休日行者
水明
はじめまして!これから私の古神道系修行体験記をお伝えします!私が古神道系としているのは、神道はもちろん、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教といった他の宗教からも学び、ヨガ、前世療法、道教的な教えも含んでいるからです。
純粋な古神道に専念する方からは、違和感を感じるかもしれません。そこで、あえて、古神道系修行としました。
私の修行は、読書が少々とほとんどが体験学習になってます。興味のある場所や教えが見つかると、可能ならば、私から足を運ぶ姿勢で取り組んでます。そこでは、未体験ゾーンがあり、ステキな出会いがありました。
古神道の素晴らしさを伝えたい!
その思いは、強くなり、不慣れなスマートフォンを使った投稿を開始しました。
当初は、怪談を通じて、古神道を伝える計画でしたが、予想外の難航となりました。
古神道怪談!
こういう新しい分野を開拓しようと、怪談師や怪談作家の先生がたに、連絡をとりました。しかし、素晴らしい先生でも、古神道とは、どういう存在なのか?捉えるのが、難しいらしいのです。
事実、私自ら語るほうが良い!という旨のご教示も頂いたのです。私も、いざ、語るのもいいかな!と考えましたが、確かに、捉えどころが、無い!という感じがしました。
そこで、以前から考えていた体験記をまとめてみよう!と決心したのです。
その決心も、初めて参加した怪談ライブでお会いした女性作家の先生からご教示を受けました。そうです。このノートも教えて下さいました。この場にて、あらためて、ありがとうございます!
読者の皆様へ!私も失敗多い人間です。操作を間違えたのか?ペンネームの水明も咄嗟の思い付きです。また、途中まで書いた文章が、読めないという情報が、フォロアーさんからいただきましたので、打ち直しております。また、変な事あれば、ご教示下さい。
私が、この文章を書くにあたり、正直と誠実に書く!この2つを念頭に置く事です。
古神道は、一般非公開の教えでもあります。興味を持ってくださる方には、お伝えしたい気持ちになりますけど、印の組み方や呪文などは、教えられないのです。仏教でいう密教と良く似ているみたいです。
本気で学ぶには、古神道団体の信者になるか。師匠に弟子入りするといった形になるようです。
そこで、重要なことは、まずは、本を読む事から始めるのが、安全です。あなたならではの判断基準が出来るからです。
文章や写真からも、興味や良い感触など得られでしよう!
タイトルの休日行者とは、私の活動を指してます。普段は働いて、休日の午前中に約1時間を目安に、自宅で修行しています。
所属している団体で、神事や修行があれば、1日〜5日など、連休をとって参加します。この連休が、なかなか、取れませんね!
プロの宗教家や拝み屋さんになると、もっと、修行出来るかもしれません。現状は、休日主体です。
そして、書き直すにあたり、公開可能な範囲で、書名は明かしていきます。
先日書いた文章は、読んで下さった方いらっしゃるのでしようか?また、書き直してますので、ご感想や状況教えてくださいね!
それでは、あらためて、古神道系修行期ご紹介します!
私の古神道とは?
私が学んでいる古神道は、原点は平田篤胤先生になります。平田篤胤先生は、復古神道とか玄学とおっしゃいました。平田篤胤先生のこの教えが、幕末から明治、大正、昭和の霊術家や古神道家に影響を与えたようです。
私の先生方も平田篤胤先生の影響を受けてます。
誠に残念ながら、私が所属している団体の先生方は仲が良くないです。修行法、ご祭神の解釈で対立していたり、ケンカ別れしたりしています。ですから、私の先生のお名前は、ぼやかします。または、仮名にさせていただきます!
実際に古神道を学んでいる方ならば、読むとどこの団体か分かってしまうかもしれません。
ホンモノとニセモノ!
高齢の先生に良くある言葉が、
「俺はホンモノだ!だが、アイツはニセモノだ!」
こういう感じの発言が、多いです。私の先生方には、占術または占いを研究している方がいます。
ご自分が学んでいる占術は大事にします。しかし、必要性を感じない占術は、良く言いません。先生方が学んだ状況は、私とは違います。その実力は、霊視が出来たり、ご祈祷で結果を出して、収入を得ている先生もいますので、私とはレベルが違いすぎで、比べられません。
だからこそ、ご自分の信念に自信があって、他者を認めないのかもしれません。
お花はキレイですけど、たとえば、チューリップ🌷を愛し過ぎて、他の花の美しさが見えにくい状況で修行している感じでしようか。
私は、現在も霊視できません。ご祈祷の呪文や印は形は、出来ますけど、お祈りの結果がどうなっているか不明なのです。
プロの先生方は、結果を出しているから、収入があって、生きていけるのでしよう。私は、霊能力も少しですので、かえって、他宗の良さに目が止まるのかもしれません。お花畑には、多くの種類のキレイなお花が咲き乱れています。チューリップはもちろん、他のお花もキレイです。お花畑全体を見渡す事で、得られる絶景が見えるように感じます。
古神道との出会い
私と古神道との出会いは、一冊の本からです。
「古神道行法入門」大宮司朗先生著…原書房
この本を、書店で見つけて手にとりました。
当時は一人暮らしを始めて、働いていました。職場の人間関係で悩み、苦しみ、私は書店を訪れたのです。本棚を眺めて歩くと、この本に目が止まりました。
ページをめくると、まずは、清らかな印象を受けました。購入して読み始めると、不思議で魅力的な行法の世界に引き込まれました。
言霊修行、鎮魂帰神法、太古神法、禊行という行法の説明と関連する先生の紹介がされていました。
すべて興味深いのですけど、まずは、禊行から始めよう!と考えて禊行の指導団体に連絡をとりました。
禊行本部
本部は、都内某所にあります。最寄り駅から徒歩五分ほどです。建物は木立に覆われて、外からは見えにくい状況です。
道路から入口付近に、木の円柱が建っており、会の名前が書いてありました。何か雰囲気が、他の場所とは違います。 ある方は、この雰囲気が怖くて、帰った方もいたそうです。
建物は神社でなく、社員寮風に私は見えました。引き戸を開けて、事務所に入ると高齢の男性が待ってました。
先生「あんた何で此処に来たの?」
私「大宮司朗先生の本を読みました。ご存知ですか?」
先生「知らん!いい事はじめたな。禊やるとね悲惨な目に合わなくなるし、なっても軽く済むんだよ。二階に御魂祀ってあるから案内しよう!」
こう言うと、先生は歩行器みたいな道具を使って歩き出しました。階段まで来ると
「エイ!」
と気合いを入れながら、登って行くのです。
二階には、畳敷きの部屋があって、神様が祀ってありました。ぐるりと、廊下が取囲んであります。
先生と一緒に正座すると、拝礼してから祝詞奏上をされました。
この先生との、神様を拝む。禊行では拝神と言いますが、2時間ほどかかります。時間は忘れましたが、最初で最後となりました。
聴覚や足腰は弱まっていましたが、この先生は神様と会話できる境地だったそうです。
真偽不明ですけど、私が分かった事は、この先生の目が澄んでいて、ブルーに見えました。他の修行者も言ってましたが、キレイな目であったのは事実です。指導者を判断する点で、目を見るのもいいかもしれませんね。
禊行第一回目
私の初禊は、関西で3日ほど行いました。最寄り駅から歩いて二百メートルほどで、赤い大きな鳥居があります。
お稲荷様の教会です。玄関に入ると、白衣の男性が正座で出迎えてくれました。背筋が伸びて、少し、怖い感じもしました。
階段を上がると、広間があって、その部屋が寝泊まりする場所です。修行者は、白ハチマキを締めた白装束です。袴姿の方もいれば、白ジャージの私みたいな方もいます。下着はフンドシです。抵抗感はありましたね。私は、体形はポヨヨンとしてますので。
白装束になると、神様を祀ってある部屋で集合して、神様の拝み方、鳥船、振魂といった行法の指導を受けました。この時、何故か私は、子供みたいに嬉しくて、内心はしゃいでました。此の後、車🚗に乗って、海に向かいました。禊は川、滝、井戸、海などで行うのです。私は、川、海、地下水の経験あります。
海に着くと、リーダー的存在の道彦という方が、中心になり、神事を行います。フンドシとハチマキだけになって、鳥船というボート漕ぎ風の運動をやって、スポーツでいうウオーミングアップをして、いよいよ、海に入ります。
参加者同士で、命綱を持って、刀印という印を組んで、エイ!エイ!と気合いを発しながら、歩いて行くのです。波打ち際で、足に海水がかかると、冷たくてびっくりしました。
正直、エライとこ来ちまった!と後悔しましたけど、皆様、何喰わぬ顔で、海に入って行くのです。私は、こうなったら、ヤケだ!と海の波🌊に体当たり攻撃で、頭、肩から突っ込んでました。
ザバーン!と波に打たれ、海中に倒れました。ぷはー!
