韓国で迎えた40歳は、人間卒業の日。
韓国の山奥チョンドに二週間の「心身健康道場」にきている。
誕生日の朝。
まさか自分が韓国で40歳という節目を迎えるなんて夢にも思っていなかった。
一年ちょっと前に、認識技術ntechに出会ってから今年の6月末まで一年間必死で学んできた。
人間がどこからきて
どこに行くのか
心とはなんなのか
そんな根本的な問いは
とうの昔に考えることは放棄して
ただただ
自分が幸せになるために必死で生きてきたと思う
何が幸せなのか
どうしたら幸せになれるのか
生まれた時から
すべてが「有る」世界の中で
まわりを見ながら
まわりの価値観に合わせながら
見よう見まねで生きてきた
自分で全部決めたように見えて
本当はすべて環境や条件に合わせているだけ
生まれた時から言語も文化も環境もすべて「有る」中で
本当に自分で「決めた」ことなんて
ひとつもなかったんだ。
正しい絶望
身体の自分は不可能性そのものだということ
それは
悟りへの第一歩
心の世界を知る第一歩だった。
オンラインのセミナーで学んでいるうちに
どうやらこの世界は「無い」らしいということがうっすらとわかってきた
だけど
五感が「有る」以上、どうしても「無い」なんて信じられない日々が続いた。
「信じる」は、宗教になる。
認識技術は、目に見えない「心の世界」を扱うため
宗教団体や怪しいものとして認識されやすい。
「信じるのでは無く、思惟で理解し、悟るということだよ」
認識技術を29年前から開発し、進化発展し続けている韓国人のノ・ジェスさんは言う。
今までの人生で全く触れたことのない
科学者や数学者哲学者たちの苦悩を
NHKスペシャルや講義の内容を通して一年間かけて少しずつ理解していった。
そして、今の時代がどういう時代なのか
人類の歴史文明を解くことで私たちの現在地が見えてきた。
そして、日本のポジションがどんなポジションなのかも同時に見えてきた。
最先端の学者たちがこの世界を「無い」と規定していることも少しずつわかってきた。
この現実が無いのなら、何が有るの?
有るのは、「心」そのもの。
脳ではイメージ不可能、認識不可能、感じること不可能な
「心の動きそのもの」だけが実在する。
え?
じゃあその心を知って、この「現実」で使えるの?
使えます。
めちゃくちゃ使えます。
これを学んだおかげで
「お母さんいつも楽しそう!」
と息子に言われるようになりました。
「わかったー!」の大歓喜までには「粘り」と人生に対する姿勢態度が必要になる。
脳はすぐに
「できない足りないわからない」自分を存在させて
「自己否定、他者否定、相対比較」
「不審不安恐怖」でこの世界を見る。
これは、人間共通の脳の初期設定だ。
学びながらもオートでこの反応、感情が浮かんでくる。
だけど、それを振り払い振り払い、
少しずつ学びを深めていった。
そうするとあるとき、見える世界がふっと次元上昇する。
問題だ、問題だと悩んでいたことが
問題では無くなったいることに、ふと気づく。
自己否定も他者否定も
不安も恐怖もいつの間にか溶けていって
この世界が心そのものからできていることに気づく
そうなるまでに私は一年かかった。
今こうして韓国で仲間と共に学んでいる日々の中では、
毎日誰かの人生の苦しみが吐露され、みんなで涙し、癒しが起こっている。
心を使うということは、机上の空論ではなく、この現実に使うことができるんだということが目の前で繰り広げられた。
私から完璧に見えた人の涙。
幸せそうに見えていた人の苦しみ。
みんなみんな
傷だらけになりながら、頑張っている。
なぜ生まれて来たのか
なぜ生きているのか
なぜ生老病死があるのか
何にもわからない中で
どうしたら幸せになるのか
頑張って頑張って探してる。
そのすべての仕組みがわかったとき
人は初めて大自由になれる。
その道が、今用意されているのだ。
「今日は、なんとななっぺの誕生日でーす!」
ハッとして顔を上げると、みんなが笑顔で拍手していた。
前に出て、ドキドキしながら喋る。
みんなの顔を見ているだけで、胸がいっぱいになった。
「おめでとう!」
その言葉と共に
私はもう人間を卒業するんだと思った。
これからは、心人間として生きるんだ。
そんな気持ちになって
すごく深い部分で覚悟が決まった。
写真を見ると、泣けてくる。
みんな、優しい。
日本に帰ってからも、脳に負けず、心人間で生きよう。
40代はどんな10年になるかな?
人生は冒険だ。
たくさんの人にこの愛の世界を知って欲しい。
それが、私のミッションになった。
みんなみんな、大丈夫。
深い深いところで繋がっているから。
それを知るだけで、いいんだ。
さぁ一緒に知らない世界へ出発だー🌎✨