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【個別銘柄徹底分析】エムスリー

【個別銘柄徹底考察】2024年1月28日分析


週足チャート

【会社情報】


・会社コード 2413
・株価   2379円
・上場来高 10675円
・時価総額 1兆6154億円
・PER  30.77
・PBR  4.88
・配当金  190円  
・配当落日 2024年3月28日   
・株主優待 無
・会社設立 2000年9月 
・会社上場 2004年10月
・特色   ・ソニーグループ関連会社
       医療従事者向け情報サイトで
      ・製薬会社の情報提供支援
      ・治験等周辺分野開拓
・連結事業 メディカルプラットフォーム 39%
      海外事業          27%
      サイトソリューション    15%
      エビデンスソリューション  11%
      キャリアソリューション    6%
      その他 
・海外比率 日本 73% 海外 27%
・競合他社 メドピア メドレー ケアネット
・信用区分 貸借銘柄
・信用売残   274,900
・信用買残 3,901,600



【機関投資家統計】


持株比率 71.88%
保有枚数 4.88億枚

【2024年3月期会社予想】


売上高   2500億円  前期比+8,.3%
事業利益 
営業利益   750億円  前期比+4.2%
経常利益   750億円  前期比+0.9%  
当期利益   520億円  前期比   0%
EBITDA  
利益率    30%

【過去4年業績推移】


       売上高   営業利益 経常利益 当期利益 1株益

2020年3月期

 1309億 343億 346億 216億 31.9

2021年3月期

 1619億 579億 582億 370億 55.7

2022年3月期

 2080億 951億 961億 638億 94.1

2023年3月期

 2308億 719億 743億 490億 72.2

【四季報分析】

2023年春号

・柱の製薬マーケ支援DX需要堅調
・海外伸長
・24年3月期治験で前期の大規模案件減る
・22年12月医師派遣手がける英企業買収
 公的医療と関係強化
 2月米国の製薬向けコンサル買収
・人材採用拡大本腰

2023年夏号

・コロナ関連の治験・ワクチン接種支援の
 剥落が前半響く
・製薬マーケ支援着実増
・海外買収子会社寄与
・医療機関の経営支援等を行う子会社
 シーユーシーが6月21日上場
・フランス・カナダで市場調査や論文校正
 手がける企業買収

2023年秋号

・治験と人材紹介は人材紹介はコロナや
 ワクチン接種関連剥落し前半停滞
・製薬マーケ支援着実増
・海外買収寄与
・個々の製薬企業の課題くみ取りマーケ支援
 に当たる人材採用強化
・米国はコロナで急拡大の治験事業体制刷新
 旺盛な需要に対応できる基盤整備

2023年新春号

・治験・人材紹介はコロナ案件大幅減
・柱の製薬マーケ支援が着実増
・23年12月買収ベネフィット・ワンも期末上乗せ
・米国の構造改革も進み海外復調
・ベネフィット・ワンを約1400億円かけたTOB
・一般消費者向けまで事業領域拡大図る
・多角化へ予防医療や医療現場DX需要深耕

【分析・コメント】

コロナ禍の中凄まじい成長を持続し上場来高値を更新し続けていたエムスリーだが直近3年は成長率鈍化にて株価が下落し続けている。

株価下落要因

・コロナ特需の剥落による成長率鈍化
・信用買い残の高水準維持により上値が重い
・治験案件の減少

今後の期待

・株価低迷局面でも売上高のトップラインは着実に増収を積み重ねており今後の利益の源泉は確保できている
・海外の多種多様な領域な企業を買収をしており海外での成長
・ベネフィット・ワンTOB成功による国内領域の再成長



テクニカル分析

ソニーグループ関連会社、医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援を手掛けるエムスリーの株価に底入れ期待か。23日は、出来高増加を伴う「三陽連(3日連続陽線)」を示現し、1月12日の戻り高値を更新。昨年12月8日安値2091円と1月18日安値2180.5円とで、「ダブルボトム」を形成したことを確認できる状況になってきた。
ボリンジャーバンド(20日)ではプラス2シグマ、一目均衡表では「雲」上に久しぶりに抜け出した。昨年11月の前半につけた高値の壁である2600円前後の水準を上抜けば、一段と騰勢を強める展開が予想される。
2021年1月につけた大天井10675円を起点に三段下げの長期下降局面にある。月足ローソク足は、二段下げ目までは比較的長い陰線による値幅調整となったが、三段下げ目は短い陰線・陽線を続けるかたちで下値模索が続いた。
一方、相場の勢いを判断するRSI(相対力指数)9月が昨年後半から安値水準を切り上げつつあり、株価の安値更新とは逆行する動きとなっている。これを強気のダイバージェンスと表現し、株価がはまもなく反転上昇することが多い。

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