と海水を吐いて、オオハエラドノオオカミー!と皆様と叫ぶと、気分爽快で楽しくなってました。ナント!海を上がる頃には、もっと、いたいなぁなどと感じてました。
禊行で拝神をしていると、目を閉じている状態で、白い霧のようなものが、見えて、時々、緑色の光が現れて、消えるようになります。私は、現在もこの状態です。さらに、修行すると、緑色の光が、テレビのスクリーンのように、映像を映すようになるそうです。田んぼ、畑の風景を見たりするとの事です。人によっては、宇宙の風景を見て、感激して泣いている方もいました。美しいのでしようね!
勉強会
この会の禊行では、教典を読み込む勉強会の時間がありました。稲荷行者の先生は、霊視出来るようです。
「悪霊という存在は本当にいるんですな。今日の海岸でも見えたけど、行をしていると寄ってくるので、皆さん気合いを入れて行うように!」
海で亡くなった方もいるので、油断は出来ないそうです。説明を聞いて、私達が泊まっている会場の周りに居るのかな?と考えると、うれしくなってしまいました。私は、子供の頃から、幽霊や妖怪が好きでした。
禊行でも、休憩時間はありますが、いろんな取り決めがあります。飲酒、相撲や勝負事の禁止や、休憩中も寝転がるのもダメ🙅です。神罰もあるようです。体験学習主義の私でも、神罰は体験したくないです。
禊を行っていると、周囲の風景が輝いて見える感じがします。街路樹も普段と違い、より美しく見えました。ところが、日にちがたつと、普段の見え方に戻っていきます。陽の光も透き通るように感じるのです。
稲荷行者の先生は、
「神様からのエネルギーを受け取る鋼鉄の容器を作る!」
とおっしゃいました。その過程では、感覚が研ぎ澄まされるのか、幽霊などの影響を受けやすくなるみたいです。私も、マイペースで一年ぐらい禊の修行をしていると、敏感になったようで、町中から神社に入ると、空気が変わり、とても、気持ち良くなるのです。逆に、道を歩いていると、気分が悪くなったり、足が磁石のように地面に張り付いて、動けなくなったりします。見渡すと、電柱の影に一輪挿しがあったりします。何かの事故現場だったのかもしれません。
私の場合は、憑依体質とか言われる事があります。しかし、霊視が出来ないので、私に何が影響しているのか、分からないのです。
稲荷の先生は、いい存在も良くない存在も私に、関わってくると話していました。
私は、見えない何かから身を守る為に、呪術が必要と感じるようになりました。実際、古神道団体には、呪術を伝授している団体もあるのです。
私は、ある秘教継承団体を調べて、入会しましたが、この時には、霊障を受けていたようなのです。
霊障との戦い
禊行を行い、2年目に入った頃より、職場のストレスが増大化しました。
当時は、福祉の相談業務をしていました。相談にくる方には、とても、かわいそうな状態の方と接します。
ある高齢な女性の家で相談業務をしていますと、何年も変えていそうもない黒い畳の上に座り、息子が借金残して行方不明になった話を泣きながら話して、同居している娘さんは、心の病になっているので、まともには働けないという状態を見ながら、話を2時間ほど聞いたりします。
仕事が終わっても、気落ちするので、急性胃腸炎で入院したりするような事もありました。
私は、眠りが浅いのですが、この時は、眠れない日が多くなり、心療内科にかかりました。しかし、処方された薬が合わずに、不眠症になってしまいました。
眠れないというのは、苦しいものでした。当時、港の近くで働いていましたので、危うく、放心状態で海に飛び込みそうになったりしました。大きな船の警笛みたいな音で、意識が戻り助かりました。結局、退職になってしまいました。
心療内科の薬は止めて、漢方治療を開始すると、私の体質にあっていたようで、少しづつ快方に向かいました。また、当時はヨガ講師の養成講座を受けていたので、ヨガスタジオにも通っていました。
ヨガと漢方と散歩を行い、闘病生活が始まったのです。少し無理すると、ノドが腫れて寝込んでました。目も弱くなって、読書も出来ない状態でした。
医学の恩恵を受けていましたけど、霊障もあったようです。家族で話し合い、禊行で出会った稲荷行者の先生に相談する事にしました。
稲荷行者のご祈祷
先生の住む関西へ家族で向かいました。方向音痴の私も何度か、訪れた場所なので、最寄り駅から、息切れしつつ、赤い大きな鳥居を目指しました。
私は、安堵感に包まれました。先生の奥様が出迎えてくれましたけど、薬と不眠症でやつれた私を見ると、
「どうしたの水明君!あんなに元気だったのに!」
と発言して、驚きながら、お茶🍵を出してくれました。稲荷行者の先生は、たった一言、
「神前に座りなさい!」
と指示すると、居なくなりました。何か準備をはじめたようです。
神前で待っていると、先生は烏帽子と装束を着装したご祈祷スタイルで登場しました。
先生は、神前に座ると小さな太鼓を叩きながら、大祓詞を唱えはじめました。
「高天原にかむずまります、すめらがむつ、かむるぎ…」
良く神社で奏上します。大祓詞です。禊行でも唱えます。奏上が終わると、先生は立ち上がり、私の背後に立つと、両手を左肩付近にかざしました。
すると、先生の手は、私に触れていないのに、バットや木刀でグリグリ抑えつけらるような痛みを感じました。イテテ!
このイテテという痛みは、私に取り憑いている何かが苦しいようです。先生は、汗だくになると、
「今日から眠れるよ。僕も最初は霊にやられたもんだよ。君も修行すりゃ強くなるよ!」
と発言し、ニッコリ笑いました。そして、私の肩には、2つの穴が開いたような感覚が残りました。
そして本当にその晩から、気持ち良く眠れました。先生は、稲荷行者だけでなく、禊行や神道の大学も出てますので、古神道のみ修行した方では、ありませんが、私が古神道の修行をしたことで、会うことが出来た恩人です。
私は、古神道の神々に感謝する所以が、ある訳です。
古神道の秘教継承団体へ
この団体では、古神道の秘術を伝授する事に特徴があります。秘術は、オマジナイと考えてよいでしょうか。
古神道では、秘術について、神伝霊術、神法道術、法術と読んだりします。念のため、よみ方を、書いておきます。
しんでんれいじゆつ、しんぽうどうじゆつ、ほうじゆつ。
となります。先生や団体が変わると、呼び方や修行法も変わります。こうした点からも、ケンカ別れが起きるのです。
この団体からも、2つほど、別れたり、対立している団体あります。私が、知らないだけで、他にもあるかもしれません。
秘術専門団体ですので、以下、秘専と略します。先生がたも仮名にします。
この秘専は、関東から新幹線🚄に乗って移動すると、私が能率悪い乗り換えしているようですけど、8時間以上は、かかります。
私は、途中で駅そば食べたり、お土産買ったりしますので、余計遅いかもしれません。駅からは、タクシー🚕です。教団名を伝えると、すぐに、運転手さん分かるみたいです。私がはじめて、修行した時は、女性の運転手さんでしたね。
タクシー🚕から降りると、安堵感に包まれました。事務所、神殿、宿泊施設、小さなお宮さんがあります。
秘専の事務員さんは、女性です。いつも、ニコニコしている方です。地元グルメを聞いたりすると、
「あれは、うまい😋けん!」
と言って教えてくれます。しかし、この団体では、神秘的なチカラを、霊力と読んだりしますが、私より、霊力が強いです。
見た目だけで判断すると、実力を判断できなくなるのです。
女性事務員の案内で、部屋に、荷物を降ろすと、早速、山登りに出かけたような、気がします。すいません、4回ほど、行ってまして、記憶があいまいです。
この山が、信仰の拠点です。それなりの高さありますが、山の上にある教団関係の神社を参拝して帰って来ても、往復で3時間ほどが、目安でしょうか?
