!

ホームズくん:
わ~いっ!

情報審査:
近頃は急に冷え込みましたし、風邪をひかないように普段から健康には気を使っていきたいですね~。

ホームズくん:
ほんとにそうだよね~っ

情報審査:
そういえば、ホームズくん。
不動産広告サイトであるLIFULL HOME‘Sが定期的に健康診断をしているのを知っていますか?

ホームズくん:
ええっ!?ライフルホームズが健康診断??
それってどういう意味?

情報審査:
ふふっ!では今日はその話をしていきましょう!

■募集終了率を診断!?LIFULL HOME’Sの健康診断「ランダム調査」!


情報審査:
ホームズくん、私たち情報審査グループの取り組みについてはよく知っているよね?

ホームズくん:
うん!ライフルホームズでお部屋探しをしているみんなが困らないように、おうちの広告の募集が終わってないかや、家賃や細かい条件が間違っていないかをチェックしているんだよねっ!

情報審査:
そうです!では、その広告適正化の観点から言えば、不動産広告サイトの「最も健康な状態」は何だと思いますか?

ホームズくん:
うーん…それはやっぱりライフルホームズに載っているおうちの広告に間違いがないって事だと思うなぁ…

情報審査:
その通りです!
一見して物件がたくさん掲載されていて賑やかな広告サイトでも、実際には多くの情報が間違っていたり、期限切れの広告があれば、それは「健康な状態」とは言えませんよね?

ホームズくん:
うんうん、ボク、なんだか分かってきたよっ!
ライフルホームズに間違った広告がないかどうかを調べることが、健康診断ってことかぁ~!

情報審査:
はい!
毎月情報審査グループでは「募集が終了して申込ができない広告」について着目し、「LIFULL HOME’Sの全ての物件広告の中にどのくらい募集終了物件があるのか?」を、定点観測する調査を行っています!

ホームズくん:
ふむふむっ!
いつも情報審査の人たちが撲滅を目指している「おとり物件」の数を調べているってことだねっ?

情報審査:
流石ホームズくん!理解が早い!

ホームズくん:
えへんっ!
ボク、もっと知りたくなってきちゃった!情報審査の人たちは、
どんな調査をしているの?

情報審査:
LIFULL HOME’S上にある物件広告の中から、いくつか物件をピックアップし、1件1件電話確認することにより募集状況の調査を行っています。

北は北海道、南は沖縄まで全国の物件広告が対象となっていて、
各地域からランダムに選んだ物件に対して調査を行う事から、
私達は「ランダム調査」なんて呼んでいますよ!

このランダム調査によってLIFULL HOME’S全体の募集終了物件の割合(以下、募集終了率)が分かるんです!

ホームズくん:
1件1件電話確認なんて大変だなぁ!
どのくらい調査しているの?

情報審査:
現在は毎月合計で約1,000物件程度の物件広告について調査を実施していますね!

ホームズくん:
1,000件?でも、ライフルホームズに載っている物件数はもっと多いよねっ?

情報審査:
LIFULL HOME’Sに掲載されている物件広告は賃貸物件だけでも約640万物件あります。
これらの物件全てを確認するのではなく、一定数をサンプル調査する事で、+-5%程度の差異で傾向を把握する事ができるのです。

ホームズくん:
そうなのっ?
ランダム調査をすると、ライフルホームズの全部の広告を調べるのとおおよそ同じくらいの結果になるってことだねっ!
勉強になるなぁ~!

■ランダム調査の活用方法とは?

ホームズくん:
毎月行っているランダム調査の結果は、どのように使われているのっ?

情報審査:
掲載物件の何%が「おとり広告」なのか?を把握することは、「おとり物件撲滅」を目指している情報審査グループにとって非常に大事な数値です。

私達はおとり物件検知システムや管理会社との情報連携を活用して、効率的に募集終了物件の削除を行っていますが、「これらの施策の効果はちゃんと出ているか?」を確認する時や、「より効率的に募集終了物件を削除する方法はないか?」を議論する時などに、募集終了率は重要な指標になっていますね。

ホームズくん:
なるほど!ランダム調査が「健康診断」だとしたら、
情報審査の人たちの色々な施策を通じて、ライフルホームズが健康なサイトでいられているかが分かるんだね!

