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3.2_書類作成
この記事では、出願に際して私が準備した書類などについて説明します。提出書類は一般的なものと変わらず、また、質にこだわるよりもとにかく出願を完了することを目指しました。
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この度は数ある留学ブログから私のnoteをご覧いただきまして、本当にありがとうございます。30代後半にあたる私は、2023年9月~2024年8月の期間でイギリスにあるUniversity of East Anglia(以下UEA)に家族同伴で大学院留学をしておりました。私の記事の内容が読者の皆様の参考になれば幸いでございます。
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■ 善は急げ!
大学院留学を目指しはじめたのは8月ですが、奨学金の獲得をあきらめましたので、次年の9月入学を目標とすることにしました。円安が進み、かつ大学の学費も高騰していると聞きましたので、早い方が安く済むなと考えました。また、子どもが小学生のうちに卒業できる時期も限られていましたので、翌々年にするという選択肢は考えないようにしました。
イギリスの大学院では願書の受け付けは11月頃から始まります。予定された合格数を出した段階で選考終了という方式であるため、できるだけ早い時期に出願する必要がありました。そのため、年末には提出できるよう準備をするというスケジュールで動くことにしました。
■ 必要書類
必要書類は以下の通りです。他の学生と大きくは変わらなかったと思います。
1)願書 (Application form)
2)英語力証明 (IELTS)
3)英文成績証明書 (Transcript)
4)英文卒業(見込または在学)証明書 (Certificate)
5)パスポートのコピー
6)志望動機書 (Personal Statement)
7)推薦状 (Reference) 1通または2通
ここの記事では、1)と2)を除いた3)~7)について悦明します
■ まずはできるものから
3)と4)については、卒業した大学に請求します。請求後、1週間くらいしたら無事に届きました。卒業時の成績が2.9であったのを見てショックを受けました。けっこう大学での勉強はがんばっていたと思うんですが。。。
また、5)についても、期限内のパスポートを所持していましたので、カラースキャンしてすぐに準備は終わりました。
なお、留学エージェントのSI-UKさんが出願前に書類をチェックしてくれますので、資料が手に入り次第すぐに確認を依頼していました。
■ 遅考より拙速
出願にあたり最も大切なのがこの6)志望動機書。しっかりと練って内容を考えたいところですが、12月半ばに全ての書類をそろえることを考えると、あまり時間は使っていられません。
志望動機書と推薦状の内容が一致していることが大切だと聞いています。そのため、推薦状を依頼する際にはある程度の志望動機書の内容が固まっており、かつそれを推薦人に伝える必要がありました。推薦状の作成の依頼には約20日~30日、そして頂いた推薦状を英語訳することを考えると、11月末には推薦状を受け取っておきたいところです。そこから逆算すると、10月末までには志望動機書の下書きが完成されている必要があることがわかりました。
書類の作成に取り掛かったのがだいたい10月初めでしたので、志望動機書にかけた時間はおよそ20日くらいでした。内容はというと、そのときはできることは書いた、という気持ちですが、今読み返してみると表面的であり、もっと深堀りできたなという反省の気持ちが残ります。
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■ 推薦状はアカデミックとプロフェッショナル
7)推薦状が2通必要な場合には、アカデミックとプロフェッショナルのバックグラウンドを持つ方から推薦状を頂く必要があります。
アカデミックについては、大学時代のゼミの教授にお願いすることにしました。幸運なことに、教員免許更新の際に恩師の講座を受講していたため、案外早くコンタクトをとることができました。ちょうど都内で恩師が出席する学会が開催されていたので、メールで第一報を送りつつ正式なお願いはその機会に対面で行いました。
プロフェッショナルについては、職場の上司(課長)に依頼しました。私の留学の気持ちを前向きにとらえて頂き、快く推薦状を作成して頂けました。ちなみに課長の方からは日本語で推薦状を頂きましたので、自分で英訳し、一読してもらってから直筆サインをもらうという手続きをとりました。
書類が整ってくると、留学に向かっているという感覚が現実的なものになってきました。