高齢者は、教団の車で登る事もありますよ。
山上には、一般の神社もあります。お寺もあったみたいですが、今は、無くなってしまいました。さみしいですね。
教団の神社には、教団関係の先生が、神様として祀ってあります。また、信者さんが祀ってある霊園的な神社もあります。
特徴ある神社は、神様の世界と繋がっている神社があります。私達は、神界と呼んでます。神界にもいろんな種類があって、善良な神界を正神界と言います。では、悪い神様の世界は、邪神界と言います。
この団体では、もちろん、正神界に関係していると主張してます。対立している団体では、邪神界だ!と判断されます。
素直に解釈すれば、この団体で修行を重ねると、正神界とご縁が深くなるのです。私は、他の団体の批判を聞いて、有益と判断する話は、取り入れる立場です。
では、邪神界は、どのような場所なのでしようか?一つ、例をしめすと、荒行をやり過ぎた方が入るみたいです。皆さんも、ご覧になったかもしれません。熱湯に入ったり、火の上を歩いたりする方ですね。
私は、荒行はやった事ないです。しかし、真摯な行者の姿ですので、尊敬します。ただ、古神道の霊界探訪記の本を読むと、よからなぬ評価になってます。
実際に、どうなっているのか気になるのですが、私のレベルでは、わかりません。
古神道の修行法に、脱魂法があります。幽体離脱に似ているように、感じます。私が、脱魂法をマスターすれば、この世はもちろん、あの世を探検して、報告できるかもしれませんけど、残念ながら、出来ないのです。
先生がたが、お書きになった本を、読む事で、情報を得てます。また、脱魂法は危険みたいです。脱魂している間に、悪霊が無防備の肉体を乗っ取りした。他には、魂が帰らなくなり命落としたとか、書いてます。
後は、異界に閉じ込められる的な話もあります。浦島太郎の竜宮城みたいな場所が、あって、海神界と言います。海神界ならば、いい所ですが、海の邪神界に入ると奴隷みたいにされると言いますね。クトゥルー神話は、この話を伝えているように、私は感じます。
関連した話は、まだ、たくさんありますけど、体験はないので、知識でしかありません。では、異界知識として、大蛇ダラケの世界もあり、入ったら最後、二度と出られないそうです。アナコンダみたいな蛇がたくさん住んでいる世界に、永遠にいるなんて、私は、まっぴらゴメンですよ。
現状では、私は脱魂法をやらない理由は、こうした事情によるのです。もっと、強くなったら、行う時も来るかもしれません。
秘専での修行
信仰の山を繰り返し登る事も大事な修行になります。では、具体的な修行内容は、どうなっているでしょうか?
内容は、非公開ですので、関係者間でも、口を閉ざす内容もあります。ですので、神罰が来ないように慎重に、書きます。古神道修行者であれば、すでに、どの団体か分かっているかもしれません。
鎮魂帰神法、祝詞奏上、観想的修行、神道九字を切る、神事に参加する、勉強会、など行います。また、食事制限や言葉制限もあります。
食事制限は、細かく指示した秘伝書がありますけど、修行中は、団体の提供した食事を食べていれば、問題なしです。ある青年は、この団体の神事に参加するのに、ポテトチップスを食べていたそうです。参加直前に謎の腹痛に襲われ、参加出来なかったという。神罰かもですね。
言葉制限は、普段の何気ない会話やため息みたいなものを、禁止されます。コレは、精神的にキツいです。コントのようですが、修行者が部屋で休んでいると、先生がドア🚪をノックして、
「ハイ!」
と返事して、怒られたとかあります。
霊能バトル
この団体に来た方は、元気だったのに、熱を出して、寝込んだりする方が、多いそうです。風邪引きとかもあるかもしれませんが、穢れが現れたと考えるみたいです。
他の古神道団体の先生も高熱で寝込んだらしいです。この先生も穢れによるもので、医学的な対応が効かないのです。そして、ある時、先生の口から、血が吹き出して、天井に届きそうな勢いの血の柱が現れたらしいです。関係者は、
「おお!穢れが出たぞ!」
と発言して、その後は、本当に熱もさがったと聞きました。これ程の激しさはないにしても、穢れが治まると起きて修行に参加するのです。
私は熱は出ませんでしたが、やっかいな存在が現れました。
それは、古神道の鎮魂法を、はじめて習った時からです。鎮魂法にも、いろいろな方法があります。イメージとしては、ヨガの瞑想法とか、仏教の坐禅と似てます。
秘印を組んで、座っていると、身体が勝手に動き出しました。私の意思とは関係なく動くのです。霊動と書いて、れいどうと読みます。首が動く、座ったまま上半身が動く、膝が動き出すなど、いろいろです。
私の場合、こうした反応が、激しくなっていきました。うめき声を出したり、床を転がって、他の修行者にぶつかっだりしました。
本当に、ホラー映画のエクソシストにそっくりでした。悪魔憑きの少女が、うめき声を出して、ベットでバタバタしたりするシーンが、自分の身体で再現されました。
私の他に男性の若い方、仮名鈴木さん、女性秋山さんがいましたけど、うるさかったと申し訳ないですね。彼らからは、的確な助言やご祈祷もして下さり、今でも感謝しています。
この反応は、2日目ほどで、さらに悪化しました。私は、宿泊施設の階段を四つん這いで、登るほど、重さをかけられました。ゲゲゲの鬼太郎に、石のように重くなる子泣きじじいが、いますけど、本当にあの感じです。また、精神統一系の修行中に、背中や、わき腹を蹴られて、床に吹き飛ぶ事もありました。
呪術を知らない私は、やられる一方でした。そして、女性の秋山さんは、霊視が出来る方だったようです。私を見て言いました。
「あなた修験者の霊に取り憑かれてる!」
などと言うのです。私は、まだ、修験道の修行は未経験ですけど、何故か修験者の霊それも、悪霊だったみたいなのです。
生きている時、修験道をしていたのに、仏様とは真逆の悪霊になってしまった理由は不明ですが、修行した時期があるので、チカラは強いのです。
私は、なんてこった!と絶望的な気分になりました。
結界の印
稲荷行者の先生のご祈祷で、悪霊は居なくなったと安心していた私でしたが、修験道パワーの悪霊がいたのです。
しかし、ここは、秘教継承団体です。先生より、結界に使う印を習う事が出来たのです。先生いわく、
「コレは修行中に霊が寄って来てイタズラしたりするのを防ぐための印です。その性質は刃物です!」
秘術なので、詳しく書けませんが、幽霊にとっては、人の指を組む事で、刃物として威力を発揮する訳です。
私は、説明を聞いて、笑みがこぼれました。
そう。私の修行の邪魔をする悪霊に、反撃する技となるからです。結界という守りの技ですが、心霊的刃物を手に入れたのですよ!
古神道対修験道!
私は、部屋に戻ると、早速、結界の印を組みました。山伏風悪霊は私の左肩付近にいるのは、重さが一番かかる場所なので、分かってました。すぐに、左肩付近に、結界印を気合いと怒り😡を込めて、突き立てました!