情報審査:
ホームズくん、たとえ話がとっても上手ですね!

また、ランダム調査の結果は、月毎や地域毎などで細かく分析できるようにしているので、「おとり物件が多い時期、少ない時期はいつか?」「おとり物件が多い地域はどこか?」など非常に多くの情報を知る事ができます!

例えば、引越しシーズンは物件に申込みを入れる人が多いので募集終了率は平時に比べて高くなりますし、人の出入りが多い都市部の方が、それ以外のエリアより募集終了割合が高くなる、等の傾向がわかって来ていますよ!

ホームズくん:
へぇ~!おとり物件を撲滅するための傾向を知ることもできるのか~っ!

■調査データを活用してAIを運用!ランダム調査の成果と必要性とは!?

情報審査:
ランダム調査は、おとり物件撲滅を目指す際の現況把握のため、2019年12月から開始しました。

ホームズくん:
4年も前から取り組んでいるんだねっ!

情報審査:
それよりも前から、情報審査グループでは、既に違反物件を無くすための取り組みは行っていたものの、LIFULL HOME’S内の募集終了率を把握するところまでは及んでいませんでした。
過去には、「不動産ポータルサイトに載っている物件は、ほとんどがおとり物件だ!」なんて記事に書かれた事もありましたね。

ホームズくん:
わっ!ポータルサイトの広告のほとんどがおとり物件!?
これが本当ならみんながスゴく困っちゃうよ~っ!

情報審査:
例えばですが、おみくじを引く時、大吉ばかりが入った箱からくじを引いたらほとんどの人が大吉になってしまいますよね?
それと同じように、人気物件だけに絞って調査をしても、正確な募集終了率は分からないんです。

そんな偏った情報が消費者に拡散されたとしても、「正確なデータをLIFULL HOME’S自身で把握できたり、内容によっては反論できるようにしなくては!」と感じたのもランダム調査を始めたきっかけです。

ホームズくん:
そんな事があったんだねっ

情報審査:
当時参考となる調査を実施している同業他社もなく、ランダム調査は調査手法や物件選定方法など、様々な試行錯誤を繰り返した結果、開始したんですよ!

ホームズくん:
色んな工夫のうえにランダム調査が始まったんだね!

情報審査:
その通りです!

そのおかげで現在、徐々におとり物件の数や全容が掴めてきています!

2023年4月~9月の半年間の平均募集終了率は、その前の半年に比べて2.4%減少する結果になりました!

もちろん、この結果で分かるのはあくまで傾向ではありますが、掲載物件数が増加している時期にランダム調査の平均募集終了率が下がるのは手ごたえを感じます!

ホームズくん:
スゴイっ!

情報審査:
他にも、ランダム調査によって調べた物件の調査結果データを
AIに学習させ、おとり物件の特徴を掴ませる事で、AIによるおとり物件検知の精度向上にも成功
しています!

ホームズくん:
あっ!それは知ってる!この間、ニュースになっていたね!
AIの「おとり物件検知精度」が87%になった!って聞いたよ~!

情報審査:
お、流石!ちゃんと抑えてくれているんですね、ホームズくん!!

ランダム調査を始めた事で、不動産業界の広告事情や、おとり物件の特徴、市場の動きと募集終了率の関係など、様々な事が見えて来ています。

おとり物件撲滅に向けて、これからもLIFULL HOME’Sの健康診断ともいえるランダム調査を継続していきます!

ホームズくん:
うんっ!ボクも応援してるよっ!
お話し聞いてたら、少し体がホカホカしてきたよ~!

次回の記事はコチラ!


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