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青ブラ5つの質問【青ブラ文学部】
山根あきらさんの企画に参加します。
[ Q1 ]
敢えて選ぶなら、どちらを求めますか?
「生前の商業的な成功」か?
それとも「死後の名声」か?
「生前の商業的な成功」です。死んだら終わりですから。
[ Q2 ]
敢えて選ぶなら、どちらを好みますか?
「あなたの小説の意図を深く読み取ってくれた読者からの的を射た痛烈な批判」がよいか?
それとも
「あなたの小説の意図を誤解している読者からの激しい称賛の声」。
「小説の意図を誤解している読者からの激しい称賛の声」です。
消去法ですが「痛烈な批判」を浴びたら立ち直れないと思います…
[ Q3 ]
今までに、ほとんど一度しか読んだことはないけれども、強烈にあなたの記憶に残っている小説はありますか?
差し支えなければ、その小説のタイトルもいっしょに教えてください。
高野和明さんの「ジェノサイド」です。イラクで戦うアメリカ人傭兵と、日本で薬学を専攻する大学院生が交錯する、全世界を舞台にしたサスペンスSF小説です。2012年版「このミス」で1位になっています。
作戦の真意が早くも明らかになって、こんな速い展開で大丈夫なのか?と思っている間もなく、ぐいぐい引き込まれます。政治、軍事、化学など専門用語が飛び交う重厚な内容なのに、更に引き込まれる展開で強烈に記憶に残っています。
[ Q4 ]
何回も繰り返し繰り返し読んでいるのに、それでもまたもう一度読みたいと思う小説はありますか?
宮本輝さんの「ドナウの旅人」です。自分の人生で一番影響を受けている小説です。小説を読んだあと、実際にドイツに行ってドナウ川に沿って一人旅をしました。一人旅から帰ってきてから読んで(2回目)、一昨年 note で「ドイツ一人旅」を投稿するときに読みました(3回目)。また、一人旅をしたくなったら再読すると思います。
[ Q5 ]
noteに投稿された作品の中(あなた以外の人が書いた小説)で、最も印象に残った作品の作者名(アカウント名)と、その作品名を教えてください。
(できればリンク先も貼ってください)
間接的になりますがnoteが知るきっかけでしたので、これも出会いのひとつとして紹介したいと思います。作者名は霜月透子さんです。
霜月透子さんを知るきっかけになったのは、毎週ショートショートnoteでお世話になっている、たらはかにさんです。
「今週のそーっとそーっとnote」で霜月透子さんの「レトルト彼」が紹介されていました。第16回坊ちゃん文学賞で佳作に選ばれた作品です。
タイトルから何となくストーリーが思い浮かびそうですが、それがとにかく見事なんです。このような作品を書いてみたいです!
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