「ギヤー!」
と私の口から悲鳴が、出ました。肩にも、痛みは感じるのです。隣の部屋にいた鈴木さんが、私の部屋に来て、
「水明さん、どうしたの?」
と聞いて来ました。彼は、私より十歳近く若いけど、先輩になる訳です。結界印も知っています。
しかしながら、防御技を攻撃呪法として、使い、習って、すぐに使う人物は、はじめて見たのです。目を見開いて、絶叫しながら、自分の肩に、印で切り付け苦しむ私に、恐怖を感じたそうです。
後日、彼は、ナイスな表現をしていました。
「水明さんは、防御用の盾を使い悪霊をぶん殴ってた!」
このように、言いました。そうですね。防御も使い方で、攻撃になります。
こうして、私は、修行の休み時間は、盾で悪霊殴りをして過ごしました。正直、自分が死ぬかもしれないと感じました。死ぬならば、なおのこと、取り憑いた悪霊と闘ってやる!と闘志が出ました。
悪霊も私が、印を組むと攻撃するのが、分かっているので、印を組んだだけで、
「ぐおー!」
と悲鳴をあげるようになりました。サッサと、私の身体から出て行ってくれれば、いいのに、何故か出て行かないのです。
結縁と秘儀伝授
私の映画エクソシストの少女状態は、激しくなっていきました。
秘儀伝授の前日は、ピークでした。夕食後に、重さに耐えかねて、食堂の床に倒れて、うめき声をあげてました。
すると、教団関係者が私を見つけて、心配し、先生方を呼んでくださいました。私は言葉制限の修行中ですので、話せまんでした。
先生方は、
「医者にみせるか?」
などと、医学的な必要性を検討してました。
そこへ、主に、祭祀を担当する羽生先生が来ました。
羽生先生は、将棋の棋士のような感じの方なので、仮名を羽生先生としました。羽生先生は、
「コレは病気ではなく、霊的なものです。修法をすると現れる。」
と説明されました。先生方も憑霊現象となれば、古神道の秘術を知っていますので、私がやられないように、祈って下さったようです。
その後、部屋に戻ると、鈴木さんが来て、明日の秘術伝授と結縁を示したスケジュール表を、指差して、もう少しの辛抱だよ!と教えてくれました。
秘術伝授では、段階的に秘儀を学びます。
呪術を学ぶと、憑霊現象にもある程度まで、自力で対応が可能になります。
そして、結縁というのは、僧侶の出家得度的な儀式と似ているようです。
古神道の修行者として、神様の世界につながると感じます。一般非公開です。
ただ、儀式が終わると、私は、泣いてました。秋山さんは、
「あなたのご先祖様が喜んでたのよ!」
と発言してました。また、私に取り憑いた悪霊が暴れないように、高齢の先生方が、チームで術をほどこして、抑え付けていたようです。
私は、まだ、習ってませんけど、古神道には、霊縛法といった秘術があります。霊を逮捕するような感じの技です。強烈な意味合いの技ですので、めったに使わない技と古神道の鎮魂帰神法関係の本に書いてあります。
生きている人にとっても、逮捕というのは、大変な事ですので、霊にとっても、同じなのです。軽い憑霊ならば、手のひらで、パンパンと、はたけば、外れる事もあります。
ただ、今回の私のように修行を邪魔する目的で、危害を加える悪霊には、強烈な術が必要になります。
馳先生
馳先生は、秘術に詳しい先生です。武道もされているそうで、身体がいかついプロレスラーみたいな方ですので、仮名を馳先生としました。
秘術伝授では、馳先生の出番です。私にも、秘術伝授がありましたが、馳先生を神前で待っていると、また、山伏風の悪霊が私に重さをかけてきました。背中にバーベルを乗っけられたような重さです。50キロぐらいに感じたのです。
私は、正座から崩れて、うつ伏せで、倒れてしまいました。
そこへ、馳先生が、扉をカラカラと音を立てて、開けて、登場しました。倒れている私を、座らせると、背後から、何かの呪術をほどこして下さいました。すると、重さが取れて、呼吸も楽になりました。私は、ぜんそく持ちで、やな事あり過ぎると、過呼吸起こす事もあります。強靭な人とは、ほど遠いです。そんな私でも、古神道ならば、マイペースで、続ける事が出来たのです。
鈴木さんの表現では、馳先生は西洋魔術に通じており、鎮魂帰神法の知識もあるスゴい方と聞いてましたので、私にほどこした呪術で、悪霊退散になったと信じてました。
今回の秘術では、神道九字の伝授がありました。この技を習っただけでも、スゴい事です。その後、他の団体での修行中や霊能者集団での勉強会などで、私に取り憑いた霊を、神道九字で祓う事が、何回もありました。
呪術関係の本には、呪術のやり方を教えている本があります。全部とは言いませんが、私が習った技が載っている事があります。
しかし、私は全容が載っているとは、言えません。呪文の一部が書いていなかったり、必要な道具や動作の記述が、すっぽりとぬけている事があります。特に、道具の説明は大切です。修行の効果が半減したり、修行そのものが開始出来ない事もあるのです。
私の個人の意見ですけど、書店で買える本は修行でとても大切です。古書店も活用すると、価値のある秘術が載った本が安く売られていたりします。
ある程度の修行を積んだ方であれば、本に載っている一部分の呪術を、行っても一定の効果が出たりもするのです。
古神道の本を入手する事も、修行の意味合いがあります。大型書店、古書店で、いい本に会えると私にとって、宝物です。
ワゴンセールなどには、掘り出し物に出会えたりします。宗教、占術に強い本屋もいいです。しかし、狙い目は、自然科学系の本屋さんなども探して欲しいです。何故なら、古神道の本の価値を低くしてあり、宗教書専門の本屋さんは、価値を知っていますので、何万円と言う高額になっているのです。
宗教書専門の本屋さんで、1万円超える本が、科学系の書店で三千円で売ってたりします。見つけると、うれしい😆ですよ。
最終日の事
こうして、5日間に及ぶ秘術系の古神道修行は、終わりました。
しかし、私は悪霊との戦いで消耗して、帰る元気も無かったのです。もう一泊して、休む事にしました。秘術系教団の馳先生も、うめき声の私に同情されて、休ませてくれました。
そして、ナント!鈴木さんもボディーガードとして、私と一泊する事になりました。
彼は、私よりも、多く秘術を伝授されており、先輩として、ご祈祷するつもりだったようです。
私は、風呂場で冷水シャワーを使い、禊行を行いました。今夜中に、山伏風悪霊を祓うつもりでした。
夕食後、カップ麺を食べて、鈴木さんと古神道談義に華を咲かせましたが、ふと、鈴木さんの頭から、白い湯気のような物が立ち昇っているのが、見えました。
私が、
「鈴木さん、頭から湯気出てる!」
というと、
「水明さん!あなたの頭からも湯気出てる!」
二人して、うあー!と悲鳴をあげて、玄関に出て、その場で、鈴木さんの知っている秘術を、私に片っぱしから、たたき込んだのです。
喰らった私の中にいた、アイツは効いたようです。あぐらで座っていた私は、床で海老が飛び跳ねるような反応を見せました。
時に。空中で横にグルンと、一回転して、床に落ちた私は、明らかに人間の動きでは無かったです。鈴木さんは、面白かったようで、吹き出して、笑ってました。
私は、勝手に身体がねじられ、気持ち悪いのですけどね。
このバトルも20分ほど行うと、疲れと飽き飽きしたので、私から、
「アホらしくて、やってられない!」
的な発言をして、終了しました。短期決戦は無理と判断した訳です。
変だぞ~?
私は、重い気分で、部屋で横たわりました。すると、廊下から、鈴木さんが
「変だぞ~変だぞ~」
と言って、騒いでました。私と鈴木さんしか居ないのに、女子トイレ🚻のドアが、開いて、バタンとしまったらしいのです。それが、2回もあったらしいのです。
ポルターガイスト現象でしようか?私は、一体の悪霊で、ヒイヒイ言って闘ってました。そこへ、さらに、ポルターガイストも出たようです。
またしても、ホラー映画の気持ち悪い場面が、思い起こされました。私は、内心、もうガマンできね~!と感じました。
今考えると、アホとしか言えませんけど、当時の私は、修行の初心者でしたので、多目に見て下さい。
私は、部屋から
「ぶっ殺せー!」
と叫びながら、飛び出して行きました。ポルターガイストを殺そうと考えてました!
