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142.反面教師は大きなエネルギーを産む😉
私の会社には少し前まで名物役員がいた。
若い頃、部下として支えたが指導が厳しく、今の
時代で言えばアウト気味😆
ただ、もちろん尊敬できる部分も多々あり、その中
でも社内会議や研修などの場で感心するところが
あった。
それは、必ず手を挙げて質問を1番に行うこと。
本人曰く「スピーカーや講師へのリスペクトを
表すため」。
正直なところ、時々、芯を食わない質問🙋も
あり「何の趣旨だろう…?」「質問することが目
的化してる?」と思うこともなくは無い。
ただ、それでも場の空気が温まったり、質問が
続くキッカケになっていたし、講師にとっては嬉
しいことは間違いなかった
(部下への厳しさの裏にあった成長期待や愛情
は今となってはよく理解でき、感謝している)
私はその上司と少し違うタイプだが、共通点がある
とすれば「その場の空気を温めたり、和ませたり、
意味のあるものにしたい」ということ。
そして『そのための行動をしようとする』こと。
怒り、憤り、呆れ。
ポワーんと安気な私にもそんな感情が生じることが
ある。
少し前になるが、重要なテーマのオンライン会議
(出席者は100名弱くらい)の席で、主催者の説明が
理解出来なかったため、当然、質問をした。
(余談たが、こういう時、自分の理解度が
8割あったとしても、あえて少し低めの6割の
フリをして質問することが多い。なぜなら、
大勢いる参加者の理解度を底上げすることが
全体の生産性に効くし、回答する説明者の労力
もさほど変わらないからだ)
それに対し時々現れるこんな人がいる。
『そんな程度の低い質問は後で個別にしてくれ!
そんなことよりも……!!』
仮にこの方が非常に優秀で100%理解していると
してもこの時間は何が目的で、誰の時間なのだろ
う。と感じる。
少なくとも100人中、80人〜90人がこの会議時
間内に理解するもので無いと、開催の意味はない
その後、主催部署では電話やメール対応が山ほど
生じるはずだ。
そればかりか、こういったものの捉え方を皆の前
で示すことは、風通しやコミニュケーションの面
でとても大きい害があると肌で感じた
少し愚痴っぽくなったが、いい事もあった!
会議の後にある先輩が私にかけてくれた言葉。
「お前の質問はとても的を得ていたし、みんなも
同じ気持ちだった。全く気にすんな!」
どんな時も「今このアクションした方がいいの
か!?」と迷うこともあるが、概ね私はこういう
場合、動かなかった方が後悔するタイプだ。
それは、きっと、その場は好ましく無い状態に
なったとしても、何とか「これで良かったんだ」
と捉え直すことが出来る思考と、この先輩みたい
に拾ってくれる神(仲間)がいてくれるからだ。
反面教師から生じるエネルギーをプラスに転換
すること、誰かが同じ様になっていたら、えー声
を掛けられるおっさんになろう!
こういう思考もあの元上司、そしてこの先輩とも
共通点かも知れないw