いじめっ子と子供の愛し方①
学童に問題児が1人いました
4年生の女の子Aちゃん
その子はよくうちの子をいじめて泣かしていました
叩いたり暴言を吐いたりおもちゃを奪ったり
どうしたものか…
大抵のことは子供のしたことやし許せるけど
暴力はちょっと認められない
早く止めてあげないと
学童の先生に相談しました
すると前々からAちゃんは問題児のようで
感情が抑えられなくて先生も手をやいているそう
よく見て注意しますと言ってくれた
先生に注意されているAちゃんを
よく見かけていましたが
先生の言い方も結構キツくて
Aちゃんもそれに反抗して
感情が収まる様子はありませんでした
私は横目で見ていて
誰かAちゃんを優しく叱ることはできないのか
怒り散らすAちゃんを
誰か優しく受け止めてあげてほしい
そう思っては何もできずにいました
Aちゃんのママはシングルらしく
下にも小さい子を2人抱えていて
ママもAちゃんが怒った時はどうしたらいいのかわからないと話されていたようです
確かにそれは大変…
1人育てるのでも必死だった私には
3人もモンスターを育てるのは想像できません
Aちゃんはちゃんと愛されているのかな
でも自分の子供が暴力されている以上
お母さんに一度話をしなければ
と考えていました
後日
お迎えに行った際娘が駆け寄って来て
Aちゃんに頭を思いっきり叩かれて泣いた
と伝えて来ました
えぇぇぇぇ…
流石に心配で預けられません
Aちゃんが原因で何人も学童を
辞めた子がいるようですが
私はシングルやし辞めるわけにはいかず
クラスを変えてもらわないと…
再度学童の先生に相談に
クラス替えはやっぱり難しいとのこと
よく見て出来るだけ守ってくれるとのことでした
学童の先生も大変なのに沢山謝られ
申し訳ないなと思いながら
絶対守ってください!と願った
そしてまた後日
学童にお迎えに行った時
ちょうどAちゃんが出て来たので
私はAちゃんを抱きしめて頭を撫でました
『ねぇAちゃん、意地悪するのやめてくれない?私のとっても大切な子供やねん。お願い』
と言うと
『いいよ!』
と嬉しそうに返事が返って来ました
無邪気な可愛い女の子でした
学童の先生も少しびっくりされていて
『今はそう言ってますがどうなるか…
とにかく守りますので!』
先生、信じてます
Aちゃん私の腕の中で
ちょっと嬉しそうでした
おそらくAちゃんは
誰にもわかってもらえず辛かったのかな
愛されたかったのかな
ちゃんと伝えたらわかってくれる
本当はとっても優しい子なんだろう
でもそう簡単に変われないのが現実
まだ少しだけいじめはありました