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ドル円値動き考察10 ~ショートは偽物~

ドル円が 年初来高値を更新しています。

約半年で値をもどし、5/26にドル円 140.322円へ。

5/5の安値 133.738円 から 7円近く円安です。

2023年は 120円を目指す円高目線でいたのですが、為替相場はそう簡単には転換できないようです。

  1. 米国のインフレがおさまらない!

  2. 日銀が金融緩和を継続!

  3. 実需のドル買い!

これらが反転すると円高の根拠になりうる指標ですが、現状を鑑みると米国の利上げ停止や日銀早期の政策変更の可能性は低そうです。

ショーターに残された望みは、ドル円 145円の為替介入がありますが、
ここにきてそれも危うく思えてきました。

もしかすると、日本政府は円安を昨年よりも許容しているのではないか?

そう思うのは、昨年の円安相場で、日本の商社大企業が軒並み過去最高益を叩き出してしまったためです。加えて、政府税収も過去最高。

当初は円の価値が下がって悪い円安、とまで言われていたはずが、
実は真逆の現象が起きていたわけです。(日経平均は 31000円!)

これからしばらくは戦略を変更して、ロング優勢、短期ショート目線に切り替えるほうが有利かも知れません。

現在もよく見る、急落するような値動きは偽物で、投機筋のショートと言われています。これは、利益を得るためには売ったポジションを必ず買い戻すという意味です。


とはいえ、ショーターに望みはないのでしょうか?

まだ可能性があるとすれば

1. 日銀YCC修正
2. 8月の円転
3. 為替介入(スイス中銀)

円安ムードも、サプライズには警戒しつつ、
特に7月末から8月にかけてのロングは高確率で要警戒。

長期的に円高の可能性は残るも、世界情勢がサプライズ的に一変しない限りは、今年も円安がとまらない、かも?

(2023 5/26 22:30時点)

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