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ゼネコンで働く①就活

あれは2011年、大学院1年。

建築系の学生であり、はじめは建築家になろうとしていたものの、
あっさり夢破れ、なにしようかなーと考える毎日。
当時、周りはみんな大学院に進学、学部で就職するやつなんてほとんどいなかったため、そんなことをのんびりと考えてました。

「建築家にはなれないけど、やっぱり建築には関わりたい」

この思いだけでゼネコンの現場監督を目指しました。

設計者で食っていくにはつらいということが即座に分かったのと
現場監督はそれなりになんとかなるかという楽観的な思いで目指しました。

理由は大きく3つ。

①給与が高い。それなら頑張れるだろう。
②3K、つらいと言われる環境で働き続けられれば、
 いつかどこへ行っても頑張れるだろう。
③現場監督は工事が終われば転勤。嫌な上司も1-2年で変わるので
 それなら頑張れるだろう。

といった具合。

ということで、給与ランキングの上から順に受けました。
といってもスーパーゼネコン5社と準大手ゼネコンでは大きな開きがあったため、

「同じことしてて給与違うなら、絶対高い方がいいに決まってる」

そう思ってスーパーゼネコンのみ受けました。

※これ、結果入社してからも思ったけど、圧倒的な差があるからね、
 絶対大手の方がいい。
 中小規模会社ですべてを任せられる、とかいうのも良い経験なのは間違いないけど、やってることの次元とレベルが違うので注意。
 就活生がこれをたまたま見たなら、絶対大手にいってほしい。


戦略は簡単。
とにかくリクルーターと会って情報を得る。
これだけ。

それなりの大学に行っていたので、各社に出身大学の人がいました。

その人と無理やり繋いでもらって情報入手。
現場見学行ったり、エントリーシートなど見てもらいました。
一緒に働きたくなるであろう人間を演出。

そんなことをしてたら2011年2月には2社から内々々定。
3月まで続けてたらたぶん他も取れたと思う。
※別に自分がすごいのではなく、それくらい現場監督は人気が無いので、どこの会社も人が欲しかった。
ほとんどの内定獲得者は別のところでも内定とってた。

という感じであっさり就活は終了。
当時は10月に開始、2月に内々々定、4月内々定、10月内定、っていう
意味不明な感じでした。

なんとなーく、でもそれなりに理由を持って会社と業界を決めたが、
結果としては悪くなかったかな。
そこから10年くらい同じ会社で働いたわけだし、
我ながらラッキーだったと思う。

次回は入社後。

Misaki

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