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ゴースト&レディ観劇記録(前編)

劇団四季『ゴースト&レディ』千秋楽公演を生配信で観劇しました!

最後はとにかく泣いた泣いた😭
本当にいい作品でした。

『ゴースト&レディ』はずっと見たいなと思って東京遠征も頭をよぎりましたがやはり費用と時間が許してくれなかったので断念。そうしたらなんと千秋楽と前楽を配信するというので千秋楽公演を即購入しました。

今回も取り留めのない感想を前編後編に分けて綴っていきたいと思います。

キャスト

キャスト

フロー
フロー役の谷原さんはアナ雪以来です。実は谷原さんのエルサデビューのまさにその日に観劇しまして、レリゴー砲を浴び、声量オバケの恐ろしい俳優だと思った記憶があります笑

谷原さんは目が変わる俳優さんだなと思っていて、殺して欲しいと頼むとき、クリミアに行くことを決意するとき、看護婦として挫折したとき、グレイに恋心を抱いたとき…挙げたらキリはないですが、心が動くときの「目」の変化が伝わってきたのは配信ならではだと感じました

グレイ
萩原さん凄くよかったです。表情がコロコロ変わり、ダンスや決闘のシーンも身軽でお茶目なグレイだなと感じました。カーテンコールの際には千秋楽のご挨拶もありました。カテコではハグ待ちからのフローを持ち上げクルクル回り、最後にはキス待ちもしてて微笑ましかったです

ジョン・ホール軍医長官
野中さんはノートルダムの鐘以来です。ノートルダムの鐘では悪役フロローでしたが、この時も恐ろしかったのですが、今回も別のベクトルの恐ろしさがありました。

デオン・ド・ボーモン
岡村美南さんがとにかく美しかった✨
サントラ聴いた時から思ってはいたけど、立ち姿、所作、表情、歌声、殺陣、アクション何をとっても美しくて惚れ惚れしました。デオンの最期の「僕の最期は、天使を信じたシアターゴーストか。悪くない」というセリフで終わるのが凄く良いですね。フローとグレイへの最大の称賛ですよね。

その他
アレックス役の寺元さんはノートルダムの鐘でカジモド役で拝見したことありましたが、今回はフローの元婚約者の建築家としてカジモドとは違う柔らかい演技を見ることができました。

エイミー役の町島さんはアナ雪のアナ役とノートルダムの鐘のアンサンブルで拝見していましたが、表情豊かな印象です。今回は輝き続けるフローと無力な自分との乖離に心折れてしまった複雑な気持ちが「あなたが遠くて」のナンバーに現れてました。

ウィリアム・ラッセルとグレイは度々この物語のストーリーテラーになっていますが、ラッセルの存在があるからこそ、ミュージカルで描ききれない部分を上手く補えていたのかなと思います。ただのストーリーテラーだけでなく物語の中の人物としてフローを新聞記者という仕事で支える陰の立役者として意味のあるキャラクターだと感じました。