鈴木さんと私と二人で!女子トイレ🚻に向かい、神道九字を切り続けました。
私は、現在も神道九字は連続で100回切れません。とても、体力を消耗するのです。当時は、10回も切ると腕が鉛のように重くなるのです。
私が鈴木さんよりも先に、崩れ落ちました。二人とも霊視出来ませんので、ポルターガイスト退治はあっけなく、終了しました。
それに、女子トイレなので、男の私達は使わないし、関係ねえ!的な言い訳をして、お互いの部屋に戻ったのでした。
ほとんど、子供のケンカのような展開でした。コレは、初心者の未熟な体験ですので、けして古神道のレベルが低い訳ではありませんよ。
今の私ならば、もう少しマシな対応出来ます。
そして、私に取り憑いた悪霊との戦いは、2年ほど続く事になったのです。
私の帝都物語
この秘術団体では、第2次世界大戦で日本が敗けた事を、
「納得出来ない!受け入れられない!」
と本気で語っていました。私は、驚くとともに、ナイスとも感じました。
時代遅れのようにも言えます。しかし、この団体の創設者の先生が、書いた全集6巻を通読すると、発言の意味が少し理解できます。
皆様は、鎮護国家という言葉をご存知ですかね?仏教が専門外の私が、言及するのは、申し訳ないですけど、国を仏教のご祈祷で守る教えとイメージしていただきたいです。
古神道団体では、この鎮護国家を霊的国防と言ったりします。
霊的国防とは、神祇信仰と秘術でもって、国を守る教えです。私は霊的国防という言葉に、とても魅力を感じました。
そして、この秘術団体では、まさに霊的国防を目的とする神事を執り行います。
幽斎神事という他者に見せないお祭りなのです。一般の神社では、お神輿を担いで多くの方が参加したり、見学出来ます。こうした公開されたお祭りを、顕祭と言います。
古神道の幽斎神事は、特にこの団体は、一般非公開で関係者のみで行います。古神道の多くの秘術を駆使して、行いますので、またしても、様子を詳しくお伝えできません。
祈りは、日本と世界平和を祈ってます。病気が流行っていれば、病魔退散も祈願します。秘密裏に行いますので、暗いイメージ持ちやすいかもしれませんが、お祈りする古神道修行者は、真剣かつ明るい気持ちで行っていると考えて下さいね。
私も参加した事ありますよ。また、都道府県単位で行う霊的国防神事もあります。
東京の場合は、帝都守護と言ったりします。まさに、実話帝都物語です。帝都物語は小説や映画になってますね。
この団体での帝都守護は、私は一度だけ参加しました。
東京のある神社に、夜集まります。門は閉まってますけど、約束の時間になると、神社関係者が待ってます。教団名を告げると、入れます。
私達は、玉砂利を踏みしめながら、前進します。要所に神職が懐中電灯を持って、待ってます。挨拶しつつ、本殿に近づきます。
私が参加した時は、5人ほどでした。真っ暗なので、暗記している秘術は、唱えられますけど、祝詞奏上は読まないと無理なので、先生が懐中電灯🔦で照らしつつ奏上します。
帝都を秘術で守るとイメージしつつ、秘術を繰り出します。快く感じない存在も居るので、私は神経が高ぶり、両目が吊り上がりました。
時は、冬で雨降りでしたので、靴が濡れてしまい、体は冷え込みました。前日は、運動もして筋肉痛もありました。
終わってから、若い先輩の仮名です。谷川さんとラーメン🍜食べようとしましたが、東京はイベントがあって、とても、混んでました。洋食屋さんが少し空いてたので、入りました。その時、疲労回復の為に、お肉の料理食べました。ところが、食あたりしたようで、家に帰ってから、吐いたりして大変で、私は救急車に乗りました。霊障と食あたり、風邪のトリプルアタックだったかもしれません。
仕事も3日以上休みましたので、帝都守護の夜間の神事は、一度で懲りました。先生が、お酒🍶の席で、私に声をかけて下さり、参加したのですけど、ダメージ大きいので、参加してません。
社会人にとっては、生活の基盤は仕事ですので、まず、健康に気を付けて、労働するのが、優先と私は考えてます。ですので、休日に修行してます。
谷川さんも、興味深い内容の修行してますので、言及します。
谷川さんの修行
谷川さんは、関東のある古神道系の神社で参拝した時に社務所の扉が開いて、そこから女性の先生が外に出て来て、谷川さんに声をかけた事から、古神道修行が始まった方です。
現在、この神社は建て替え途中なのですが、資金繰りが大変で、果たして、再建できるのか?心配してます。
私が、不慣れなスマホを使って、怪談の投稿を開始したのは、こうした古神道の存続に危機を感じた事も、一つの理由です。
さて、谷川さんの前に現れた女性の先生は、言霊修行の先生で、本も書いてます。
私は、その本は入手出来てません。神社には何度か参拝してますが、お会いしてませんので、どのような修行なのか?全く分からないです。
言霊修行に関する本は、何冊か入手してますが、積読になってます。
谷川さんも指導は受けているのか、単なる顔見知りなのか?不明です。
彼とは、帝都守護の神事で、1日行動をともにしました。食事制限を徹底的に守る方で、当日は、氷砂糖と水だけで過ごしてました。
私は、神事に参加する日は、四つ足の肉は食べません。四つ足とは、豚肉や牛肉などです。
谷川さんのような氷砂糖と水だけ、という作戦は、真似出来ません。焼き魚定食とかならば、食べますけど、谷川さんと一緒だと、食べる状況になくて、大変でした。
また、彼は、不思議な能力があって、空中に、文字が浮かんで飛ぶのが、見えるようです。
まるで、マンガの吹き出し💬みたいですね。私が、
「面白いですね!」
と発言すると、谷川さんは、
「面白くないですよ!」
と言ってました。私が、霊に蹴られたりする体験も、私にとっては、消えて欲しい現象なのです。しかし、未経験の人は、面白いように感じるそうです。
谷川さんは、霊能力も強い人みたいです。彼はなんと、知人の家でドッペルゲンガー現象が起きた際に、訪問して、私達の教団で使う浄砂を撒いて、ドッペルゲンガー現象を収束させたと話してました。
このお砂は、特別なご祈祷をほどこしており、身につけるとお守りになって、庭や車のタイヤに撒くと、お清め効果を発揮します。
今は、やたらに撒くとゴミを捨てているように、見られるので、行いにくいですね。
谷川さんは、神事にも熱心に参加してますので、修行を続けると、どんな実力者になるのか想像もつきません。
鎮魂法専門団体へ
私がいろいろな団体に、足を運ぶのは、好奇心や信仰心によります。
そして、私なりの考え方です。現代の医学では、眼科、内科、歯科、耳鼻咽喉科と細分化されてますね。虫歯になると、歯科に受診しますね。
こうして、細分化した事で理解が深まる効果ありますね。短所としては、人間全体を観るという視点が、難しくなることです。
古神道の行法においても、秘術専門、鎮魂法専門、言霊修行専門と細分化しているのです。
言霊修行を学びたいと、感じたなら、言霊修行専門の本を読んだり、先生を訪ねて指導を受けると、深い修行ができる!と私は、考えてます。
実際に、未知の教えや人物に出会いましたので、その経験は宝物です。
この鎮魂法専門団体は、秘術専門団体の修行を終わった夏の熱い時期に訪れました。
もう20年ほど前になります。東京の某所になります。
鎮魂法専門団体は、電話☎をするとパンフレットを送ってくれました。読んだところ、素晴らしい内容でした。
一般の方にも教えていたので、私にも教えて下さるとの事でしたので、お邪魔しました。
地下鉄に乗り換え、最寄り駅で降りました。建物が神社仏閣風ではなかったので、私はあっさり団体本部を通過して、歩いてました。どうも、おかしい!と方向音痴の私が気がつき、元に戻って歩いていると、高齢のご夫婦がキョロキョロと建物の玄関に立って道路を、見てました。男性はタンクトップでしたかね?
私から、
「すいません!」
と声をかけ、水明と伝えました。間抜けな私を笑顔で迎えてくれました。
二階建ての建物で、外部からは、宗教団体には見えないです。応接間に通され、修行の話をすると、納得されたのか、二階に案内して下さいました。
二階に神殿がありました。御扉とお供え物、注連縄があり、神道系であると分かりました。
この先生の父上は、学者としても実力があって、鎮魂法だけでなく、神祇研究により専門書も書いてます。また、大学で教えていた事もあったそうです。
私が習った先生は、三男との事でした。会話が少し噛み合わない事もありましたが、鎮魂法の指導は、受ける事が出来ました。
神前に座って、印を組むと、先生は祝詞奏上をはじめました。すると、例の行者霊が暴れ出しました。
スゴいチカラで印を外すと、私の背中に、子泣きじじい攻撃をしてきました。重いのなんの!
