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ドル円値動き考察9 ~ショートに勝ち目はあるのか? ~

植田日銀、始動開始。4/28、植田新総裁、初の日銀会見が終了しました。

ふたを開けてみれば前々から示されていた緩和の継続。YCC修正も慎重に検討としながら現状維持。

会見を受けて、ドル円は2円上昇。

それだけ為替推移のボラティリティが激しいという事なのでしょう。

現在ドル円は広めのレンジ相場で、3/8の137.91天井~3/24の129.63底にし、そして4/28現在136円目前です。

前回考察では、3/29あたり下落トレンドの第4波がくると思ったのですが、
反落することなくそのままトレンドが上昇へ転換してしまいました。

GW直前、それを目の当たりにしてもドルロングは躊躇われます。

日銀緩和で再び怒涛の円安ですが、中長期的な上値更新にはやや懐疑的です。

米国利上げがもしかすると5月で打ち止めになるかもしれず、またFRCのような地銀破綻が、連鎖的にこれからまた起こるかもしれません。

さらに、ロングが躊躇われる理由に、GW明けの反対売買と8月の円転があります。

昨年の歴史的円安相場においても、5月はじめの円高(130.955~127.152)、8月(7月末から)の円高(136.579~130.391)があります。

また、日本政府はやたらとYCC修正や金利の変更を観測記事をだしながら探っているようにも思えます。

さらに145円台には為替介入が待っています。

日銀総裁には政府の子会社的宿命があるため、都合のよいインフレデータが得られれば、政策変更へ舵を切る可能性は捨てきれません。

今は、ロングでとれるところは短期で狙って、ショートはひたすらレバレッジを管理して耐えるのみ。(スワップきつい)

このままうまく逃げきりたい!
(2023 4/28 18:36時点)

※追記:18:40過ぎから136円へ突入。

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