「なんか癒される場所」であり続けたい
この日
活動を見学に来てくれた一年生の男の子がいました
少し学校に行くのが苦しい日があると
お母さんに聞いていました
緊張した面持ちで
お母さんから離れるまいと
ピッタリとくっつく
その日はちょうど
指編みのマフラーにハマってる子がいて
みんなそれぞれに
黙々と好きなことに没頭する日
外で遊ぶ子もいれば
マフラーを編む子もいれば
絵を描く子もいた
その子に画用紙を渡すと
恐る恐ると描き始めた
自由になんでも描いていいよと伝えると
イロトリドリの線を描く
お母さんは隣で編み物に夢中
静かな時間が流れていた
たけど
幸せなエネルギーが
そこには満ちていた
その子は少しずつ
お母さんから離れて
自由になっていきました
帰るとき
その子はお母さんに言ったそう
「あの場所なんか、癒されるんよなぁ。また行きたい」
お母さんは
その子が「癒される」という言葉を使うことにびっくりしたんだって🤭
なんか癒される
その言葉を聴いて
わたしはなんだかとてもとても嬉しかった
誰もが無理せずそこにいて
好きなことをして
色んなうねりに巻き込まれつつも
そのうねりの中に
心地よいポジションがあるような
そんな自然なエネルギーが流れる場所
そんな空間でありたいんだなぁと思う
他の子のお誕生日に
青い玉3つのブローチを作った
こうして手作りのものを誰かにあげるのは
初めてだったけど
喜んでくれて嬉しかった
手作りのものっていいな
ものにも
言葉にも
生き方にも
心を込めていきたいなぁと思う
そんな日々を積み重ねていきたいと思った
ある冬のはなぽぽの日。