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俺ガイルは「青春ラブコメ」か?

突然ですが、俺ガイルは「青春ラブコメ」だとおもいますか?

こう聞いてる時点で僕の意見は丸わかりですが。

そう、俺ガイルは「青春ラブコメ」ではないのです!

今回はその事について語っていけたらと思ってます。

ネタバレは無いので(多分)心置きなく読んでください

俺ガイルをもう読み終わった人、今読んでる最中の人、これから読もうとしてる人の元に届きますように…


俺ガイルとは?

↑これ見てください  以上です


青春ラブコメの定義は?

ズバリ、
青春モノ✖️恋愛モノ✖️コメディ
となっており、
それが作者の最も伝えたいことである
本です(ラノベだけとは言わん)

例えば、ドラえもんは青春モノ・コメディ、の二つを満たしていますが、恋愛モノではないので青春ラブコメではありませんね()

少し雑ですが今回はこの定義で行きます


ではなぜ俺ガイルは「青春ラブコメ」ではないのか?

それでは、僕の意見を言わせてもらいます

俺ガイルが「青春ラブコメ」でない、と言うことは俺ガイルが「青春ラブコメ」の定義をみたしてない、と言うことです。

どの定義を満たしてないか?
それが作者(渡航様)の最も伝えたいことである
と言う定義です


なぜか?

理由① 俺ガイルは最初から最後まで比企谷八幡の自意識の消化について語っているから

俺ガイルには、平均的なラノベにあるような、「A子ちゃんとB子ちゃん、どっちを選べばいいんだろぅ…」みたいな展開は無く、ず〜っと主人公が自分の在り方、他人との接し方、それに対する自己正当化を語ってるだけ(良い意味で)のラノベです

これは、作者が僕たち読者に社会との接し方で伝えたい事がある、と言う事に他ならないでしょう(それをどう受け止めるかはそれぞれですが)

理由② そもそもラブコメ的描写が少ない

先ほど言った通り、俺ガイルは主人公の独白がかなりの割合を占めます

ラブコメ要素はめっちゃくっちゃ少ないです
てかほぼラブコメしないです

もし、あなたが青春ラブコメを書きたかったらどのような展開を用意しますか?

少なくとも、クラスから孤立している主人公の自己弁護を書きまくろう!とはなら無いはずです

では、作者渡航様は何故このような展開にしたのか、それは作者は青春ラブコメを書くつもりなど毛頭なかったからでしょう


では、俺ガイルは何なのか?

僕は、俺ガイルとは社会への警告では無いかとみています

みんなでいるのが正しいと言う考え方、群れるのは間違っていると言う考え方、一見この社会はどのような考え方でも許容できる社会であるようにみえますが、根底のところでは、他者の価値観を尊重できては無いのではないでしょうか

主人公は、考えています。他者の価値観や、それを受け入れられない理由を

僕たちも、それを見習うべきなのでしょう


最後に

ここまで長々と書いてきましたが、俺ガイルには「青春ラブコメ」と言う側面もあるとは思います

俺ガイルが凄いと言われているのは、哲学的な部分とライト的な部分が綺麗に書かれているからだとも思います

それでも僕は、俺ガイルを「青春ラブコメ」として読みたくはない、これから読む人にも単なる「青春ラブコメ」だと思って読んでもらいたくは無い、そう思ってます

長くなりましたが最後に、

俺ガイルは、人生!



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