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4.3_留学生活の基本方針
この記事では、私のイギリス滞在中の基本方針について紹介します。子どもの健康面に留意しながらやりたいことを精選しつつも、課題をできるだけ前倒しで進め、帰国前にやりたいことができるように調整しました。
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この度は数ある留学ブログから私のnoteをご覧いただきまして、本当にありがとうございます。30代後半にあたる私は、2023年9月~2024年8月の期間でイギリスにあるUniversity of East Anglia(以下UEA)に家族同伴で大学院留学をしておりました。私の記事の内容が読者の皆様の参考になれば幸いでございます。
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■ 家族留学での作戦
せっかくイギリスに滞在するのですから、もちろん勉強以外にも観光等をして留学を楽しみたいものです。しかし、自分の場合は家族を帯同しています。一般的な留学生とは異なった作戦を立てなければいけないなと感じていました。
■ 起きてはいけない状況から考える
まず第一には卒業できないのは避けたい。その要因として考えられるのは、やはり自分や家族の体調が崩れることです。子どもは日本の小学校を離れ、現地校に通うことを予定しています。娘の物理的精神的な健康を考えると、週末ごとに観光に連れまわすのは得策ではないように感じました。
■ カッコいい父親でもありたいし
例えば私が深夜まで課題に取り組み朝遅くに起きる生活サイクルだったら、娘たちは感心しないでしょう。妻も負担感を感じてしまいそうです。そうなるとやはり、朝は現地校の時間にあわせて起き、夕方は食事の時間には帰ってくるような生活が望ましいという結論になりました。
■ それでもイギリス生活は楽しみたいし
おそらく、娘たちにとって9月~12月は大変だと思いますが、日本への帰国が近づく頃にはだいぶ慣れてくるでしょう。そして、夏は日が伸びてヨーロッパは観光シーズンを迎えます。これだ。冬は耐え、夏を謳歌しよう。
■ 1日のスケジュール
平日はだいたい以下のような時程で生活していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724898990259-Xp0tWbTOhS.png?width=1200)
ポイントとしては、夜に勉強の時間を入れなかった点です。9月にやってみたことはあるのですが、結局翌日の勉強時間にフル集中ができなくなってしまったので、これは効率がよくないと思い、スパッと切り落としました。その分、夕食以降は子どもと遊んだり妻と話たりして家族団らんの時間を過ごしました。
■ 本当に夜に勉強していないの?
はい。夜は主にメールを返したり日本とのやり取りをしたりといった時間に使いました。何よりも周りが日本語を話しているなかだと英語が頭に入ってこなくなるので、非効率でした。その分、日中に背水の陣で集中しました。逆に、時間内に読み終わらない論文があるときには、フルでしっかり読むのは止め、abstractやconclusionを中心に読みました。
友人からは、朝からいつも勉強しているね~、と言われましたが、むしろその時間しか勉強していないというのが真相でした。
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■ 家族の健康が成功の証
結果的には家族全員が大きく体調を崩すことなくイギリス生活を終えることができました。子どもはほぼ皆勤で登校し、私も授業を欠席することはありませんでした。
また、前倒し作戦により修論もペース良く進めることができたので、6月末から帰国の8月までは近くの都市に出かけたり、1人で海外旅行に行ったり、ビール醸造所巡りをしたりと、イギリスの夏をある程度は楽しむことができました。
私のケースは少し極端かもしれませんが、家族帯同での留学としては、及第点の生活サイクルだったのではないかと思います。