町おこし 私の町よ、消えないで
"お届け物でーす"
ドアを開けて手渡されたのは、夫の実家から贈られてきた 私の好きな ’卵'だった。
町おこしのために一役かっているようだ。
あらゆる田舎の町では過疎化が進んでいる。 少子高齢化が至るところで深刻化してきている。
とりわけ私の出産地の秋田県の現状は厳しい限りだ。 ここで内閣府が調査して発表している記事を参考にしてみよう。
第1節 高齢化の状況(4)
4 地域別にみた高齢化
平成30(2018)年現在の高齢化率は、最も高い秋田県で36.4%、最も低い沖縄県で21.6%となっている。今後、高齢化率は、すべての都道府県で上昇し、令和27(2045)年には、最も高い秋田県では50.1%となり、最も低い東京都でも、30%を超えて30.7%に達すると見込まれている。また、首都圏を見ると、千葉県の高齢化率は、平成30(2018)年の27.5%から8.9ポイント上昇し、令和27(2045)年には36.4%に、神奈川県では25.1%から10.1ポイント上昇し35.2%になると見込まれており、今後、我が国の高齢化は、大都市圏を含めて全国的な広がりをみることとなる(表1-1-10)。
人口減少・高齢化が進む都道府県にも秋田県が筆頭に挙げられている。
日本総人口は2022年12月1日現在(概算値)でも前年同月に比べ54万人減少
総人口は64万4千人の減少、減少幅は比較可能な1950年以降過去最大
日本人人口は減少幅が10年連続で拡大
(2021年度)
総人口は1億2550万2千人で、前年に比べ64万4千人(‐0.51%)の減少となり、減少幅は比較可能な1950年以降過去最大となっています。
日本人人口は1億2278万人で、前年に比べ61万8千人(‐0.50%)の減少となり、10年連続で減少幅が拡大しています。(結果の概要 1~2ページ) 総務省統計局 参照
これを見ても減少の歯止めが効かない状態である。いわんや人口減少の筆頭である秋田県 しかも私の生まれ育った矢島町は、もはや風前の灯である。(町民の皆様、失礼致します。)
私が18歳まで居た頃は学校も学年に4クラスあり小学校・中学校・高校と全て高台に位置していた。
矢島城は八森城とも呼ばれ戦国時代から中世城郭、その一部を利用して江戸時代の生駒氏の陣屋として利用されていたそうだ。
学校に通っていた当時は、その意味合いなど知らずにいたが、最近 毎月帰るようになって散策と共にこれまで知る由もなかった町の背景を垣間みる機会となった。
まさしく
"夏草や 兵どもが 夢の跡" 松尾芭蕉
である。
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