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日々の感覚を綴る。キーボード沼につま先をそっと触れてみた楽しさ、うち心地さ。

誕生日を過ぎた火曜の朝。「ああ、もうすぐ今日が終わる。やり残したことはないかい。」ミュージシャンバンドの曲のフレーズをチラつかせながら、時刻ギリギリまで、apple純正メモに箇条書きを羅列していく。将来のこと、ブログネタ、思いつくことを書きなぐったメモ帳から、今後、日常はnoteへ転機しよう。まずはそんな日々から始めればいいのと思い立ったが吉日だ。

キーボード沼って言葉にピンと来たことがある。「そもそも沼って何?」から始まるんだけど、「何かにハマる」ってことを「沼に嵌まる」ってこととかけて、抜け出せなくなることの通称を指す。日本語のスラングみたいなことだと思っている。

カスタマイズをすることで、自分の打ちやすいキーボード探しをしていると、そのうち心地を追求するあまり、世の中に出回るキーボードを試してみたい衝動が起きる。そしてのめり込み嵌まる。ハマることは何ら悪いことでもない。僕も打ちやすいキーボード見つけてから、職場のものと違うと、肩こりならぬ、妙な手こりが生じたり、打ち間違いがあってタッチスピードが乗らなくなる。だからパソコンを触る日常にキーボードの大切さを感じてる。

そんな、沼に触れてみたく、怖いもの見たさから、カスタマイズできるキーボードを購入してみた。カスタマイズ付のテンキーを買うと、キャップを外す器具が一緒についてくる。テンキーとは1〜10の数字を打つキーボード。10の”テン”まであるのでテンキーと通称呼ばれてる。

EPOMAKERテンキーと キーボードスイッチ(通称キースイッチ)
専用器具を使えばキーを押すときのキャップが、まず外れる

普通にキーボードを使っていたらあまり見ない光景だと思う。この通り、機械そのものは分解するのは怖いものだけど、外して自分好みのスイッチに変換することができるようだ。既存は茶色のスイッチが入っていて、茶軸と呼ばれる。色によって、反発力が違うようだ。僕はベッドの低反発、高反発の感覚で捉えているが、圧をかけることへの反発力の違いが、キーボードへのうち心地に関わっているようだ。今回は緑のスイッチに変えてみる。

既存の茶色のキースイッチを取る様子。
キースイッチと呼ばれるもの。机のホコリはお見苦しい。

既存のスイッチを外すときは、大人であれば、自分の思っている60%くらいの力で真上に引っ張ることでスポっと抜くことができた。2本の針が、大きな穴の所に刺さることで、押した信号がうまくパソコンに作動しているようだ。このカスタマイズ性を「ホットスワップ対応」と呼ぶようだ。ただ厳密にはより正確な表現があると思う。

キースイッチの装着完了。キーボードの見た目は何も変わらない。

取り替え完了後にカチカチしている動画も上げている。ネット上で、何が入ってるかもわからない動画をダウンロードしたい人なんていないだろうけど、音と映像がなければうち心地を上手く伝えきれないところがわびしかったので、添付してみた。既存のスイッチより今回替えたスイッチは反発が強くなり、バネの力が指に加わり、「カチッ!」と力が伝わってくる。打ちやすさは好みも分かれると思うが、指の神経を逆撫でずに自然なタッチでいくのか、神経にちょっとした刺激を加えて、キータッチにエンジンをかけていくのか。こうした思考錯誤を繰り返すこともキーボード沼に触れてみた楽しさだった。

またこのような怖いもの見たさ企画を誰が求めているのやも知らないけど、”感覚”を曖昧表現でもアンニュイなバランスで綴ってくれているブログを僕自身が見たいなと思っていた。キーボード沼に入るか迷っている方への参考になれば幸いだ。

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