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EP.21【台湾発】食卓から生まれたアイデア
蝶の美しい姿を取り戻し、埔里基地の復元に成功
現在、世界のほとんどの国では、経済や技術、食糧生産などの目的で広大な土地が開発されています。しかし、その中には多くの野生動物の生息地も含まれており、個体数が激減し、絶滅の危機に瀕しています。近年、多くの環境保護団体や自然保護活動家が、生態系へのダメージを防ぎ、自然を助けるために、教育や保護活動に取り組んでいます。
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南投の埔里山に位置するバタフライ・バレーは、台湾で蝶の復元に成功した数少ない拠点の一つです。その成功例の一つがキマダラチョウです。キマダラチョウは初期に保護種に指定され、生息地の破壊や商業的な採集により個体数が激減しましたが、ウマノスズクサ科の植物の大規模な植栽によって個体数が増加しました。
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蝶のコンサルタントである謝睿強氏は、蝶がその場所で適切に育つためには、環境の質だけでなく、蝶の成虫にとっての蜜源植物や幼虫にとっての草食植物も重要な要素であると説明しています。もし場所に十分な蝶の植物がなければ、幼虫は他の種類の植物に移ることができず、結果的に死んでしまいます。しかし、バタフライ・バレーの管理は容易ではありません。謝氏によると、バタフライ・バレーは比較的広い面積を占めており、園内にはさまざまな蝶に対応する蝶の植物が植えられています。そのため、バタフライ・バレーのマネージャーである潘英傑氏は、広い園内と定期的な除草や水やりの必要性により、細心の注意を払う必要があると述べています。
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台湾は蝶の王国として知られており、狭い国土にもかかわらず約400種の蝶が生息しています。そのうち約7分の1から8分の1が台湾固有種であり、生息地の点では有利ですが、やはり蝶の生存には環境の良し悪しが大きく関係するため、都会で見つけることは難しいですが、それは残念です。
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台湾における蝶の保護の将来について、謝睿強氏は、台湾は非常に有利な状況にあり、蝶は世界的に有名だと信じています。国内では、次世代に教育をし、台湾にこのような素晴らしい資源があることを知らせ、そして保護の意識を高めるために、さらにメディアを通じて台湾の蝶の美しさを世界に広めたいと願っています。
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