私は、正座のまま床に頭が落ちて、苦しくなりました。そして、会話の時と段違いで、先生の声が、デカくなって、聴覚というより、頭蓋骨の内部に直接声が、響いてきました。
それなりの霊力を持っていたようです。
この鎮魂法は、規定の回数で萬行します。しかし、私は、この後、霊障が悪化して入院してしまいました。
3回は通ってます。残念ながら、入院したあと、手紙を送りましたけど、返事がなかったので、私もなんとなくやる気を無くして、辞めてしまいました。
しかし、指導書に書いてあった、修行する一週間前から、禁欲しなさい!という教えは、印象に残り、現在でも、守ってます。
勝負事をしたり、繁華街に近づかない、酒席を避けるなどです。もちろん、普段は、いいですよ。
私も普段は、一般の方と同じ生活をしています。
1日禊
当時は、闘病生活をしており、体力と財力は低下してましたが、時間はありました。
禊行団体で、1日禊をやっていましたので、9月頃に参加しました。
この団体の建物には、庭に自然石を使って、小山のように円形に作った、行場があります。地下水を汲み上げて、修行の時は、水が流れます。たらいみたいなもので、水を汲んで、頭から、オオハラエドノオオカミー!と叫びながら、かけていきます。真夏でも地下水なので、水温は6度ほどです。
冷たいのなんの!危うく、声が出なくなりそうでした。また、私は悪霊に取り憑かれていましたので、禊祓いで祓い清めるつもりでした。
鳥船を行い、気合いを入れてました。しかし、水の冷たさは、想像以上でした。
敗けてたまるか!
2回目からは、水温に慣れて、声が出ました。行が終わるまでは、元気になって、私は悪霊退散が出来た!と喜んでました。
ところが、この後の直会に参加していると、体が重くなって、喋る元気も無くなりました。
東京から神奈川県までなんとか、帰りました。寝込むと、高熱が出ました。
さらに、左側のノドが腫れて、耳鼻咽喉科に通っていましたが、悪化して、ついに、入院する目に会いました。
稲荷行者の先生の見立てでは、霊障だったようです。
悪霊に取り憑かれてしまうと、一体でも、その影響としつこさは、凄まじいです。
入院中は、毎日点滴療法で、ベットから、部屋の天井を見ている時間が、ほとんどでした。その日の担当ナースが、タイプの人だとうれしいな!だけが、生きる希望でしたね。
この時の点滴療法で、実は視神経を痛めましたので、現在も私は視力は、良くないです。
全集を読む!
この頃、秘教団体で購入した全集を、読んでました。とても、量も多くて、内容もあります。
馳先生より、
「何しろ、全集読みなさい!」
と指示ありましたので、信じて、読みました。
内容は、修行の方法はもちろん、宗教団体設立の経緯、信仰の霊地の意味合い、いかに生きるべきか、など多岐に渡ります。
漢文の部分や、伏せ字と言って、秘教的部分が、意図的に割愛されてますが、古神道修行の方は、アンチの方でも、読んで損はありません。
戦争中は、日本の必勝祈願の記述がたくさんあって、日本必ず勝つ!と良く書いてあります。そうした部分は、現代では、意味を見出すのは難しいかもしれません。
しかし、当時の熱狂が伝わりますし、戦争中は、武器弾薬だけでなく、宗教的バックボーンも、バトルフィールドと化している事を、示しています。
表現や内容に違和感がありますが、歴史的資料や判断基準として読むと、有意義です。
また、この先生は、ギャグや下ネタも駆使して書いてます。真面目一本槍の宗教書では、ありませんので、時に笑いながら読めます。
こうして、年内は全集を読む事も、大切な修行となりました。
ケンカ別れした先生や団体に対する記述もあります。私は、読みながら、別れた団体にも、興味が湧いてしまい、ご縁あれば訪れるようになりました。
神がかり団体へ
年が明けて、私は、秘教団体の先生とケンカ別れした団体から出版された本を、神保町の古書店で見つけて、読みました。
本から、ブラックホールみたいな引力を感じて夢中で読みふけりました。むさぼるように読む!という表現がありますが、まさに、ソレです!
内容は、神がかりの現場報告と簡単に言えます。会の生まれた経緯や当時の軍人とのやり取りも書かれてます。
神がかりの現場には、神様だけでなく、歴史上の人物も登場します。西郷隆盛先生、夏目漱石先生も現れます。
私は内容が知りたくなって、この団体に連絡して、入手出来る本はすべて、買いました。
電話☎には、優しそうなお爺さん先生が出て、本を読んで興味持ちましたか?それでは、送ります的な会話しました。印象に残った言葉は、
「神様に身をまかして居るのでなんの心配無く生きてます!」
という言葉でした。こうした先生の一言が、休日行者のマイペースな修行に役立つのです。
購入した本は、迫力ありました。しかし、内容が途中で終わってしまう本もあります。
ある本は、神がかりにより、降りて来た霊が会話している途中で、悪魔の攻撃を受けて、そのまま、終わってしまいます。
猛烈に続きが気になりました。そして、全冊を読了すると、先生に連絡をして、会いに行きました。3月の時です。
応接間にて
最寄り駅から、徒歩五分ほどで、団体の神社に付きました。敷地はそれなりの広さがあります。
社殿も小さくはありません。社殿の前には、自然石が置かれて、階段のようになってます。
呼び鈴を押すと、袴姿の先生がにこやかに、出迎えてくれました。
お茶🍵を飲みながら、本の内容について、にこやかに説明が始まりました。
私は、途中で終わっている本の続きを聞くと、先生の表情がこわばりました。
「知りません!今、神がかりやってませんから!」
本を書いた先生は、初代の先生でした。当時は、神がかりを行っていた訳です。仮名です。南先生は三代目になる訳です。本に書いてある時代は、大正時代などで、私が訪れた平成の世とは、違いがあるのです。
しかし、神がかり専門の団体で、神がかりが行われていないという内部事情は、知りませんでした。
ここで、一つ学んだ事は、同じ団体でも、代替りすると、活動内容が変わっている事があり、本に書いてある事も、現実では変化しているのです。
教団が発行した宗教書であっても、教団の現状とは別物になっている事もあるのですね。
初代の先生は、桁外れのチカラを持っていたようです。ある、動物霊に取り憑かれた女性を、一瞬の秘術を使って、浄霊したと書いてありましたので、私も自分に取り憑いた悪霊も、ここで退散されると信じてました。
私は正直に、霊障で苦しんでいる事も話ましたが、
「そんな物に取り憑かれて、人生終わるなんてとんでもない話だ!秘術で解決しようという考えが狂気だ!」
こんな言葉を投げかけられ、私も段々とムカついてきました。お互い、険悪ムードとなって、応接間が静かになると、時計の秒針の音が、
カチ、カチ、カチ!
とやけに大きく響いてきました。最後に、先生は、
「人間は低い所でなく、たかーぃ所につながるようにしないとダメです。まぁそんな所ですね!」
とイヤミのような発言をすると、お祓いどころでなく、私も、居心地悪くなって、帰る気マンマンになりました。
こうして、玄関に来ると、先生も見送りには、出て来ました。私は、一応、頭を下げました。すると、先生も頭を下げました。
当日、私は、狂気だの言われ、ムカついて帰りました。
ところが、半年たった頃、この先生から、神事のお誘いの手紙が、送られて来たのです。
怒り😡にまさる好奇心!私は、スーツを来て、ノコノコと出向いて行きました。
二代目のお祭り
この日は、二代目の先生の記念のお祭りでした。遠方からも、信者が来たようです。
先生が作った唐揚げや、大福も出て、今回は、和気あいあいの雰囲気でした!