アンサンブルもヴィクトリア女王や、フローの父母などこの物語を彩るキャラクターが多かったですが、衣装チェンジ大変ですよね…

感想

配信ということなので、今回は見逃し配信を見ながら実況風に感想を綴ろうかなと思います。

第1幕
プロローグ
最初の火の玉からグレイが登場するシーンは初見ではかなりの衝撃でした。
[奇跡の夜に] 観客に自分の姿が見えてると驚き喜んでるグレイめっちゃかわいいです。「新作の初日だ」と言ってアンサンブルの歌声と共に幕が上がるときの高揚感はミュージカルならではですね。
第1場
[カゴの鳥の願い] フローに自分が見えてるとわかった時の萩原さんの軽い演技好きです。この歌の「殺して」と懇願する谷原さんフローの強い決意っていうのが歌声からしっかり伝わってきますね。[私の使命]谷原さんは「決意」「信念」が強いフローだなという印象を受けました。劇場に住み着くグレイがフローに押し負けて劇場を飛び出すことを決めたわけですが、この時点で面白いモノを見れると思っていたのかな…と思ってます。
第2場
[俺は違う] フローは緊張?怖がってる?のに対して、グレイは伸び伸びと楽しんでるギャップがいい。このシーンの好きなところのひとつが、フローに幽霊は人を襲うのかと聞かれた時の萩原さんグレイの「ははは」っていう高らかな笑い方です。いい表情されてるんでよね(配信だから分かることですが)。
第3場
馬車のシーンもですが壁抜けどうやってるの?純粋にこれだけが疑問です笑
「一通り家の中見てきた」という萩原さんの言い方に笑わずにはいられません🤣萩原さんの緩急の付け方が本当に良い👏
[サムシング・フォー] このミュージカルで何度かリプライズとして出てくる曲ですが、アレックスはいい人なんですよ。だけどどこかフローとは釣り合わない足りない部分がある気がしてならない…
[看護婦なんて] 平良さんの声がとてもいい笑
魂を麻痺させるところの演出は、漫画での表現を上手いこと舞台に落とし込んだなと思います。
[絶望のどん底で] フローとグレイのデュエットが印象的なこの曲ですが、谷原さんの死ぬ気で自分の使命に向き合おうと心に決めたときの歌声の力強さが「強いフロー」を表していると思います。
第4場

[走る雲を追いかけて] Theミュージカルソング。この曲の力強さは曲調にも現れますね。隊列組んで歌うところ、振り付け…なにをとっても覚悟を決めてクリミアに向かう様子が伝わります。演出でのこだわりを見ていたので特に印象的なシーンでした。
第5場
[助けはいらない] 看護団の全員がフローを頼りきりにして早速追い詰められるフロー。そんなフローとグレイの相性の良さというのがぼんやりとですが伝わってきました。
[世界一効く薬は] 看護婦、傷病兵、病院スタッフたちを励ます、これまたTheミュージカルナンバー。デッキブラシで床を磨く時谷原さんがドヤ顔でグレイを見てるんですけど可愛すぎません?
このシーンの包帯も巻けないエイミーというのは自分が苦しめられるひとつの要因となるところですよね。
このシーンでグレイとフローの間に「何か」が芽生えてますね( ˶ ᷇ 𖥦 ᷆ ˵ )
[これが戦争なのだ] グレイがホール長官に小言言った後にホールが何かを感じたのか振り返ったところで、グレイがすぐにフローの陰に隠れるところは数少ないキュートなグレイが見れるところです。「ドブネズミのくせに」とホールに言われた時グレイは動揺を見せるんですが、これが後々効いてきます。ホールの悪役っぷりが早速輝いてますね笑
[あなたの物語] なんて温かみのあるナンバー…😭絶対に生きて欲しい、戦場で命を落とすという人生の幕のおろし方はさせたくないフローの思いが感じられます。
[あの女は最悪] フローが笑いをとったと思えば、グレイが地団駄踏んでるナンバーだし、僕はこのナンバーでほっこりました笑
[あなたが遠くて] エイミーにとってフローは輝く光のような人。だけど、自分は看護婦として不甲斐なさを感じていて、憧れだけでは上手くいかない、そのギャップに苦しめられている。そんなエイミーにどこか同情してしまう自分がいます。
第6場
[これが戦争なのだ(リプライズ)] デオン様のお声が🥰
第7場
グレイとフローの間に恋心芽生えましたよね?完全に!! フローはずっとグレイのためにできることを探していた。熱熱ですな笑
[サムシング・フォー(リプライズ)] グレイはどんなに足掻いてもフローに触れることはできないのに、アレックスはそれができるグレイの切ない目が😭
[不思議な絆] 絆って言ってるけどそれ恋心では🤭
フローはグレイと出会えたことで自分を奮い立たせ行動できた、グレイはフローと出会えたことでこれまでは見ることのできなかった世界を見ることができた。萩原さんは噛み締めるように歌われていてコイツと出会えて本当に良かったと思ってるんですかね🤔
最後、ついにデオン様登場‼️「君がクリミアの天使か。ハハハ」これだけで白飯3杯はいけますね笑


谷原さんの力強さと繊細さ、萩原さんの優しさと愛を感じる1幕でした。2幕は後編で、、、、


続く

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