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【息子】バレンタインは誰にでもやってくる。

ウバといいます。
訪ねていただきありがとうございます。




バレンタインだ。どうやらバレンタインだ。世間は賑わっているらしい。しかしどうだろう、私はまだチョコを食べていない。

チッ!

親になると子の心配事は尽きない。とくに心配性の私はとことん心配してしまう。過剰なほどに心配するのだから、嫌われないようにしないといけない。

息子さんは少しだけ学校が苦手だ。今は友達もいるようだし少しは安心しているのだが、その友達も本当に友達なのか?と疑う私は病気だ。

嫌がらせをされるのがイヤと聞けばその子を消す以外の解決策が浮かばないほどには心配で頭が回らない。もちろん今のところ処した経験はない。親というのは我慢を強いられる肩書のようだ。

そんな息子さんも何とか小学校に通っている。無理はしなくていい、キツイなら休めばいいとは伝えている。友達だって無理して作らなくてもいい、好きに生きていいんだと。

もちろん言葉とは裏腹に心配しまくっているのだが、それを表に出さないように必死だ。親というのは我慢を強いられる肩書なのだ。

そんな息子さんがバレンタインのチョコをもらった。しかも手作り。私の方が数倍長く生きているのに、私より先に手作りチョコをもらったのだ。

本来なら万死に値するのだが息子さんを処すわけにはいかない。親というのは我慢を強い…(以下略)

チョコをくれたのは同級生の男の子。その子は同じ産婦人科で1日違いで産まれた子だ。幼稚園も同じでずっと仲良くしているらしい。

実はその子からチョコをもらえるという事実を私は少し前から知っていた。先日の授業参観で本人から家の場所を聞かれていたからだ。

「〇〇(息子さん名前)ってさ、バレンタインにチョコレートもらったことないんやろう?だから僕が作って持っていくけんね!」と。

冗談だと思っていたが、まさか本当に持ってくるとは。息子さんはコ〇ナで休んでいたが、まさかの訪問に照れながら喜んでいた。

友だちが帰ってすぐに箱の中を確認しニコニコな息子さんを見て、こっちまで心がホクホクしてくる。

これからも嫌なことがあったりするだろうが、この子はきっと大丈夫だなと思った。

息子さんは幼いころ毎日のように嘔吐を繰り返す子供だった。どの病院に掛かっても原因はわからず。とにかく毎日のように吐いた。

心配性で仕方のない私も毎日のように吐くほど悩んだ。そのとき保育園の先生に言われた言葉がある。

「確かに〇〇君もきついと思います。お父さんだって心配でしょう。ですが立派に生きてますよ?ほらっこんなにマルマルに育ってます」

その言葉にどれだけ救われたか。心配し過ぎて息子さんのことをちゃんと見れてなかったことに気付いた。息子さんは今ダイエットが必要なほどに太っている。それはそれは立派に育っている。

親の心配事というのは心配のまま終わることがほとんどだ。心配することも大切だろうが、まずは信じてちゃんと見守ることが必要なのだ。




ここまで読んでいただきありがとうございます。
手作りチョコかあ……そんなもん要らないやいっ!




それでは、佐世保の隅っこからウバでした。

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