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「疾患」ではなく「人」を診る大切さ
僕が病院理学療法士時代に自費整体をしている理学療法士のイメージは
病院のリハビリより1回あたりの料金が高いので
「技術高そう」「1回で痛みを軽減できる技術を持っていそう」
「体についての知識はすごいあるんだろうなぁ」
といった技術、知識が段違いにすごそいうというイメージだ。
大前提、もちろん必要。どちらも
しかし、その2つよりも大事だと思うことは
「人を診る」ということだった。
技術、知識があっても人を診る力が欠けていたら
人は人を信頼しないということ。
人は価値を感じないと当然お金を支払おうと思わない。
価値とはその人が抱える悩みに対して
こちら側がどのくらい大きな影響をもたらせたかで
決まるのではないかと思っている。
なのでその人が今何に困っていて、どういう感情で
何を解決したくてウチに来たのか?
どうして他ではなくウチに来てくれたのか?
今までどういった過去があり、どのような信念を持っているのか?
などを把握することが非常に重要だと考えている。
その中でも1番大事なことは
その人がどのような「感情」を解決したいかである
人は感情でしか行動を起こさない。
しかし、その感情を必ずしも言語化できるとは限らない
むしろ無意識に行動をとり、うまく感情を言語化できない人の方が多い印象。
なのでこちらからの質問、問いで
お客さんの解決したい感情の把握
が大事だと思っている。
その理由を述べる
同業者ならわかるのではないかと思うが
最初に訴えていた痛み、動作が改善した時に
こちら側が想像していたより
あれ?思ったより嬉しそうじゃないぞ?
なんなら改善できた自分のほうが嬉しいぞ?
みたいな感覚
そしてしまいにはすっきりしないテンションで
「最近他の部位のこっちの方が気になるんですよねぇ」
など探すように他の問題を見つけてくる
それこそが根本的なその人が本当に解決したい
痛み、症状によって起こる「感情」が解決していないから
ではないかと思っている。
例えば、女性でまだ20代という若さで頻繁に腰痛に悩まされている人が
「まだこの若さなのにこの先の人生私は健康に過ごせていけるのだろうかという不安」
という感情の悩みを抱えているのか
「このままだと将来腰が曲がったおばぁちゃんになりそうで不安だなぁ」
とで提供するもの、目指すものが変わるはず。
見た目の姿勢重視より腰が痛みなく運動できたり、ウォーキングできれば、そしてこの知識があれば健康への不安がないな
という状態を目指すのか
過度な運動できる状態より、周りから見て姿勢が良い状態であり、腰が曲がる心配が無くなったな
という状態を目指すのか
の違い。である
その人が解決したい感情が明確にわかり
目指すべきゴールがお互いに理解でき
その解決したい感情が解決した時
人は「わぁ〜よかったぁ〜」
と大きな価値を感じてもらうんだと
肌身で感じている最中である。
なので疾患を見るのではなく
人を診ることによって
その人の人生をより良い方向に導くことができると思っている。
なので1番大事なのは「人を診る力」と思っている。