これを期にして、私は、神事に参列して、勉強会にも参加するようになりました。
神がかりを行うには、桁外れの知力、霊力を身につける必要があって、さらに、優秀な霊媒師も必要なのです。
どちらも、滅多に存在しないようです。条件が揃えば、この神社では、神がかりが行われて、修行法や予言、あの世の報告がこの世にもたらされる事になる訳です。
邪神が降臨すると、参加者が全滅したりする可能性もあるので、神がかりという修行は、レベルが高いものである。というのが、私の印象です。
だからと言って、諦めるのではなく、古神道修行者であれば、各自、努力して、修行や学習を重ねるべきですね。
学習の必要性については、神がかりの現場で、霊が降りて来て、神様の名前を名乗ったり、歴史上の有名人になりすます事があるそうです。
こういう時、宗教はもちろん、歴史、文学、自然科学、軍学、医学といった学問に通じていないと、ウソが見破れないそうです。
霊も和歌を詠んだりするそうで、学力もあるのです。
私は正直、古神道で要求される学問を修めていませんので、神がかりを本格的に開始するチカラは、持っていません。
神がかりの先生も、行えないというのは、正直な判断ですね。今の私は、現状が理解できますけど、当時は、憑霊に苦しんでいた時期ですので、ムカついたり、がっかり😞してしまいました。
私が、いろんな事に興味を持つのも、古神道の修行の一つなのです。
杉田先生との修行
杉田先生との出会いは、古神道修行を始めて、5年ほどたった時になりすます。
杉田先生も仮名ですよ。杉田先生の名前は、古神道関係の本にお名前が出ていたので、知ってはいました。
杉田先生は、当時、関西で一人暮らしをしていました。杉田先生は、マンツーマンで修行します。
先生と喫茶店で待ち合わせて、自宅に向かいました。坂の上の住宅街は、道が複雑で、私は、道順がまったく掴めませんでした。
「ここや!」
と杉田先生の関西弁で、指し示した一軒家は、少し階段を登ると、庭に2体のシーサーが安置されてました。私が、
「先生ここにシーサーがいますよ!」
というと、先生が、
「シーサーちやうで!○○やで!」
と言われました。○○としたのは、秘密ではなく、私が忘れているのです。
杉田先生は、日本🗾国内だけでなく、アジア地域を修行してまわっているので、海外の秘術を取り入れているのです。道教はもちろん、多くの秘術に通じているので、調べるのも、大変なのです。
私は、中国語や漢文も苦手ですので、余計、困難なのです。
そして、玄関のドア🚪を開けると、得体のしれない仏像のような置物が、大量に置かれていました。
床に直接、閻魔大王が置かれてましたので、私は、
「先生ここに閻魔大王がいますよ!」
と言うと、
「閻魔大王ちやうで!鍾馗やで!」
と呆れた顔で言われました。玄関から、右側に曲がると、応接間らしき所に案内されました。
透明なテーブルとイスが2つ置かれ、周りには、テレビ📺と大量の呪物が、がれきのように積まれてました。
キチンと、お寺の仏像のように祀らているのでは、ありません。めちゃくちゃに、積んであって、週刊誌も突っ込んであったり、なんと、その週刊誌に仏像のような存在が、頭から突っ込まれ、足だけ飛び出してました。
床には、ちり紙と一緒に、御札が丸まって、落ちており、杉田先生は平気で、踏んづけてました。
私は、罰が当たるのでは?と心配になりました。テレビの前には、ザルがあって、その中には、モアイ像みたいな石が、数個入ってました。その横には、東南アジアで買ったというホラー映画のDVDが置いてあり、表紙は、女の人に、宇宙人みたいな化け物が、襲っているイラストでした。
私の部屋のレベルを超えた、資料のはらわた!
だったのです。
私は、口が開いたまま、塞がらなくなりました。すると、
「おい!こんでもなぁ掃除したんやぞ!」
と私の顔を睨みながら、杉田先生が言ってました。
すると、突然、私の腹を腹痛が襲って来ました。先生に言って、トイレ🚽に駆け込むと、治りました。途中、床が抜けそうになってましたので、コケそうになりましたけど。
お腹の急降下が、治まって、応接間に行くと、杉田先生が、ニヤニヤ笑いながら、
「霊障や!修行始めるとな悪霊が苦しみだすんや!」と言うのです。
私が、「とって下さい!」
とお願いすると、
「取れへん!お前に固定されとる。」
なんとも、頼りない説明をいただきました。
呪術師の肉体
杉田先生の修行法は、呪術師の肉体を作る事に始まりました。
オマジナイをするのに、必要な肉体があると言うのです。
ボクサーは、ボクシングの技だけでなく、縄跳び、ランニング、などを行う事で強くなりすますね。
印を組み、呪文を唱えるだけでは、威力が出ないそうなのです。
私と先生は、家を出ると、公園に行きました。
公園で、杉田先生と向き合うと、先生は右手でゲンコツを作って、アッパーカットみたいな格好をしました。
「動かしてみろ!」
と言うので、私は両手を使って、引っ張りましたけど、先生の腕が、鉄棒のように固く、重くて動かないのです。
その内、突然、私は先生からぶっ飛んでました。1メートルぐらいでしょうか?
杉田先生は、
「クックックッ!」
と笑い出しました。どうやら、カンフーをやっているようです。
まるで、ジャッキーチェンの酔拳という映画みたいな展開になりました。
まずは、気功やれ!という指示でした。気功で身体を鍛えてから、呪術修行に入ると、上達するそうです。
気功の型があって、先生から指示を受けて、行っていくと、理想の型を体現するのは、とても難しいです。しかし、当時、冷え性だった私は、手足が氷のように冷たくなってましたけど、マイペースで続けているので、今は少し暖かくなりました。気功により、熱が発生したのは事実です!
