青ブラ5つの質問【青ブラ文学部】
山根あきらさんの企画に参加します。
「生前の商業的な成功」です。死んだら終わりですから。
「小説の意図を誤解している読者からの激しい称賛の声」です。
消去法ですが「痛烈な批判」を浴びたら立ち直れないと思います…
高野和明さんの「ジェノサイド」です。イラクで戦うアメリカ人傭兵と、日本で薬学を専攻する大学院生が交錯する、全世界を舞台にしたサスペンスSF小説です。2012年版「このミス」で1位になっています。
作戦の真意が早くも明らかになって、こんな速い展開で大丈夫なのか?と思っている間もなく、ぐいぐい引き込まれます。政治、軍事、化学など専門用語が飛び交う重厚な内容なのに、更に引き込まれる展開で強烈に記憶に残っています。
宮本輝さんの「ドナウの旅人」です。自分の人生で一番影響を受けている小説です。小説を読んだあと、実際にドイツに行ってドナウ川に沿って一人旅をしました。一人旅から帰ってきてから読んで(2回目)、一昨年 note で「ドイツ一人旅」を投稿するときに読みました(3回目)。また、一人旅をしたくなったら再読すると思います。
間接的になりますがnoteが知るきっかけでしたので、これも出会いのひとつとして紹介したいと思います。作者名は霜月透子さんです。
霜月透子さんを知るきっかけになったのは、毎週ショートショートnoteでお世話になっている、たらはかにさんです。
「今週のそーっとそーっとnote」で霜月透子さんの「レトルト彼」が紹介されていました。第16回坊ちゃん文学賞で佳作に選ばれた作品です。
タイトルから何となくストーリーが思い浮かびそうですが、それがとにかく見事なんです。このような作品を書いてみたいです!
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