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ゼネコンで働く③東南アジア、海外での仕事

入社7年目を過ぎ、順風満帆。
上司からの評価も良く、忙しいなりに充実して働いていたところ

「海外派遣が決まりました」

と連絡。

どうして海外に行くことになったのか、経緯と経験を含めてまとめる。


■経緯

もともと海外志望はあった。
と言ったって大学院入試で使ったTOEICははじめ390点。
頑張って勉強しても600点くらいだった。

ので英語が使えるから、とかそういう理由ではない。
ただ単に、

「今後日本で食うに困らずにいるにはどうしたら良いか」

というのを自分なりに考えた結果である。

就職活動をしていた当時、
これからはどんどん海外に出ていきます!というゼネコンが多かった。
(今のこんなゼネコンが好景気になるなんて誰も思ってなかった)

そのため入社面接では必ず、海外志望を聞かれたりした。

入社後日明かされた話では、
面接時海外は絶対無理、と言った人間は落とされていたようだ。

そんな話があるくらい、当時は海外!海外!という社内には機運があったのだ。

そこに乗っかる形で、
基本となる力を日本で付けたら、できるだけ早く海外に一度はいこうと思っていた。

会社の金だし、それで経験をつめるならよし。
もし海外で通用しないのなら、帰ってきて日本で働けばいい。

それくらいの思いで海外志望は出していた。
実際それで要望は通った。

※社内では結構海外いきたいアピールはしてました。
現場あるあるなんだけど、使えると思った人間は、
次の現場も同じ所長が引っ張ってくれたりする。
その人のやり方も知っているため、お互いハレーションが少ないし、楽だ。

だけど本社の人や上司との面談、
そこでは常に海外イキタイアピールはした。
これ大事。
ほんと、伝えないと届かないよ、人事や本社には。

■海外要員となってみて

いきなり海外へ、とはならず本社の研修があったと記憶している。
英語力に不安があったため、アジアだな、と思ったらそうだった。

※ちなみにTOEIC代わりにCASECを受けろと言われて、
ひたすら連打したらあり得ないくらい低い点数が出て、
「このままでは派遣できません」と言われるくらい英語はできなかった。

色んな手続きを経て2019年頃にアジアへGO

■海外で働いてみて

とにかく現場で配筋を数えたりということはなく、
主にはお客さんの対応やコストの管理を実施していた。

日本では役職つく手前くらいだったのだけど、
海外に出てからは課長クラス、また最後は現場統括、所長としての業務をやっていた。

なので日系現地法人の社長とミーティングしたり、
実行予算を作ったりと、日本では経験できないような業務を若いうちに経験できた。

このとき32歳くらい?

日本だと予算を触るようになるのなんて40代入ってから、というのもザラなので
すばらしく早く経験できたと思っている。

まさに望んだどおりのキャリア。
順調に進んでいきましたとさ。

ワークライフバランスは相変わらず良くはなかったけど、
ある程度のやりがいもあったし、楽しいことも多かった。


■コロナ

そんななか、コロナが襲ってきた。
外出禁止、日本への帰国不可、いろんなことがたくさん、同時に起きた。

あれはすごいストレスだったなぁ。。。
色々悩みが多かったのもこの時期。

■キャリアを考えて

実際自分はある程度思う通りにキャリアを積んで、
それなりに同期と比べれば評価されていたと思っている。

10年くらい働いてみて、
自分にできること、できないこともある程度わかってきた中、
ゼネコンで働き続けることへの不安を感じてきた。

将来日本に戻って課長、所長を目指すのか、
本社とかで管理職をやっていくのか
海外でずっと働き続けるのか

こういったことはある程度意見は言えるし、
それを叶えてくれる会社でもあると思ったのだけど、


「なんか飽きてきたな―――――――」



と思って辞めました。

将来進むところが見えてきて、
自分の限界も見えてきて、
この働き方にも疑問を感じて、

そろそろ新しい世界へ行ってみたいなーと思い転職活動をスタートしたんだっけ。


■まとめ

まぁ海外での経験は間違いなく素晴らしかったし、それが今も生きている。
自分はなんとか自己の価値を高めていこう(首にならない、生きていくため)と思ってやってきたことが、
意外と間違ってなかったのかなと最近は思っている。

自分はいわゆる意識高い系とはちょっと違って、
とにかくこのままいっても面白くない、自分にとってはリスクだな、と思うようなことは
避けて来たり、判断してきたのだと思う。

・私は自分に甘いことを知っているから、
厳しい環境・強制されるところに身を置こう ⇒ゼネコン・施工管理
・給与高ければ辛くても頑張れるはず。⇒スーゼネ
・日本で仕事がなくなっても、海外で生きられるようにしよう⇒海外へ
・資格はなくならないからとらないと⇒一級建築士
・一社で勤め上げるってリスクじゃね?⇒転職

たいていがこんな思考回路なのである。

今まではなんとなくうまくいっているので、
今後もこのまま行きたいね。

ただ、一度転職すると、
すぐ他も目移りしちゃうのが困ったところ。


迷ってる人は一度外に目を向けてみては?
ダメだったら帰ってきたらいいじゃないか。

そんなことを書きたかったら、2000文字超えた。

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