本日(10/2)、ラジオNIKKEIのマーケットプレス(9:15~9:30)に出演しました。
若干補足を加えた、簡単なメモを作成しました。
中東情勢
中東情勢を巡る地政学リスクが昨日かなり高まりました。ここまではあまり市場には影響してこなかったんですが、昨日はヨーロッパアメリカでかなり意識されたようですね
イランが関わってくるというと、これはやはり原油にも影響してくるということですので、その意味でもマーケットへのインパクトがありますね。
米国経済
昨日アメリカ債券買われたことは買われましたが、10年債、利回りは 0.05 ポイントの低下ということで取引を終えておりました。昨日はアメリカで月初ということで、 ISM 製造業を提供指数、それからジョルス雇用導体調査などの発表されておりました。
第 1 週というのは雇用関連の統計が集中するということで、8 月、 9 月はISM が悪化し、雇用もあまり良くないということで、マーケットにマイナスのインパクトが大きかったんですが、昨日出た指標についてはどう見てらっしゃいますか?
ナイキが決算を発表いたしました。こちらがあまり良くないということでNIKEの株価は時間外取引で 5.9% の下落、少し大きめの下落となりました。9四半期ぶりの減収減益ということですけれども、あのどちらかというとこうした。ビジネスに携わっているところの悪材料というのは気になりますね。
さて、アメリカは利下げ局面に入ったわけですが、前回 0.5% という FOMC の発表幅はどちらかというと予防的な効果があったという受け止め方がされているようですけれど、アメリカの景気が、それほど減速しないで済む場合、この後アメリカの金利やドルはどう動くとご覧になりますか?
米利下げと新興国経済への影響
これ以上あまりドルが売られないということですが、河北さんはnoteというツールで色々と今のマーケットの見方をお書きになってらっしゃるんですが、アメリカの利下げによる世界的なマネーフローの変化に注目していると書かれていらっしゃって、特にアメリカの利下げが新興国にどう影響が出るか、この辺りに関心があるということですね。
これまでは利下げしたくてもできなかったような、新興国がアメリカが利下げしたことによって、今後は利下げすることができる、そしてアメリカだけでなく、新興国の方も景気がよく回復してくるということがこれ、やはり世界経済にも良くなるということですから、そういう意味での、マネーフローの変化が考えられるということですね。
中国景気支援策
そして、世界経済への影響というところで、中国についてもかなり関心が高まっていて、ここまでは中国かなり厳しい状況だと、特に不動産不況をから起きる様々な負のインパクトが大きいということで、株価もだいぶ下がっていたんですが、 9 月下旬に相次いで発表されました。
経済支援策、金融緩和それから株式市場の支援策これが矢継ぎ早と言っていい状況ですけれど。株価対策は結構効果があったようですね。
スワッププログラムも5000億元ということなのですが、債券とかETFですとか、こう言ったものを担保に株を購入する資金を提供するということなんですね。
レバレッジもかけられるということですし、この自社株買いのための資金に低利融資する資金も3000億元からということですけれど、自社株買いをやろうとする企業にとってはかなり魅力的ということなんですね。
あと日本みたいだとおっしゃった。その PBR 1 倍の企業に対して改善プランのページを要求しているということなんですね。
とにかく株を上げるというこの施策ですが、結構中国の投資家の方々は株式投資をされてる方が多いとされていますので、資産効果という意味で内需に巡って押し上げる効果が期待できると言えるんでしょうか?
中国では国慶節の長いお休みが始まったのですけれども、やはり節約思考が強そうだというふうには言われていますよね?
少なくとも株価対策は効果があったという中国ですが、本当に景気が底入れできるかどうかっていうのは、もうちょっと時間がかかり、見極めに時間がかかるということですね。
不安定な日本株市場
日本株は相変わらず不安定な展開が続いています。アメリカ以上に変動率が大きい日も結構多いんですが。そもそも、日本株は、なぜこんなにボラティリティが高いんでしょうか?
石破政権誕生の影響
石破総理が誕生したわけですが、その警戒感も日本株を買いづらくしているという指摘があります。新しく誕生したこの石破政権に対する見方はいかがでしょうか?
石破総理となったことで、日銀の政策への影響はどうご覧になりますか?
石破さんが勝ったということが伝わった直後、大きく円高になりました。考えてみると、円高になるということは、インフレ圧力は緩和されるということにはなりますよね。
ということは、ますます、日銀は利上げをする必要性は低下するということにもなりますね。
世界の富裕層の運用は?
河北さんは ご著書「世界標準の資産の増やし方」などで世界標準となっている資産運用、海外富裕層の資産運用というのは、インフレや地政学リスクから資産を護ることを目的しているということをおっしゃっていらっしゃいます。
その観点で考えると、今はどのような運用方法が考えられますでしょうか?
その辺り資産運用に対する考え方、日本と少し違うところがありますよね。
河北さんのそうしたお考えですとか、日々のマーケットの見方などはnoteというツールの方で公開されていらっしゃいます。けれど、8 月に出されたご著書の方ではその辺りを含めてお話があるということですね。
マーケットプレス 前場 ラジオNIKKEI第1 2024/9/4(水)9:15-9:30の15分間で話しています。1週間は、ご視聴いただけます♪
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