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【ブログ】マクロができることの優位性
私は会社の中でExcelやMicrosoft Accessで、VBAマクロを使った業務ツールを作成していますが、仕事内容としては非常に優位性の高い仕事だと思います。
会社の中にはたくさんの業務用システムがありますが、それらの業務システムがあっても、必ずその業務システムからカバーできないニッチな業務というのが発生します。
そのため、そういったニッチな業務というのを処理するためのツールと言うのは必ず必要になってきます。
むしろ業務システムで処理できる事は最大公約数的な一般的業務になるためシステム構築以前の段階からそういったニッチな業務はExcel等のツールを使って処理することを前提としています。
ニッチ業務と言うのは多種多様な要望があります。
業務システムでは処理できない事は全てそれに当てはまるので、様々な用途別に新たな業務システムが構築されるたびに、そこから漏れ出るニッチ業務というのが発生します。
それは毎日や毎月の処理に必要と言うものもありますし、スポット的に会社の意思決定等で必要なデータ加工といったものもあります。
そういったものをオーダーメイド的に作れるのがExcelやMicrosoft Accessの良いところです。
それをただ単に、毎回毎回手動で処理していたのでは非常に手間がかかります。
そのため、それらをVBAマクロを使用して自動化させた業務ツールをつくります。
その結果、一応、Excelは使えるものの、簡単な入力作業などしか出来ないスタッフが5名程度でやっていたような仕事を、Excelは起動するのが精一杯と言うような、全くのIT音痴のスタッフ1名で仕事をボタン1つ押すだけで完結させることができるようになります。
このように業務ツール化する事は、大きい会社であっても、小さい会社であっても、企業の業務効率、ひいては企業の利益率にまで多大な影響を与えます。
小さい会社であれば、必要なスタッフ何名を雇うのかによって人件費に与える影響は何倍にもなります。
大きい会社であれば、もともと人件費の予算も潤沢である場合が多いですが、それだけ業務で扱うデータ量や新たに発生する業務も多いので、それに対応して新たな業務処理をするための人材育成等にも非常に時間がかかります。
特に近年では、派遣社員さんの比率が高くなり、人材育成に時間をかけているような暇もあまりなく、仕事を覚えたと思ったら、派遣期間終了で、また新たな派遣社員さんに新しく業務を覚えてもらわなければいけないと言ったようなことも深刻な問題となって来ています。