もっと、上級になると、いつでも、腹部に熱があるようになって、強くなると言われます。
こうして、2日間、関西での気功修行は、終わりました。現在でも、ルーティンワークとして、気功は無理なく行ってます。
霊符修行
杉田先生は、ふらりと海外に修行に行くので、音信不通になる事が、1〜2年単位であったりします。
私は、先生が数人ほど存在するので、杉田先生がいない間は、他の先生や本を読んで修行します。
数年ぶりくらいに杉田先生に、お会いした際に、以前より獲得したい能力として、霊視能力を獲得したいと相談しました。
秘術の追求に関しては、杉田先生はスゴいと今でも、考えてます。漢文や中国語に強いので、アジア地域の呪術の理解が、凄まじい感じがします。
だからこそ、霊視能力についても、間違えないと考えた訳です。
私は霊能者になって、活動するつもりでした。その為には霊視は必修科目と位置づけていたのです。
杉田先生の指示は、御札修行をやれ!という事でした。
まず、1年かけて御札を1400枚書きます。次は、49日かけて、御札を焼きます。50日目に感謝しつつ、御札を焼きます。
概要は、こんな感じです。御札を書きながら、ご祈祷に使う法具もそろえます。
国内で調達出来る物もあれば、杉田先生にお金を渡して、海外で購入してもらわなければ、入手出来ない物もあります。
私は、お寺や中華街で購入出来ると考えて、ましたけど、そんな簡単ではないですね。
手間はもちろん、お金も大変です。苦労した物では、御札を焼く時に使う金属製の容器です。
私は、一斗缶を使うつもりでしたが、熱で変形してしまうらしいです。
安い物を使って、火事になったら、大変ですので、泣く泣く仏具屋さんに頼んで、特注で護摩釜という仏具を用意しました。値段は6万円です。
しかし、霊視能力開発の為、私は呪文のように、霊視能力開発するぞ!と心の中で、唱えてました。
後の道具の値段も、ホームセンターで購入した物もありますが、準備費用だけで、大変でした。杉田先生関係の道具は、特に高額になりました。
祭壇
この修行には、祭壇を用意して、神様を祀る必要があります。
どのような神様かと言えば、秘術をつかさどり、祈祷師を守護する存在です。私にとって、最終的な拠り所となります。
神社仏閣でも祈りますが、真剣勝負と判断した時、私は祭壇の前に座ります。
手の内は、公開出来ません。秘術の修行をしている人物と、霊能バトルをした時、私の情報が伝わらないほうが、有利になるからです。幸い、呪術師と霊能バトルをした事はありません。
中国の封神演義といった、古典を読む事は、大事な修行です。ご祈祷の描写は、かなり、正確らしいです。
呪術封じの方法も、参考になると杉田先生が言ってました。
祭壇を壊したり、呪文を唱えられないように、敵対者の歯をパンチ👊して、折るのも、根拠あるみたいです。
霊符と私
杉田先生から秘伝書を、渡されると、修行法や御札の見本が書かれています。
御札は文字だけでなく、図形や曲線も含まれています。どうやって読むのか?何の意味があるのか、全く分かりません。
書くには、ボールペンや鉛筆✎はダメです。筆書きです。御札を書く時に唱える呪文や、書いた御札に念を込める呪文もあります。
仕事終わりに、2時間とか、休日は4時間とかひたすら、御札を書く生活が始まりました。
私は、修行開始の2ヶ月前に、御札の紙が半分ほど残っている事が、気になり出しました。予備の紙にしては、多いなぁー!とか考えてましたが、秘伝書の通りに、御札を燃やすと、800枚足り無い事が分かりました。
コレは、まずい!私は、2ヶ月で残りの800枚を書く事になりました。
毎日、2時間ほど書いて、休日は6時間ほど書いてました。墨ですので、新聞紙📰に乗せて乾かしましたので、私の部屋や廊下が御札ダラケになりました。
こんな生活をしていたら、精神おかしくなりそうでした。
いつまでも終わらない!800枚という枚数は、ひどいものでしたね。
私は、ある時、大切な御札を全部、破きたくなりました。乾きかけの御札に手を伸ばした時、我に帰りました。
深夜2時頃だったように、記憶してます。追い詰められていました。唯一の希望は、霊視能力の獲得でした。この時、霊視の為だ!と言い聞かせ、破きたい衝動を押さえました。
こうした危機を乗り越え、いよいよ、ご祈祷が始まりました。
このご祈祷は、49日は、御札を燃やし、呪文を唱えます。集めた法具も使います。50日目は、感謝の祈りです。1日でも、欠けたら、やり直しです。ここがきついです。
そして、煙でムセます。御札より、ご祈祷用のお金を燃やす時の煙がすごいので、マスクして、行ってましたが、咳き込んだり、目にしみて泣いてました。
御札の種類によっては、水に投げ入れて、飲みます。また、ポエ占い🔮も途中で行いました。
印の組み方も複雑で、指が折れそうな感じがしたものです。普通に仕事もしていましたので、だんだん疲れてきます。私は、20日過ぎくらいから、キツく感じ、いつまで続くのかなぁ?とか考えながら、通勤路を歩いてました。
また、夏場だったので、アイス🍨とかエナジードリンクとか、制限を外して行いましたので、終わった頃、5キロほど太ってしまいました。
憑依?
そして、40日過ぎた頃に、ご祈祷中に、突然、
「お前もう少しだぞ。頑張れ!」
という言葉が、私の口から出ました。言わされた感じがしました。
この時期、疲労が原因かもしれませんが、黒いカナブンみたいな物体が、動いて消えるのを見ました。護摩釜の淵を、くるっと一周して消えました。あれは、謎です。
こうして、なんとか、49日を萬行しました。50日目の感謝の祈りを、捧げていましたが、大量に御札や祈祷用のお金を燃やせ!
と書いてありましたので、陰陽師や密教僧になったような気分で、大量に御札を燃やしていると、煙が充満して、火災警報器が鳴り出してしまいました!
エライコッチャ!私は、🧹ホウキで、煙を出したり、護摩釜に水をかけたりして、香港映画のドタバタコメディのような展開になりました。
私としては、感動して、しんみり終わりたかったのですが、台無しです。
ただ、これで霊視が出来るはずだ!と確信していました。この時までは!
数日後、私は、お寺のお墓や地元の心霊スポットを歩いてみました。
しかし、幽霊に出会えませんでした。どうも、おかしい!
何かいけないのか?私は杉田先生に連絡して、指導を受ける事にしました。
杉田先生の指導
修行を終えて、杉田先生に会うと、早速、霊視が出来ない旨を伝えました。
ちょっとしたコツで、見えるようになると考えてましたが、杉田先生の言葉は、
「お前みたいな残念ダラケの人間に霊視が出来るか!基礎修練終わらせたから、いいじゃねぇか!」
「後なぁ、見えるようになっても、自死したヤツが出て来るだけだ。お前のレベルはそんなもんだ!」
私は、この言葉を聞いて、霊能者として、活動する計画は、白紙撤回になりました。
そして、杉田先生に対する信頼は、ほとんど消えてしまいました。
さらに、この後、ノドが腫れあがって、毎日病院で点滴療法を受ける事になりました。煙で、やられたみたいです。
この時期より、修行する意義も見失い、みんな辞めちまおう!と考えるようになりました。
その後の修行
私の家には、霊符に関連した神様が祀ってあります。この神様は、秘術を守護してます。
霊視は関係なかったようですが、悪霊や妖怪退治の祈祷が出来るようになるのです。
また、次の年に、49日の秘術を身につける修行は行いました。
わずかながら、霊視能力の開花も期待しつつですけど。
結果は、ダメでした。本来は、呪文を暗記して、精進料理を食べ続けなければ、なりません。私は、仕事もしてますので、本来の効力にほど遠いですが、やれば、それなりの効果あると信じてます。
ヨガ断食
古神道と同時に、ヨガ断食も道場に泊まって参加した事もあります。
ここでは、スムージーやサラダなどを少量食べつつ、ヨガや登山をします。ダイエット目的の女性が参加してました。
私は、3日やりましたが、同じ体重で帰ってきました。1週間続けると、痩せるそうです。
私の泊まった部屋には、地震で被災した方と一緒に寝てましたが、男性ですよ!
突然、ぐおー!と悲鳴を上げてました。首締められたとか言ってましたね。
私が修行していたので、お祓いしようかと、提案しましたが、
「怖いからイイヤ!」
と断わられました。もし、憑き物落としになったら、どうなったか?少し、気になってます。
前世療法
私は、修行として、前世療法も受けてます。
ワイス博士の影響を受けているみたいです。
女性の先生が、主催してました。
指定の場所は、公共施設の和室です。横たわりますので、和室になるのです。
私の他は、女性が3人ほど参加してました。頭を円の中心に向けて、輪になって寝ます。先生は、語りかけながら、催眠状態に参加者をしていきます。
私は、樹海のような場所に、斉藤由貴に似た美しい女性が、笑顔で現れました。目で見るというより、頭に直接、映像がはいってくる感覚です。
先生の誘導で、私が問いかけると、
静岡
安岡めぐみ
幸せになって!
と頭に声が響いてきました。なんと、前世は美しい女性だったらしい。
今は、勝新太郎とか、くまモンとか言われてますよ。
前世の知覚も人それぞれみたいです。映画のように見る方もいれば、マンガ、文章でとらえる方もいるそうです。
前前前世という曲が好きですけど、あのミュージックビデオで、原始人みたいな姿が出て来ますけど、本当に見た方がいたそうです。
嗅覚でも感じとったようで、みんなお風呂🛀はいってないから、やなニオイしたと話をしたと聞きました。
また、前世が石だった。さらに、上空に浮かぶ雲だったと話す方もいたそうですよ。雲から目線ですね。
無機質な感じの物体でも、何か宿るというアニミズムは、当たっているのかもしれませんね。
最後に
私は、霊能者や占術家とも接点持ちますので、これからも、いろんな方から学んでいきたいと感じています。
もっと実力をつけて、できれば、毎日行者となって、神様仏様に仕えて、皆様のお役に立ちたいと望んでおります!
私の個人的体験にお付き合い下さりありがとうございます!
少しでも、この記録が面白いと感じて下さったり、お役に立てば、うれしい事この上ないです。
皆様のご多幸を神明に祈願いたします!
休日行者
水明
水明とは、私の憧れの宮地水位先生から、恐れ多いですが、水の字をいただきました。先生は、明治時代に活躍されたようですので、明治時代より、とっさにいただきました!